普段ティーショットはドライバーで打ちますよね。でもちょっと待ってください。もしあなたがスコア100台で伸び悩んでいるゴルファーの方なら、ティーショットをドライバーからスプーンに変えるだけで簡単に100を切れてしまうかもしれません。
プロゴルファーでもティーショットはドライバーとスプーンで使い分けています。この使い分けの判断基準は気になりませんか?
そこで、ティーショットをドライバーの代わりに3番ウッドで打つことのメリットについて、スプーンで打った方がスコアが安定しやすい状況を交えながら徹底的に考えていきたいと思います。
ティーショットをいつもドライバーしか使っていないゴルファーの方は必見ですよ!
目次
1. ティーショットに3番ウッドをオススメする理由とメリット
ティーショットはどうしてもドライバーで打ちたいものですよね。でもドライバーより3番ウッドで打った方がスコアがまとまるなんてことはよくあることです。
そこで、ティーショットをドライバーの代わりにスプーンで打つメリットについてまずは見ていきましょう。
1-1. そもそも、スプーンって何?
もしかしたら”スプーン”という言葉を初耳のゴルファーの方もいるのではないかと思い、念のためご紹介します。スプーンは3番ウッドのゴルフクラブをさします。
3番ウッドを持っていないゴルファーの方は、5番ウッドを基準に考えていただければ問題ありません。ちなみに5番ウッドはクリークと言いますので参考に覚えておきましょう。
1-2. 3番ウッドはドライバーより方向性が安定する
3番ウッドでティーショットすることの最大のメリットはドライバーよりもゴルフボールの方向性が安定することです。まずはその理由を見ていきましょう。
まずはヘッド形状の大きさの違いに秘密があります。ドライバーはヘッド形状が大きく、スプーンはヘッド形状が小さくなっていますよね。初心者のゴルファーの方は、ヘッドが大きいドライバーの方が易しいと勘違いしてしまいそうですが、そうではありません。
ヘッド形状が大きいということはそれだけヘッドのかえりが悪くなるということです。その結果インパクトの瞬間にフェースが開いた状態でゴルフボールにインパクトしてしまい、スライスしやすくります。これは初心者のゴルファーの方がスライスしやすい原因の一つですね。
その点、3番ウッドはヘッドが小さいですのでヘッドのかえりがよくなり、スライスしにくくなって方向性が安定します。
またドライバーよりスプーンの方が方向性が安定する理由として、スプーンの方が若干ですがクラブのシャフトが短い点が挙げられます。シャフトが短い方が打ちやすいのはイメージしやすいですよね。
ドライバーのシャフト長とスプーンのシャフト長の些細な違いがショットしたゴルフボールの行方に致命的な違いをもたらすのだからゴルフは怖いですね。
1-3. 3番ウッドはドライバーより飛距離が出る!?
特に初心者のゴルファーの方は、ドライバーより3番ウッドの方が飛距離が飛ぶかもしれません。
初心者ゴルファーの方は、ドライバーだとどうしてもスライスが強くかかってしまいますよね。それだけ飛距離がロスしてゴルフボールは飛んでくれませんので、スライスしづらいスプーンの方がかえって飛距離が出るなんてことはよくある話です。
是非、初心者のゴルファーの方は、ドライバーと3番ウッドのどちらが飛距離が出ているか比較してみてください。もしかしたら3番ウッドの方が飛距離が出ているかもしれませんよ!
スプーンの飛距離についてもっと詳しく知りたいという方は、下記の関連記事の目安とも比較してみてくださいね。
2. スプーンティーショットがおすすめのホール
ドライバーの代わりにスプーンでティーショットすることの最大のメリットは、ショットした際のゴルフボールの曲がり幅が少ないことでしたね。とはいえ、ラウンド中の全てのホールでスプーンでティーショットした方が良いと言っている訳ではありません。
実際、ティーショットを殆どスプーンで打つプロゴルファーも確かにいますが、アマチュアゴルファーの方が同じことをしてもストレスが溜まってしまい、精神衛生上もよくありません。
そこで、ドライバーの代わりにスプーンでティーショットした方がスコアがまとまりやすいホールの特徴を見ていきましょう。
2-1. フェアウェイが狭いホール
ドライバーの代わりに3番ウッドでティーショットすることがおすすめのホールとして、まずは「フェアウェイが狭いホール」が挙げられます。
ドライバーはどうしても曲がりやすいですので、フェアウェイが狭く最悪OBまであり得るホールに来た時に、ドライバーの代わりに曲がりにくいスプーンでティーショットするのです。これは決して”せこいゴルフ”という訳ではありません。
プロゴルファーでもフェアウェイが狭い時は3番ウッドでティーショットします。このように、状況に応じて使用するクラブを選択することを”コースマネジメント”と言います。同伴プレイヤーの方の目線を気にすることなく、自信を持ってドライバーの代わりにスプーンを握っていきましょう。
2-2. 距離が短いホール
ドライバーの代わりに3番ウッドでティーショットするのにおすすめのホールとして「距離の短いホール」も挙げられます。これは少し意外ではないでしょうか。その理由をご説明しましょう。
距離が短いホールということは、ティーショットで無理にドライバーを使わずにスプーンでティーショットしても、セカンドはショートアイアンでグリーンを狙うことができますよね。
もちろん、ドライバーで会心の当たりが出ればセカンドはウェッジでグリーンを狙うことができるでしょう。但し、ドライバーは曲がりやすいですので当然リスクも高くなります。
距離の短いパー4でスコアを崩しているアマチュアゴルファーの方は意外と多いです。そこでティーショットはスプーンで確実にゴルフボールをフェアウェイへ打ち、セカンドをショートアイアンでグリーンに乗せるのです。
ショートアイアンは比較的打ちやすですので、ゴルフボールをグリーンへ乗せやすいですよね。これも立派なコースマネジメントですよ。
3. ティーショットを3番ウッドで打つ際の注意点
スプーンティーショットのメリットは十分にご理解いただけたのではないでしょうか。次回のゴルフラウンドでは是非積極的にドライバーの代わりにスプーンのティーショットを活用してみてください。
但し、普段ドライバーでしかティーショットしたことのないゴルファーの方が、いきなり3番ウッドでティーショットしてもミスショットしてしまう可能性があります。人間は普段やっていないことをいきなりやってもできないことが多いですよね。
そこでこれからドライバーの代わりにスプーンティーショットを試してみようというゴルファーの方は、必ずラウンドの前に練習場でゴルフボールをティーアップして練習してください。
また、その際にも自分に合ったゴルフボールのティーの高さを見つけるように意識することも忘れないでくださいね。スプーンのゴルフボールのティーの高さは大丈夫ですか?
ゴルフボールのティーアップの高さについては、「初心者必見!ゴルフクラブごとの正しいティーアップの高さを徹底解説!」に詳しくまとめてありますので、是非確認して見てくださいね!
4. 3番ウッド(スプーン)のティーショットをマスターしよう!
いかがでしたでしょうか?ドライバーはどうしても曲がりやすいクラブです。ティーグラウンドに立った際、フェアウェイを見て「狭い!」と思ったら迷わず3番ウッドでティーショットしてみてください。
もしあなたが100切りに苦戦しているゴルファーの方なら、ティーショットをスプーンにするだけでOBが激減して、あっさり100切り達成!なんてことも十分にありえます。
この機会にご自分のティーショットを振り返っていただき、コースマネジメントに基づいたティーショットができているか確認してください。そんな時スプーンは必ずあなたの武器になるはずです!