男子プロが2番アイアンでティーショットしているシーンをテレビで見ると、自分ならどのくらいの飛距離が出るのか気になってきますよね。
すでに3Iをティーショットに使用しているゴルファーの方なら、なおさら2Iのティーショットには興味が湧くかと思います。
そこで、2番アイアンでティーショットした時の飛距離について考察していきたいと思います。また男子プロが2番アイアンでティーショットする理由や、2Iのティーショットを練習する時のコツにも触れております。
2番アイアンでのティーショットに興味のある方は、ぜひご参考にしてくださいね。
目次
1. 2番アイアンでティーショットした時の飛距離はどのれくらい?
まずは、2番アイアンでティーショットした時の飛距離の目安から確認していきましょう。
男子プロのトーナメントを観戦する上でも興味深いですよね。ここでは男子ツアープロ選手とアマチュアゴルファーの場合を比較しておりますので、早速チェックしていきましょう。
みんながティーショットでどれくらいの飛距離を出しているのかを目安にして、ご自分の目標設定に活用してくださいね。
1-1. 男子ツアー選手の飛距離
男子ツアー選手の中でも海外の飛ばし屋と言われるトッププロたちの場合、2番アイアンでティーショットして250ydから270yd程度の飛距離を出します。
一方で日本人ツアープロの場合、2番アイアンの飛距離は220ydから240yd程度になると思われます。海外の選手と比較すると、飛距離が落ちていることが見て取れますね。
日本人選手は海外のプロと比較して体型が小柄な影響もあり、2番アイアンの飛距離もやや低下してしまいます。
とはいえ、アマチュアの平均的なドライバーの飛距離よりも飛んでいますので、やはり男子プロの凄さが伝わってきますね。
1-2. アマチュアゴルファーの飛距離
一方でアマチュアゴルファーの方が2番アイアンでティーショットしたら、どのくらいの飛距離が出るのでしょうか。
2番アイアンを綺麗にショットできる前提での話ですが、アマチュア上位の方なら220yd程度の飛距離は出せると思います。アベレージゴルファーの方でも正しい打ち方ができれば、190yd程度の飛距離が相場になってくると予想されます。
もちろんティーショットとはいえ、2番アイアンで番手通りの飛距離を出すのは難しいです。2Iのようなロングアイアンでは、綺麗な打ち方ができないとボールも飛んでくれません。
あくまで2番アイアンでティーショットした際の参考飛距離と認識してくださいね。
2. 男子ツアープロが2番アイアンでティーショットする理由
海外の男子ツアー選手の中には、2番アイアンでティーショットする選手がいらっしゃいますよね。
特に全英オープンでは、2番アイアンをクラブセッティングに追加する選手も増える傾向にあります。ドライバーの代わりに2番アイアンでティーショットする背景には、大きく2つの理由があります。
ここでは、その秘密について詳しく迫っていきたいと思います。それでは早速、順番に確認していきましょう。
2-1. 2番アイアンは方向性が良い
フェアウェイとラフのコンディションは、天国と地獄ほど違いますよね。ラフにボールが沈んでしまうと、ミドルアイアン以上のクラブが打てなくなってしまいます。
実は全英オープンで使用されるゴルフ場では、日本のゴルフ場とは比較にならないほどラフが伸びております。信じられないかもしれませんが、ご自分の膝丈ほどラフが伸びているホールなんて日常茶飯事です。
このためラフにボールが沈んでしまうと、まともにボールをショットすることすら難しくなってしまうのです。ましてミドルアイアン以上のクラブをスイングすることは不可能に近いと言えます。
だからこそティーショットの段階では、第一にフェアウェイにボールを運ぶことを考えているのです。このため全英オープンなどのトーナメントでは、2Iでティーショットするプロも増えていると予想されます。
2-2. 2番アイアンは風に強い
全英オープンの開催されるゴルフ場では、アゲインストや横風がかなり強く吹き付けます。このためドライバーやフェアウェイウッドでショットすると、ボールが風の影響を大きく受けてしまうのです。
この点2番アイアンなら、風にも負けない鋭くて低弾道のショットを打てます。
2番アイアンでティーショットすると、アゲインストでもしっかりと飛距離を出せて、横風でもフェアウェイキープ率を向上させることができるのです。
3. 2番アイアンのティーショットを成功させる練習のコツ
2番アイアンのティーショットを成功させるための練習のコツをご紹介したいと思います。それはずばり、ゴルフボールのティーアップを高くして練習する方法です。思い切ってドライバーくらいティーを高くして練習してみましょう。
ティーショットですのでティーアップするのは当然ですが、ティーを高くするとどのような効果があるのでしょうか。この練習を通じて、2番アイアンの芯でボールを捕まえる感覚を養うことができます。
ゴルフボールをドライバー並みにティーアップした状態では、しっかりクラブの芯でボールを捕まえないと番手通りの飛距離が出ません。
敢えてドライバー並みにティーアップして誤魔化しの効かない状況で練習することで、本番でのティーショットの成功率も高くなっていくのです。
もちろんゴルフ場でティーショットする際は、いつも通りの高さにティーアップしてくださいね。
4. 2番アイアンでティーショットする時の注意点
2番アイアンでティーショットするときの注意点としては、とにかく力を抜いてスイングすることです。
2番アイアンでティーショットすると、どうしても飛ばしたいという心理が働いてしまいます。ゴルフバッグから2Iを抜いた段階では飛距離よりも方向性を選択したはずなのに、スイングする時は飛距離も意識してしまいますよね。
しかし2Iのティーショットに力が入ってしまうと、アッパーブローやすくうような打ち方になってしまう危険性があります。しかしこの打ち方では、ティーショットの飛距離も大きく低下します。
そうならないためにも、2番アイアンのティーショットは力の入らないように気をつけてくださいね。
ティーショットで2番アイアンを積極的に活用してみよう!
いかがでしたでしょうか。2番アイアンでティーショットした際の飛距離や、練習のコツはご確認いただけましたでしょうか。
男子プロの場合、フェアウェイの狭いホールやアゲインストの強い時に、2Iでティーショットするケースもあります。アマチュアゴルファーの場合でも、2Iで綺麗にショットできれば、それなりの飛距離を飛ばすことができます。
この記事をご覧の方の中には、ティーショット専用で2番アイアンの購入をご検討されている方もいらっしゃると思います。そんな時は、ぜひ2番アイアンのティーショットに挑戦してみてはいかがでしょうか。
2番アイアンでティーショットしていたら最高に格好良いですよ。ぜひ2番アイアンで最高のティーショットを放ってくださいね!