ドライバーをアドレスするときに「目線」まで意識したことはありますか?
アドレスをするときにゴルフボールを見ることは当たり前ですが、このボールの見方次第でドライバーの成果は大きく変わってしまいます。ここでいうボールの見方がまさに目線になるわけです!
誰しも初心者の頃に「ゴルフボールを良く見て!」とレッスンされた経験もあるかと思いますが、この時の目線も意識して練習すれば、練習効果も飛躍的に向上します。
そこで、ドライバーでナイスショットを打つために必要な、アドレスの正しい目線について徹底的にご紹介していきたます。目線だけでスイングが上達してしまうこともある話ですので、必見の内容です!
目次
1. ドライバーのアドレスでの正しい目線は下目使い
ドライバーのアドレスでの目線の基本は「下目使い」です。
すでに正しい目線ができているゴルファーの方は、これだけで頷いていただけると思います。
しかし、ドライバーのアドレスの目線を初めて意識したゴルファーの方にとって、これだけでは何も伝わらないですよね。そこで下目使いのアドレスについて詳しくご紹介していきます。
1-1. アドレスの目線が下目使いになる理由
まずは目線の話は置いておいて、正しいドライバーのアドレスを確認していきましょう。アドレスでは背筋をまっすぐに伸ばすことが理想ですよね。
この時は背筋だけでなく、首筋もまっすぐに伸ばすことが基本です。そして、背筋と首筋が一直線になるようにアドレスすることがポイントになります。
しかし、このようにアドレスをするとわかりますが、この時の目線はゴルフボールのはるか前方に焦点が当たっています。
当然その目線の位置でゴルフボールをショットすることはできませんし、そもそもボールまでドライバーヘッドが届きません。
この状態で首を折らずにゴルフボールを見るためには、目線を下目使いにするしか方法がありませんよね。これがアドレスの基本は下目使いと言われる理由です。
1-2. アドレスの目線を確認する時の注意点
正しい下目使いの目線がわかったら、早速ご自分のドライバーのアドレスを確認していきましょう。基本的には背筋と首筋が一直線になっていたら、正しい下目使いの目線ができていると思って問題ありません。
しかし、ドライバーのアドレスの目線を確認する時には注意点がございいますので、まずはこちらのご確認ください。
まず、セルフチェックで判断する方法はおすすめできません。ご自分では背筋と首筋が一直線になっていると思っても、実際は首が折れてしまっていることはよくあるからです。
また正面に鏡を使用する確認方法もあまり信用できません。ドライバーでアドレスした時の目線は下を向いておりますよね。
この状態から正面の鏡を確認しようとすると、自然と首筋や目線が動いてしまいます。これではドライバーでアドレスした時の目線を正確に確認できないですよね。
1-3. 後方写真で目線を確認しよう
ドライバーでアドレスした時の目線を確認するためには、ご自分の後方からスマホで写真を撮ってもらう方法が最適です。
この時に背筋と首筋が一直線になっていれば、理想的な下目使いができていると言えます。一方で首筋が曲がっている場合は、もう少し首をあげて目線を下げる意識を持たれると良いかと思います。
お一人で練習されている時でも、打席カードや打席に付属しているドリンクホルダーを駆使すればスマホをセットできます。
ドライバーの上達には必須の確認ですので、ぜひこの目線を意識してみてくださいね。
2. ドライバーはアドレスと目線を平行にする
ドライバーのアドレスの目線には、もう一点大切なポイントがございます。それは、アドレスした時の両目が結ぶ目線のラインです。
この目線のライン次第で、ドライバーのスイングは驚くほど変化してしまいます。
そこで、ドライバーをアドレスした時の目線のラインについて確認していきましょう。
2-1. 正しい目線はアドレスとスクエア
ドライバーをアドレスした時の目線のラインは、他の全てのラインと平行になることが基本です。
理想を言えば、肩のライン、膝のライン、つま先のライン、そして目線のラインが全て平行になるようにアドレスできればベストです。
