最近ではすっかり姿を消してしまった2番アイアンですが、一部のプロゴルファーの間では今でも2番アイアンが使用されております。
ところで、2番アイアンのロフト角はどのくらいかご存知でしょうか。一般的なアイアンセットは5Iまでしか入っておりませんので、2Iのロフトは未知数ですよね。また2番アイアンのスペックに触れているサイトも少なく、情報収拾も難しいかと思います。
そこで、2番アイアンのロフトについて詳しくご紹介していきます。また2番アイアンのロフトのイメージが湧きやすいように、2Iのロフトと同じ程度ロフトのあるクラブにも触れております。
2番アイアンのロフト情報に興味のある方はぜひ情報収拾のご参考にしてくださいね。
目次
1. 2番アイアンのロフトの角度はどのくらい?
2番アイアンのロフト角は大体18度前後です。2番アイアンは市販モデルが少なくサンプルも少ないですが、基本的にはどのブランドのクラブもロフトは18度前後です。
一般的にゴルフクラブのロフト角は、メーカーやブランド毎にばらつきが多い特徴がありますよね。特に最近ではストロングロフトモデルのクラブが主流を占めています。市販モデルのまだ多い4Iに関しても、このような特徴が見受けられます。
これに関しては、『4番アイアンのロフト角の平均や目安ってどれくらい?』でモデル比較しておりますので、ぜひこちらの情報もチェックしてみてくださいね。
ただ当然ですが、ストロングロフトのゴルフクラブは2番アイアンまでラインナップしてません。
2番アイアンまでラインナップしている硬派なブランドでは、自然とトラディッショナルモデルのロフト角を採用しております。このため2番アイアンのロフトも同じような角度になってくるのですね。
2. 2番アイアンと同じロフトのクラブは?
2番アイアンのロフトは18度前後が一般的でした。それでは2番アイアンと同等のロフトを誇るゴルフクラブにはどのような種類があるのでしょうか。
まず挙げられるのは、フェアウェイウッドです。5wのロフトが大体18度前後になります。おそらくほとんどの方が5wを持っていらっしゃいますよね。5wのロフトのままアイアンになったクラブと思っていただくとイメージしやすいかもしれません。
またフェアウェイウッドの他にも、ユーティリティなどに互換クラブが発売されております。もしかしたら18度のユーティリティはあまり馴染みがないかもしれません。
それでも男子プロの場合、18度程度のユーティリティを使用している選手もいらっしゃいます。市販クラブでも、2UTは2Iと同じ程度のロフトになっております。
3. 2番アイアンのロフト角でボールはちゃんと上がるの?
2番アイアンのロフトは凄く立っておりますが、果たしてゴルフボールは上がるのでしょうか。意外かもしれませんが、ゴルフボールをティーアップしてショットすれば、それなりにボールは上がってくれます。
ただフェアウェイからの直置きショットだと、かなり低弾道で地面を這うようにボールが飛んでいくイメージです。もちろんこれはスイングのスピードが早ければの話で、スイングが遅いとすぐにボールが地面に落ちてしまいます。
ちなみにツアープロでも、2番アイアンを使用するときは基本的にティーアップします。フェアウェイから直置きで2番アイアンをスイングしているシーンはあまり見たことがありません。
最もツアープロの場合、セカンドショットは基本的にグリーンオンを狙ってます。2番アイアンは弾道が低すぎてグリーンに止めることが難しいですので、必然的に使用頻度も下がってくるのではないでしょうか。
4. 2番アイアンはドライビングアイアン?
ドライビングアイアンという言葉を耳にしたことはありますでしょうか。ドライビングアイアンとは、ドライバーの代わりとして使用できるアイアンのことを指します。
一般的に3Iよりもロフトの立っているアイアンをドライビングアイアンと呼称する場合が多いです。このため、2番アイアンは立派なドライビングアイアンに該当します。
もちろんドライバーのロフトは10度前後ですから、ドライバーと比較すればロフトにも余裕はあります。それでもドライバーの代わりにショットできるほど、飛距離も出るクラブということになります。
ちなみに2番アイアンの飛距離は、『2番アイアンの飛距離の平均ってどのくらい?レベル別の目安を徹底解説!』で詳しくまとめております。興味のある方は、ぜひこちらの記事もご確認してくださいね。
5. 2番アイアンをアドレスした印象
2番アイアンをアドレスしてまず思うことは、「これボール上がるのかな?」という感覚です。
ロフトが18度というと余裕のある感じもしますが、フェアウェイウッドとアイアンでは話が違います。感覚的には断崖絶壁のフェースといった印象です。ロフト的には5wと変わらないのですが、安心感がまるで違うのです。
ゴルフクラブは、3Iからロフトが急激に立ってくる感覚がありませんでしょうか。3Iのロフト角は『3番アイアンのロフト角の目安は?角度ごとの飛距離とおすすめな選び方!』でご紹介しておりますが、大体20度前後です。
2番アイアンはそこからさらにロフトが2〜3度立ってきますので、そこはまさに別世界といった感覚です。2番アイアンを所持されている方がお近くにいらっしゃいましたら、ぜひ一度そのロフトを体感してみてくださいね。
目安となる2番アイアンのロフトを知っておこう!
いかがでしたでしょうか。2番アイアンのロフトの角度はご確認いただけましたでしょうか。
2番アイアンのロフト角は、約18度前後になります。これだけではイメージが湧かないという方は、5wと同じくらいのロフトと思ってくださいね。
これだけロフトが立っていると、アドレスでほぼ断崖絶壁のように感じます。当然それだけボールも上がりづらいクラブです。
ただティーアップすれば、打てないこともありません。このようなことから、2番アイアンをドライビングアイアンと呼ぶこともありましたね。
もし2番アイアンに触れる機会がありましたら、ぜひそのロフトを体感してみてくださいね!