ご自分のアイアンの飛距離がしっかり飛んでいるかって気になりますよね。アイアンの飛距離をチェックする時は、7番アイアンの平均飛距離が大切な指標になります。ゴルフショップの試打クラブも、基本的には7Iですよね。
そこで、7番アイアンの飛距離の目安を、「飛ぶ人」「平均」「飛ばない人」のカテゴリーに分けて、体系的にご説明していきます。もちろん女性の方の飛距離目安もご紹介していきます。参考までにプロゴルファーの7Iの飛距離も掲載しておりますので、腕に自身のある方は目標にしてみてくださいね。
また冒頭では、7番アイアンの飛距離を追求するがあまり陥りがちな「落とし穴」にも触れております。ゴルフ上達の上でとても大切なポイントですので、こちらも併せてご確認してくださいね。
それでは、7番アイアンの平均飛距離を確認していきましょう!
1. 7番アイアンの飛距離を比較する前に注意して頂きたいこと
ご自分の7番アイアンの飛距離と平均を比較する前に、ぜひ押さえていただきたいポイントが3点ございます。
効率的にスコアアップに繋げていくためにも大切な考え方ですので、ぜひご確認してくださいね。
1-1. 7番アイアンで大切なのは平均飛距離!
7番アイアンの飛距離の目安が頭に入ると、どうしてもその飛距離よりもボールを飛ばしたくなってしまいますよね。闘争心の強い方なら、なおさらその傾向があるのではないでしょうか。
打ちっ放しで練習する時、7番アイアンでどこまでボールが飛ぶか競って、フルスイングをし続けた経験はございませんでしょうか。何回かフルスイングすると、会心の当たりで凄く飛距離の出るショットを打てると思います。
ただその飛距離を基準にしてしまうと、なかなかグリーンまでボールが届いてくれないこともありますよね。これではスコアも伸び悩んでしまいます。
もちろん7番アイアンで最大飛距離を伸ばすことも大切です。ただゴルフ場で好スコアをマークするためには、安定して同じ飛距離をショットすることの方が優先度が高いです。
7番アイアンの平均飛距離を意識しすぎるがあまり、ゴルフボールを飛ばすための練習にならないように気をつけてくださいね。
1-2. 7番アイアンは飛距離よりも方向性が大事!
7番アイアンはグリーンを狙うクラブですよね。グリーンを狙うためには、方向性が大切になります。
飛距離を意識しすぎると、どうしても方向性が不安定になりがちです。飛距離を伸ばそうと力が入る余り、左への引っ掛けやフックのミスショットが増えてきたらイエロー信号です。
7番アイアンは絶対にOBを打ってはいけないクラブです。練習の時からしっかりターゲット方向を意識して打ち込んでいきましょうね。
また7番アイアンのショットが安定しない場合は、『7番アイアンで安定したスイングを!大切な基本と上達のポイントを総まとめ!』も確認してみてください。7番アイアンで安定したスイングを習得できれば、それだけスコアアップに直結しますよ!
1-3. 同じ7番アイアンでもクラブごとにロフト角が違う
7番アイアンの飛距離を比較する時に、クラブのロフト角は大切なポイントです。初心者の方には聞き慣れない言葉かもしれません。
ロフト角とは、「シャフトとフェースとの角度」とイメージしてみてください。ロフト角が小さくなるほど、ゴルフボールの飛ぶ飛距離も伸びてきます。
最近の7番アイアンのロフト角は、32度前後が標準的な数値になります。ただクラブによっては、このロフト角が大きく異なっている場合がございます。「爆飛び」とも称されるゴルフクラブの中には、7番アイアンで26度のロフトを誇るクラブも発売されております。
同じ7番アイアンでも、「32度」と「26度」では2番手ほど飛距離が異なります。ライバルの方の7番アイアンが飛ぶのは、もしかしたらロフトの違いが影響している可能性もあります。
爆飛びアイアンでライバルに差をつけたい方は、『7番アイアンで180ヤードは誰でも狙える!爆飛びアイアンの秘密とおすすめクラブ3選!』もチェックしてみてくださいね。
2. プロvsアマチュア!7番アイアンの飛距離を徹底比較
それでは7番アイアンの飛距離の目安を確認していきましょう。まずは下の表をチェックしてみてください。
男子プロ・アマチュア男性・アマチュア女性のカテゴリーから、飛距離の目安をまとめてみました。まずはご自分がどの層に該当するのかをチェックしてみてくださいね。
下記にそれぞれの方の特徴や、飛距離アップのコツを掲載していますので、併せてご確認してくださいね。
レベル | 飛ぶ人 | 平均 | 飛ばない人 |
---|---|---|---|
プロゴルファー | 180Y〜210Y | 170Y〜180Y | 160Y〜170Y |
アマチュア男子 | 150Y〜160Y | 140Y | 120Y |
