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ゴルフクラブの中でもユーティリティーは、初心者の方でも打ちやすいクラブですよね。それだけに使用しているゴルファーの方も多いのではないでしょうか。
もちろんユーティリティーが初心者向けのクラブと言っているつもりは毛頭ありません。実際にプロゴルファーでもユーティリティーの使用率は年々増加しておりますよね。
ところで、ご自分のユーティリティーの飛距離が人並みに飛んでいるか気になったことはありませんか？そんな時に飛距離の目安はとても参考になる指標です。
飛距離の目安は自分のスイングを見つめ直すきっかけにもなりますので、是非知っておきたいものですね。
そこで初心者ゴルファーの方にも分かりやすいように、ユーティリティーの飛距離の目安について詳しくご紹介していきたいと思います。
また後半ではユーティリティーの飛距離アップ方法もご紹介しておりますので、是非ご参考にしてみてはいかがでしょうか。
目次
1. ユーティリティーの特徴とメリット
まずはユーティリティーというゴルフクラブの特徴をみていきましょう。ユーティリティーは一言でいうと「フェアウェイウッドの長所とアイアンの長所を掛け合わせたゴルフクラブ」とよく表現されます。
初心者ゴルファーの方はこれだけではよくわからないと思いますので、初心者の方にも分かりやすいようにもう少し詳しくご説明していきますね。
この表現の意味がわかると、なぜユーティリティーが初心者ゴルファーの方にも打ちやすいゴルフクラブなのかよく理解できますよ！
1-1. フェアウェイウッドとアイアンの長所と短所をおさらい
まずはおさらいとして、フェアウェイウッドとアイアンのそれぞれの特徴についてご紹介していきたいと思います。
ユーティリティーの特徴を理解する上で、フェアウェイウッドとアイアンの長所・短所を抑えておくことは欠かせません。まずはこちらからしっかりと確認していきましょう！
フェアウェイウッドの長所と短所
フェアウェイウッドの長所といえば、きちんとボールにクラブが当たるとかなりの飛距離が出ることでしょう。またヘッドが大きいので多少ダフっても上手くヘッドが滑ってくれ、そこそこボールが飛んでくれる点も挙げられます。
反対にデメリットは、シャフトが長いのでゴルフ初心者のうちはスイング軌道が安定しづらく、ゴルフボールを綺麗に打つことが難しいことが挙げられます。
アイアンの長所と短所
次にアイアンをみていきましょう。アイアンの長所はシャフトが短いため、スイング軌道が安定しやすく、ゴルフボールを綺麗にショットしやすい点が挙げられます。
反対にデメリットはヘッドのソールが薄いためダフってしまうと全然ゴルフボールが飛ばない点や、フェアウェイウッドみたいにゴルフボールを遠くへ飛ばすことが出来ない点が挙げられます。
1-2. ユーティリティーがゴルフ初心者にも打ちやすい理由
そこでフェアウェイウッドの長所とアイアンの長所を活かしつつ、短所を改善して登場したゴルフクラブがユーティリティーになります。
ユーティリティーのシャフトの長さは、フェアウェイウッドと比較してかなり短くなっております。そのため操作性が格段によくなり、初心者ゴルファーの方でも比較的簡単に綺麗にゴルフボールをショットすることができます。
またユーティリティーのロフト角は番手にもよりますがフェアウェイウッドのロフト角とほとんど同じになっています。そのためアイアンよりもボールを簡単に遠くへ飛ばすことができます。
さらに、クラブヘッドのソールをアイアンよりもかなり大きくすることで、アイアンの苦手であるダフリショットの許容性まで広げているのです。
以上を整理すると、ユーティリティーは「比較的簡単にゴルフボールを遠くへ飛ばすことができ、ダフリにも強いクラブ」と表現できますね。まさにゴルフ初心者の方にはうってつけの大変おすすめなゴルフクラブになりますね。
