ゴルフにはプレー中に守らないといけないルールやマナーがたくさんありますよね。特にグリーン周りは他プレイヤーへの配慮やグリーン状態の保護のために、たくさんのルール、マナーがあります。
たまにコースデビュー仕立てであろう初心者でグリーン周りのマナーが悪い方を見かけますが、おそらくルール・マナーを教えてくてる人がいないのだと思います。自分ではちゃんとマナーを守っているつもりなのに、いつの間にかマナーを破って恥をかいていた!なんてことが起きたら嫌ですよね。
そこで、グリーン周りで絶対に恥をかかないよう、グリーン周りでのルール、マナーについてまとめました。これからコーズデビューする初心者の方、ルール・マナーを再度確認したい方は必見ですよ!
目次
1. グリーン周りでの歩き方のマナー
グリーン周りでは絶対に足を引きずって歩いてはいけません。これは滅茶苦茶マナー違反です。理由は簡単で、グリーンの芝が痛むだけでなく、剥げたりめくれたりと、ボールが綺麗に転がらなくなり、他プレーヤーに大変迷惑をかけてしまうからです。
また、グリーンを整備しているゴルフ場のグリーンキーパーさんに対しても大変失礼な行為になりますので、絶対にやめましょう。同様の理由で、グリーンの上を走る行為もマナー違反ですので、併せて気をつけましょう。
2. 不要クラブの置き場所
自分のゴルフボールがグリーンに乗った時、サンドウェッジやアプローチウェッジを手にしていることって多いですよね。グリーンで不要になったゴルフクラブはどこへ置けば良いのでしょうか。
不要クラブは必ずグリーンの外へ置くのがマナーです。理由は他プレーヤーのラインの邪魔にならないようにするため、またグリーンの芝を傷つけないためです。
コースデビュー仕立ての初心者のうちはついグリーン場に不要クラブを置いてしまいがちですので、意識して気をつけるようにしましょう。
3. グリーンのピンを抜くタイミングのマナー
グリーン上ではピンを抜きますよね。そのピンを抜くタイミングにはちゃんとルールがあります。それは、全員のゴルフボールがグリーンへ乗ってからピンを抜くことです。
グリーン周りからアポローチするときにピンが刺さっていないと、カップの位置が凄く見ずらいです。なので、同伴プレーヤーのゴルフボールが全員グリーンへ乗ってからピンを抜くように意識しましょう。
また、パターを打つ人のゴルフボールがカップから遠い時は、やはりカップの位置がわかりずらいので、位置がわかりやすいようにあえてピンを刺しておくこともあります。その際はプレーヤーがパッティングしたらすぐにピンを抜けるよう、ピンが刺さった状態でピンを持っておき、パットしたら速やかにピンを抜くようにしましょう。
4. グリーンのピンを置く場所のマナー
ピンを抜いたら、いつもどこに置いていますか。何気なく置くそのピンの置き場所にもちゃんとルールがあります。ピンはグリーン周りのカラーか、できればラフの上にそっと置きましょう。理由はグリーンの芝を傷つけないためです。
これは意外と知らなかった人も多いのではないでしょうか。たまにグリーンの上へピンを投げ倒すように置いている人を見かけますが、凄くマナーが悪いです。後続組のプレーヤーから怒られた!なんてことが起きぬよう、気をつけましょうね。
5. ボールマークとボールマーカーを置く位置
自分のゴルフボールがグリーンへ乗ったら必ずボールマーカーを置くのがルールです。理由は他プレーヤーのゴルフボールとの接触を避けるためです。グリーン上では他プレーヤーとラインが重なったりと、結構同伴プレーヤーのゴルフボールって邪魔になります。他プレーヤーからマークして!と指摘されないよう、グリーンへゴルフボールが乗ったらすぐにボールマークしましょう。
また、ボールマーカーを置く位置はゴルフボールの後ろになります。万が一ゴルフボールをマークせずにボール同士が接触してしまった際のルールは、ぶつかった側のボールはそのまま止まった場所、ぶつけられ側のボールは元にあった場所からプレー再開になりますので、念のため覚えておきましょう。
6. 人のラインを踏んではいけない
グリーン周りでは人のラインを踏んでは歩いてはいけません。これができないとかなりマナーの悪い人というレッテルを貼られてしまいます。
しかし、この単純そうなルール、簡単なようで初心者の内は意外と難しいです。なぜならゴルフボールは基本的にボールマークされているので、どこにゴルフボールがあるかわかりずらいからです。ボールマークに気付かずうっかり他プレーヤーのラインを踏んでしまった!なんてことが起きないよう、気をつけていきましょうね。
もし他プレーヤーのゴルフボールの場所がわからなくなってしまったら、ゴルフボールどこでしたか?と素直に聞いきましょう。恥ずかしいかもしれませんが、他プレーヤーのラインを踏むよりは100倍マシです。
ちなみに、自分の立ち位置から他プレーヤーのラインを挟んで反対側へ行きたい時は、なるべく背後から回るようにしましょう。背後から回るのが大変なときは、ラインを跨ぐように歩けばマナー違反にはなりません。
7. パターを打つ順番のマナー
初心者のうちは自分のパターを打つ順番がわからないという方は意外と多いのではないでしょうか。またゴルフが上達してくると、ボールの転がりの速さや、ラインを参考にすべく、是が非でも他プレーヤーに先に打ってもらいたいと考えます。そこで、パターの打つ順番について整理しましょう。
パターはカップからボールが遠い人から順番に打って行くのがルールです。また、ファーストパットでカップの付近まで行き、ボールマークせずにそのまま連続で次のパットをしたい時は「お先に失礼します」と一声掛けるのがマナーになりますので、心掛けていきましょうね。
8. 同伴プレーヤーが打つ時の待機場所のマナー
同伴プレーヤーがパターを打つ時、みなさんはどこで待機していますか。この待機場所にもマナーがあります。理想は、プレーヤーの視界から入らず、且つグリーンの外で待機することです。
パターはスコアに直結しますし、パッティングの時は凄く神経を使います。プロゴルファーでさえ、ギャラリーの動きが気になってプレーを中断することがあるくらいシビアなのです。
間違っても、プレーヤーの近くに立ったり、自分の影がプレーヤーの視界に入るような場所に立つ行為はマナー違反ですのでやめましょうう。
9. ディボットマークを直す
ゴルフがある程度上手になり、ゴルフボールを高く打てるようになると、ディボットマークといって、グリーン上にボールの落ちた跡が残ります。その場合はディボットスティックを使って、そのディボットマークを直すのがルールです。
他のプレイヤーのパッティングの際にライン上にディボットマークが残っていると、まともにパットすることができません。またディボットマークはすぐに直すことで芝へのダメージも最小限に抑えることができます。グリーン保護のためにも必ず守らないといけないルールですね。
グリーン周りのマナーをしっかり守ってゴルフを楽しもう!
いかがでしたでしょうか。グリーン周りではプレーヤーがストレス無くパッティングできるように、またグリーン周りの状態を良好に保つためにたくさんのルール、マナーがあります。どれも言われてみれば納得できるものだと思いませんでしたか?
ゴルファー全員が楽しくパターできるためには、どれも欠かすことのできない重要なルール、マナーですので必ず覚えましょう。特にこれからコーズデビューされる方、コーズデビュー仕立ての初心者の方はラウンド前にもう一度確認して、しっかり抑えて下さいね!