3番アイアンは基本的には単品購入になりますので、そのシャフトも自分で決めることができます。
他のアイアンセットと同じシャフトを購入する方法が一般的ですが、敢えて違うシャフトを選ぶ方法にもメリットがございます。
そこで、3番アイアンのシャフトの特徴や選び方を詳しくご紹介していきたいと思います。3番アイアンの購入を検討しているゴルファーは、ぜひ選び方のご参考にしてくださいね。
また3番アイアンの必要性に関しては、『3番アイアンの必要性ってどれくらいある?ゴルフのレベル別に徹底考察!』で考察しておりますので、興味のあるゴルファーはぜひこちらもご確認してください!
目次
1. 3番アイアンのシャフトの重量
まずは3番アイアンのシャフトの重量の選び方から確認していきましょう。
全てのゴルフクラブに共通することですが、クラブセッティングは番手が上がるに連れて重量を軽くしていくことが大事なポイントです。これはスイング時の番手ごとの違和感を無くすためですね。
ゴルフクラブの重量を決定するのはシャフトです。そこで3番アイアンの重量は、前後のゴルフクラブの中間の重量になるようにシャフトを選ぶことをおすすめします。
3番アイアンの重量を意識せずに購入してしまうと、ゴルフ場で他のクラブと併用してスイングするときに大きなミスショットをしてしまう可能性もあります。
そのような失敗を避けるためにも、3番アイアンとその前後のゴルフクラブの重量配分を大きく崩してしまわないようにシャフトの重量を選んでいきましょう。
2. 3番アイアンのシャフトの長さ
次に3番アイアンのシャフトの長さについて確認していきましょう。
ゴルフクラブの長さを決定しているのは当然シャフトの長さです。そこで3番アイアンを購入するときはシャフトの長さにも注目してみましょう。
標準的なシャフトの長さから、敢えてシャフトを長くするメリットや方法もご紹介しております。ぜひご確認してくださいね。
2-1. 3番アイアンの基本的なシャフトの長さ
アイアンセットには、番手が1つ大きくなる度にクラブの長さが0.5インチ長くなるという法則があります。
3番アイアンは残念ながらアイアンセットに含まれておりませんが、常識的に考えたらこの法則を3番アイアンにも引き継ぐことが理想ですよね。
4Iを持っているゴルファーなら4Iよりも0.5インチ長いシャフト、4Iがないゴルファーなら5Iよりも1インチ長いシャフトを目安に、3Iのシャフトの長さを選んであげると良いかと思います。
2-2. 敢えてシャフトを長くする方法もある
3番アイアンのシャフトを敢えて長くする考え方もありますので、簡単にご紹介いたします。
3番アイアンはロフト角が非常に立っております。そのためゴルフボールの弾道の高さを出するためには、かなりのヘッドスピードが必要になります。
ヘッドスピードはシャフトの長さが長ければ長いほど速くなるのが普通です。
一般的にはシャフトの長さが1インチ増えれば、ヘッドスピードも1m/s向上すると言われております。
そこでヘッドスピードの向上でボールの弾道を高くして飛距離を伸ばすために、敢えて長いシャフトの3番アイアンを購入するという方法もあります。
また3番アイアンのロフト角は、『3番アイアンのロフト角の目安は?角度ごとの飛距離とおすすめな選び方!』で詳しく解説しております。
このロフト角を見れば、ヘッドスピードが速くないとボールが上がらない理由も納得できるかと思いますので、ぜひこちらもご覧くださいね。
2-3. 3番アイアンのシャフトをさらに長くする
3番アイアンのヘッドスピードを向上させるために、さらにシャフトを長くするという選択肢もありますのでご紹介いたします。
とはいえ、市販されております3番アイアンのシャフトの長さはある程度決まっております。そのため、特別に長いシャフトの3番アイアンを作成するためには、ある秘訣が必要です。
その秘訣はズバリ「シャフトエクステンダー」です。これはゴルフクラブのグリップ部分にこの装置を取り付けることで、シャフトの長さを長くすることができる商品になります。