2. ユーティリティーの飛距離目安はどれくらい？
ユーティリティーがゴルフ初心者の方にもおすすめできる理由を、よく理解いただけたのではないでしょうか。そこで次はユーティリティーで実際に何ヤード位ゴルフボールが飛ぶのかの目安をみていきたいと思います。
ユーティリティーのヘッドスピードまで把握していない初心者の方でも目安がわかりやすいように、ヘッドスピードではなくドライバーの飛距離を基準に説明していきます。
またユーティリティーにはロフト角が17度〜27度くらいまでの商品がラインナップされております。
ここでは、ユーティリティーのロフト角の中でも最も一般的なロフト角21度のユーティリティーを取り上げて飛距離の目安をご紹介していきます。番手でいうと4番ユーティリティーか、メーカーによっては3番ユーティリティーになります。
なお、他のロフト角の飛距離目安も知りたいというゴルファーの方はロフト角の選び方も含めて「必見！ユーティリティーのロフト角ごとの飛距離とおすすめの選び方！」に詳しくご説明しておりますので、そちらも是非併せてご参照ください。
| ゴルファーのレベル | 飛距離 |
|---|---|
| プロゴルファー | 210〜230ヤード |
| 飛ぶアマチュアゴルファー | 190〜205ヤード |
| 平均的なアマチュアゴルファー | 170〜190ヤード |
| 飛ばないアマチュアゴルファー | 150〜170ヤード |
2-1. 男子プロゴルファー
ドライバー目安：280ヤード前後
21度Uの飛距離目安：210〜230ヤード
男子プロゴルファーは21度ユーティリティーで最低でも210ヤードくらいは飛び、男子プロのなかでも飛ばし屋と言われる人だと230ヤードくらいはボールが飛びます。
アマチュアゴルファーの方がこのレベルへ到達することは、なかなか難しいですよね。あまり目安にはなりませんが、男子プロの凄さがよくわかると思いますので、ご参考までに紹介いたしました。
2-2. アマチュアで飛ぶゴルファー
ドライバー目安：240〜270ヤード前後
21度Uの飛距離目安：190〜205ヤード
アマチュアゴルファーでドライバーの飛距離が250ヤードを超えるようなロングヒッターの方は、21度ユーティリティーで大体200ヤード前後の飛距離が目安になります。
このレベルの飛距離を安定的にショットできるゴルファーの方は、アマチュアの中でもかなりの上級者に該当しますよね。
当たればこのくらい飛ぶけどスイングが安定しないと悩んでいるゴルファーの方は、『ゴルフのスイングが安定しない！その原因を克服する3つのコツと練習方法！』もご参考にしてくださいね。
2-3. アマチュアゴルファーの平均
ドライバー目安：210〜240ヤード
21度Uの飛距離目安：170〜190ヤード
アマチュアゴルファーの平均的な21度ユーティリティーの飛距離目安は180ヤード前後になります。
この層のゴルファーの方は、ドライバーの飛距離目安どおりに適正飛距離が出ている方と、ドライバーのわりにゴルフボールが飛んでいない方に別れます。是非、ご自分がどちらのパターンか考えながら次章も読んでいただければ幸いです。
ゴルフ初心者の方は、まずは180ヤードを目安に練習されてはいかがでしょうか。
2-4. アマチュアで飛ばない人
ドライバー目安：210ヤード未満
21度Uの飛距離目安：150〜170ヤード
アマチュアゴルファーで飛ばない人の21度ユーティリティーの飛距離目安は160ヤード前後になります。この層のゴルファーの方は、ユーティリティーに限らずゴルフクラブ全般のスイングに何らかの問題がある可能性があります。
ユーティリティーの飛距離アップの方法は次章でご説明しておりますが、この機会に是非一度、ご自分のスイングを見直されてみてはいかがでしょうか。きっと今よりももっともっとボールが飛ぶようになりますよ！
3. ユーティリティーの飛距離を目安以上に伸ばす方法