ただし、ゴルファーの中にはオープンスタンスやクローズスタンスで構えている方もいらっしゃいます。このような場合、目線はつま先のラインではなく、肩のラインで合わせるようにしましょう。
ドライバーで綺麗なスイング軌道を描くために、この目線のラインは必須となりますので、ぜひ意識してみてくださいね。
2-2. 目線が右を向いている場合
ゴルファーの中にはドライバーをアドレスした時の目線が、肩のラインよりも右を向いているケースもあるかと思います。
この目線のラインが絶対にダメな訳ではありませんが、このような目線はインサイドアウト軌道になりやすくなります。
ドライバーをアドレスした時の目線のラインが極端に右を向いていると、それだけインサイドアウト軌道が強くなってミスショットを誘発します。この場合の主なミスショットはプッシュアウトやチーピンなどですね。
このようなスイングに心当たりのあるゴルファーの方は、一度ご自分のアドレスの目線のラインを確認してみてくださいね。
2-3. 目線が左を向いている場合
ゴルファーの中には目線が肩のラインよりも左を向いてしまっている方もいらっしゃいます。この目線のラインは好ましくないですので、できれば矯正した方が良いです。
このような目線でドライバーをスイングすると、ドライバーのスイング軌道はアウトサイドイン軌道になってしまいます。
これではゴルフボールがスライスしてしまいますし、何よりティーショットしたボールの飛距離が出ません。
このタイプのゴルファーは、アドレスの目線のラインを改善するだけでもアウトサイドイン軌道は改善されますので、早速ご確認してみてくださいね。
3. ドライバーのスイング中は目線をキープ
ドライバーのアドレスの目線のポイントはもう大丈夫ですよね。ゴルフクラブをスイングするときは、この目線を極力キープするように意識してください。
目線をキープすることで、ゴルフクラブのスイング軌道が安定し、またヘッドアップなどのミスショットを回避することができます。
ツアープロのスイングをスローモーションで確認すると、スイング中はほとんど目線が動いていないことが分かります。
もちろんフォロースイングでは徐々に目線が上がっていきますが、目線が上がるのが早すぎるゴルファーの方の場合は、この点も意識して練習してみてくださいね。
4. ドライバーのアドレスで目線を崩してしまう行動とは?
せっかくアドレスで正しい目線にセットできたのに、その目線を自分から崩してしまう行動があります。それはアドレスが完成してから、ドライバーのターゲット方向を見る行動です。
この行動はアドレスが完成してから顔を大きく動かすことになりますので、それだけ目線の位置がずれてしまう危険性がありますよね。
ツアープロにお馴染みの行動ですが、ツアープロの場合は膨大な練習をしておりますので、再び正しい目線に戻すことができます。
しかし、練習量に劣るアマチュアゴルファーの場合、また元の目線に正確に戻すことは大変ですよね。
そこで、一度アドレスが完成したら、ターゲットラインの方向はあまり気にせず、思い切ってそのままスイングしてしまってはいかがでしょうか。
これだけでミスショットの可能性を大きく減らせるゴルファーもいらっしゃいますよ!
ドライバーのアドレスの目線を改善してナイスショットを打とう!
いかがでしたでしょうか。ドライバーのアドレスの目線のポイントは、「下目使い」と「目線のライン」の2点ございましたね。どちらの目線のポイントも、ドライバーでナイスショットを打つためには必要不可欠です。
まずはご自分が正しい目線でアドレスできているかを確認していきましょうね。
もしアドレスの目線に問題がある場合は、目線を改善するだけで驚くほどスイングが上達する場合もあります。もしかしたら目線のラインで大きく損をしてしまっている可能性もありますので、早速確認してみましょう!
またドライバーでナイスショットを打つためには、アドレスの際のティーアップの高さも非常に大切です。
ドライバーのティーアップの高さは、『初心者必見!ゴルフクラブごとの正しいティーアップの高さを徹底解説!』で詳しくご紹介しておりますので、ぜひこちらもチェックしてくださいね。