またこちらのシャフトは「シャフトカッター」で裁断することもできますので、ご自分のお好きな長さにカットして使用できます。
ただし全てのアイアンに使用できる訳ではございませんので注意も必要です。3番アイアンのシャフトの長さを延長したいゴルファーは、信頼の置けるゴルフショップの方にご相談されてみてはいかがでしょうか。
3. 3番アイアンのシャフトの素材
3番アイアンのシャフトの素材には、スチールとカーボンの2種類が存在します。
アイアンセットはスチールシャフトを使用している方でも、3番アイアンでカーボンシャフトを使用することもできます。
早速メリット、デメリットを確認していきましょう。
3-1. スチール素材のシャフト
3番アイアンの購入を検討しているゴルファーは、大半の方がスチールシャフトのアイアンを使用していると思います。
そこで3番アイアンを同じスチールシャフトにすれば、他のアイアンと同じ感覚でスイングすることができますよね。これは大きなメリットです。
反対にデメリットとしては、スチールシャフトはゴルフボールが捕まりづらく、またボールの弾道を出しずらい点が挙げられます。
もちろん他のアイアンではショット時の影響が少ないのですが、前述の通り3番アイアンはロフト角が立っておりますので、それだけシビアになってしまうのです。
3-2. カーボン素材
カーボンシャフトには、ゴルフボールを捕まえやすく、またボールの弾道の高さを出しやすい特徴があります。
3番アイアンの難しさをカーボンシャフトが補完してくれますので、3番アイアンとカーボンシャフトの組み合わせを好んで使用しているゴルファーもいらっしゃいます。
3番アイアンでボールが高く上がらないゴルファーにとって、ボールの高さが出しやすくなるのは大きなメリットですよね。
反対にデメリットとしては、他のアイアンでスチールシャフトを使用していた場合、スイングの感覚が大きく異なってしまう可能性があることです。
しかしカーボンシャフトにはたくさん種類がありますので、同じ感覚でスイングできる商品もきっと見つかります。
3番アイアンのシャフトをカーボンにする場合は、スイングの感覚も重視して選んでみてくださいね。
4. 男子プロでも3番アイアンにカーボンシャフトを使用する選手もいる!
男子プロでも3番アイアンのシャフトでカーボンを使用している選手はいらっしゃいます。その理由はやはり、高弾道のショットを打つことができるからです。
特にプロゴルファーが大会で使用しているグリーンは高速グリーンに仕上がっておりますので、高い弾道でゴルフボールをショットしないとグリーンにボールが止まってくれません。
またカーボンシャフトを使用することでスイング時のシャフトのしなりも大きくなりますので、ゴルフボールの飛ぶ飛距離アップにも繋がります。
強豪プロゴルファーは契約メーカーと共同してシャフト開発しております。自分のスイングに合ったカーボンシャフトを開発できればとても大きな武器になりますよね。
このような理由で男子プロでも3番アイアンにカーボンシャフトを使用するケースもあるのだと思われます。
5. シャフトの選び方は3番アイアンにとってとても重要!
いかがでしたでしょうか。3番アイアンのシャフトの特徴や選び方はご確認いただけましたでしょうか。
ゴルフクラブの選び方で最も大切なポイントは、シャフトの選び方と言われております。3番アイアンはとても難しいゴルフクラブですので、少しでも自分にあったシャフトのクラブを購入したいところです。
3番アイアンのシャフトを決める際は、上でご紹介した通り、重量や長さ、素材の観点から自分のスイングにベストなクラブを探してみましょう!
まだ3番アイアンの正しい打ち方がよく分からないというゴルファーの方は、ぜひ『これで3番アイアンの打ち方をマスター!綺麗なショットのコツを大公開!』も合わせてご覧ください!
また3番アイアンを購入したら、ぜひティーショットでも使用してみてはいかがでしょうか?
ティーショットで使用するメリットは、『3番アイアンでティーショット!上手な判断方法と打ち方のコツを解説!』でもご紹介しておりますので、ぜひご確認してくださいね。