ユーティリティーの現状の飛距離に満足されていますでしょうか？まだまだ物足りないというゴルファーの方も多いのではないでしょうか。そこでこの章ではユーティリティーの飛距離を伸ばす方法をご紹介していきたいと思います。
本題に入る前に、上で紹介したユーティリティーの飛距離目安とご自分のユーティリティーの飛距離を比較してみてください。ユーティリティーの飛距離目安どおりにボールが飛んでいるゴルファーもいれば、残念ながら番手の目安どおりの飛距離が出ていないゴルファーもいるのではないでしょうか。
それぞれの方でユーティリティーの飛距離を伸ばしていく練習方法は異なります。
そこで、それぞれのゴルファーの方がどのような練習をしていけばユーティリティーの飛距離アップにつながるのかを、初心者の方にも分かりやすいようにご説明していきます。
3-1. ドライバーの目安どおりに飛距離が出ていないゴルファー
ドライバーの飛距離のわりにユーティリティーが目安どおりに飛んでいないゴルファーの方は、自分のスイングのエネルギーをゴルフボールに伝えきれていない可能性が高いです。
ユーティリティーの飛距離が飛んでいない方の原因としては、「芯に当たっていない」「スイング軌道が悪い」「インパクトの手前でヘッドスピードが最大になっている」などの理由が考えられます。
これらはアイアンで番手どおりの飛距離が飛ばない理由と同じですね。原因と対策となる練習方法は「すぐに効果が出る！アイアンで飛距離アップするスイングのコツと練習方法！」に詳しく解説しておりますので是非確認してみてください。
まずは自分のスイングのどこの部分が悪いのかを分析し、その部分を重点的に練習していくことで必ず本来のユーティリティーの目安どおりの飛距離が出るようになりますので、アイアンと同時に飛距離アップしていきましょう！
3-2. ドライバーの目安どおりに飛距離が出ているゴルファー
ユーティリティーの番手の目安どおりの飛距離が出ているゴルファーの方は、きちんとしたゴルフのスイングができている証です。
ゴルフ場でラウンド中も自信を持ってショットしていってください。とはいえ、プロゴルファーの飛距離をみてしまうと、まだまだボールを飛ばしたい欲求に狩られてしまいますよね。
ユーティリティーの番手の目安どおりの飛距離を飛ばしているゴルファーの方がさらにゴルフボールを遠くに飛ばすためには、ヘッドスピードを上げるしかありません。
しかしアマチュアゴルファーがヘッドスピードを上げようと意識するとスイングに力が入ってしまい、結果スイングが乱れてしまいがちです。
そこでスイングを乱さずに飛距離アップできるおすすめの方法が、自宅でも簡単にできる「筋トレ」になります。
1日5分程度の筋トレで確実に飛距離アップにつながり、しかも飛距離が安定する筋トレメニューは『7番アイアンのヘッドスピードはどれくらいが最適？飛距離との関係と速度を上げる練習方法！』でご紹介しておりますので、是非そちらをご確認してみてください。
4. ユーティリティーの飛距離目安を把握してゴルフ上達間違いなし！
いかがでしたでしょうか。ご自分の飛距離は目安どおりに飛んでいましたでしょうか。こらから練習場で練習される際は、上で紹介した目安の飛距離が出ているかを是非確認してみてください。
適正飛距離が出ているゴルファーもそうでないゴルファーも、今後のゴルフ上達のヒントになること間違いありません。ユーティリティーというゴルフクラブを味方につけてゴルフのスコアアップにつなげて行きましょう！
またユーティリティーは前半でご紹介しました通り、ゴルフ初心者の方でも打ちやすいゴルフクラブになります。まだ持っていないというゴルファーの方は、是非購入されてはいかがでしょうか。
ユーティリティーの番手の選び方と飛距離の目安は『必見！ユーティリティーのロフト角ごとの飛距離とおすすめの選び方！』に詳しく解説しておりますので、こちらも併せてご確認くださいね。