アマチュア女子 | 120Y | 90Y | 70Y |
2-1. 男子プロゴルファーの飛距離:160ヤード〜210ヤード
男子プロといえど、7番アイアンの飛距離は選手ごとに大きく異なってきます。大型の男子プロなら200ヤード以上ショットする選手もいらっしゃいます。男子プロの平均的な飛距離を挙げると、170〜180ヤード程度になります。
7番アイアンでこの領域の飛距離まで飛ばしたい方は、『目指せ7番アイアンで170ヤード!ヘッドスピードの目安とおすすめな練習方法を大公開!』の記事もご参考にしてくださいね。
一方で、7番アイアンで160ヤード程度のプロの方もいらっしゃいます。もちろんフルスイングすればもっと飛びますが、方向性を優先させているのですね。この考え方はとても勉強になりますよね。
2-2. アマチュアゴルファーで飛ぶ人:150ヤード〜160ヤード
アマチュアゴルファーの方で、7番アイアンの飛距離が150ヤードを超えていれば立派な飛ばし屋です。おそらく同伴プレイヤーの中でも、かなり飛ぶ方ではないでしょうか。
特に7番アイアンで160ヤードくらい飛ぶと、コース攻略の幅も非常に大きくなってきます。
7番アイアンで160ヤードを目標にされている方は、『7番アイアンで160ヤード打つために!飛距離アップのコツやスイングのポイントを解説!』もご参考にしてくださいね。160yd飛ばすためのスイングや考え方を徹底解説しております。
2-3. アマチュアゴルファーで平均的な人:140ヤード前後
7番アイアンのアマチュアの平均飛距離は、140ヤード前後になります。もう少しボールを飛ばしたいと思われている方も多いのではないでしょうか。
この層に該当されている方は、ヘッドスピード的にもっと飛距離の出る可能性が高いと言われております。
そこで次のステップとして、7Iで150ヤードを目標に練習されるのもおすすめです。この方法に関しては『7番アイアンで飛距離150ヤードを飛ばすには?必要なヘッドスピードとスイングのコツ!』で詳細に解説しております。
無理なく飛距離アップできる可能性もありますので、ぜひご参考にしてくださいね。初心者の方は、まずはこの140ヤード以上を目標に練習してみましょう。
2-4. アマチュアゴルファーで飛ばない人:120ヤード以下
7番アイアンで120ヤード前後の方もいらっしゃるかと思います。初心者のうちは、どうしても飛距離が不足してしまいがちです。7番アイアンの飛距離は余り意識せず、正しい打ち方のポイントを意識して練習してくださいね。
7番アイアンの打ち方は、『すぐに上達!7番アイアンのきれいな打ち方のコツと練習方法を徹底解説!』で解説しております。ぜひ練習のご参考に活用してくださいね。
一方で、ゴルフ経験のある方は、スイングのエネルギーにロスのある可能性が高いです。このロスを改善すれば、簡単に飛距離アップを実現できます。
7番アイアンが飛ばない原因は、『7番アイアンが飛ばないのはなぜ?その原因と飛距離アップのコツを徹底解説!』で詳細に解説しております。少し意識を変えるだけで飛距離が伸びますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
2-5. 女性ゴルファー:70〜120ヤード
女性の方は、7番アイアンの飛距離の目安も大きく異なってきますよね。女子プロなら、7Iで150ヤード程度はボールが飛びます。ただ一般的な女性の方がここまでボールを飛ばすは難しいですよね。
女性の7番アイアンの飛距離は、90ヤードが平均と言われております。飛ぶ女性の方で120ヤード、初心者や飛ばない方で70ヤードが目安になります。
女性の7番アイアンの飛距離に関しては、『女性の7番アイアンの平均的な飛距離の目安はどれくらい?もっと飛ばすにはどうするの?』で詳細にまとめております。
女性ならではの飛距離アップテクニックも掲載しておりますので、ぜひご確認してくださいね。
3. まずは7番アイアンの飛距離を把握してゴルフの目標達成に繋げよう!
いかがでしたでしょうか。7番アイアンの飛距離の目安は、アマチュアで140ヤード前後と言われております。この飛距離に到達されていない方は、まずはこの数値を目標に練習してみてくださいね。
一方ですでにこの数値をクリアされている方は、段階的に150ヤードや160ヤードと飛距離を伸ばしていくのも素晴らしい目標だと思います。
この際は冒頭でもご紹介した通り、くれぐれもゴルフボールを飛ばすための練習にならないように気をつけてくださいね。7番アイアンはグリーンを狙うためのクラブです。平均飛距離と方向性を意識ながら、徐々に飛距離アップを目指していきましょう。
それでは、7番アイアンの飛距離の目安を把握して今後のゴルフの目標に繋げていきましょう!