7番アイアンの飛距離がライバルより飛ばない!こんなお悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか。もしかしたらこれは、7番アイアンのロフトの違いが影響しているだけかもしれません。
7番アイアンのロフト角までチェックされている方は少ないかと思います。しかしロフト角はアイアンの飛距離を決定づける大事なスペックとなります。
そして7番アイアンのロフト角は、クラブごとにバラバラだったりします。これではライバルと飛距離が異なってしまうのも無理はありません。
そこで、7番アイアンのロフト角について徹底的に考察していきたいと思います。
また、まずは7番アイアンの飛距離の目安について確認したいという方は、『【プロとアマチュア比較】7番アイアンの平均的な飛距離はどれくらい?』をぜひ事前に読んでおいてくださいね!
7Iのロフト角の違いがわかれば、効率的にクラブを購入することも可能です。ぜひこちらの内容を上手にご活用いただき、より楽しいゴルフ生活をご堪能してくださいね。
目次
1. 7番アイアンのロフトの角度はバラバラ
結論から申し上げましょう。7番アイアンのロフト角の平均は約31度となっております。
しかしこれはあくまで平均値であって、現実の7番アイアンのロフト角はバラバラです。7Iの中でもロフト角の寝ているクラブでは、35度くらいあります。
一方で、7番アイアンの中でもロフト角の立っているクラブは25度くらいになります。
つまり同じ7番アイアンと言っても、両者のロフト角には10度もの飛距離の違いがあるのです。これはもう同じ7番アイアンとは言えなさそうですね。
ちなみに7番アイアンの中でもロフト角の立っているクラブには、ストロングロフトというネーミングがついております。しばし見聞きする用語になりますので、この機会に覚えてしまいましょう。
2. ゴルファー別!7番アイアンのロフト角と飛距離を徹底比較!
それでは周囲のゴルファーは、どのくらいのロフトの7番アイアンを使用しているのでしょうか。
ここでは男子プロ、女子プロ、アマチュアゴルファーのタイプ別で徹底比較していきます。
自分に合ったロフトの目安はどれくらいなのか、ぜひここで見つけてみてくださいね!きっと自分にぴったりの7番アイアンが見つかるはずですよ!
2-1. 男子プロの7番アイアンのロフト角
男子プロが選択している7番アイアンのロフトは、大体ですが32〜34度になると言われております。
男子プロの場合、クラブはメーカーと共同開発している場合もあります。そのような観点も考慮すると、男子プロにとって理想的な7Iのロフトは、この範囲に収まると言えるのではないでしょうか。
ちなみに男子プロの場合、このロフト角でも160ヤード以上は確実にボールをショットしていきます。海外のツアープロなら205ヤードくらいショットする選手もいます。これはもう異次元ですよね。
2-2. 女子プロの7番アイアンのロフト角
一方の女子プロの場合、7番アイアンのロフトは大体30〜32度前後のクラブを使用しております。男子プロと比較すると、少しロフト角が立っていますね。
女子プロの場合、男子プロのようにヘッドスピードが速くありません。そのため少しでもボールの飛距離を稼ぐために、7番アイアンのロフト角が男子プロより立たせているのですね。
ちなみに女子プロの場合、このロフトの7Iで150ヤード前後をショットしております。
2-3. アマチュアゴルファーの7番アイアンのロフト角
プロと違ってアマチュアの場合、7番アイアンのロフト角まで気にしてクラブを購入される方は少ないかと思います。
とはいえ、アマチュアゴルファーの方にとってのロフト角の目安も気になりますよね。
アマチュアゴルファーの方の場合、大体ですが27〜32度くらいの7番アイアンを使用している方が多いと思います。もちろんこれは、市販モデルにこの層のロフト角の7Iが多いことと密接な影響がありますね。
3. ゴルファーのタイプ別!7番アイアンのロフトの角度の選び方
ここまでご確認いただけると、7番アイアンのロフト角を効率的に選ぶ方法が気になってしまいますね。
果たして7番アイアンのロフト角は何度が良いのでしょうか。ロフト角の選び方を知ることは、7番アイアンを選ぶ上でとても大切なポイントです。
ここでは7Iのロフト角を選ぶ際のポイントをご紹介していきます。
3-1. とにかく飛ばしたいゴルファー
ゴルフの世界において、やはり飛距離は大きな醍醐味のひとつですよね。
ドライバーで誰よりも遠くへボールを飛ばしたいことはもちろんですが、7番アイアンでも人一倍の飛距離をショットしたいというゴルファーの方もいらっしゃいますよね。これは初心者の方に多い思考経路でもあります。
飛距離を最優先に考えられるゴルファーにとって、ストロングロフトのクラブは最高の相棒となることでしょう。
7番アイアンの打ち方のコツや練習方法を確認したいという方は、ぜひ『すぐに上達!7番アイアンのきれいな打ち方のコツと練習方法を徹底解説!』も合わせて確認してくださいね!
3-2. 7番アイアンの方向性を重視するゴルファー
ドライバーはボールの飛距離も大事だけれど、7番アイアンは飛距離よりもショットの方向性を大事にしたいというゴルファーの方もいらしゃいますよね。これは中上級の考え方に多い思考経路でおもあります。
このような場合は、平均的なロフト角の7番アイアンを選ばれることをおすすめします。
マッスルバックのようにロフトがかなり寝ているゴルフクラブを使用すると、飛距離が全然出なくなってしまう可能性もあります。
そこで女子プロゴルファーの7Iのロフト角をご参考に、30〜32度程度のクラブから選択されると良いのではないでしょうか。
4. 激飛び7番アイアンは気のせい?
パー3の170ヤード。あなたの手にしたクラブは5番アイアンです。
しかし、同伴プレーヤーが手にしたクラブはなんと7番アイアン。そんなとき、誰しも飛距離に対する劣等感を感じてしまいますよね。
しかし、もしかしたらこれはゴルフクラブのロフト角の違いがもたらす錯覚なのかもしれません。上でご紹介した通り、7番アイアンの中には、ロフト角が25度程度のクラブも存在します。
しかしもしかしたら、これはあなたの手にしている5番アイアンのロフト角と同じかもしれません。
ともすれば、あなたの5Iと同伴プレーヤーの7Iのロフトは同じですよね。つまり2人とも飛距離はほとんど変わらないのです。
ストロングロフトのクラブを使用しているゴルファーの方は、それだけ飛距離が出ても当然です。
変に劣等感を感じてスイングに力が入ってしまっては、ミスショットの原因です。番手の違いに動揺することなく、いつも通りの平常心でスイングしていきましょう。
5. ロフトの角度を意識して7番アイアンを使ってみよう!
いかがでしたか。7番アイアンのロフトの整理はつきましたでしょうか。
上でご紹介してきた通り、7番アイアンのロフト角はゴルフクラブ毎によってバラバラでした。このため、同じようなヘッドスピードのゴルファーでも、7Iの飛距離が大きく異なってくるのは当然のことと言えます。
この事実を知っているだけで、飛距離に対するコンプレックスがだいぶ柔らかぐかもしれませんよ。
また7番アイアンのロフト角は、アイアンセットを購入するときの一つの基準にもなりましたね。ここでご紹介してきたポイントをもとにしてアイアンセットを購入すれば、きっとお気に入りのクラブを購入できます。
このように7番アイアンのロフトにはゴルフをより楽しむ要素が満載でしたが、飛距離を決める大切なもう一つの要素としてヘッドスピードが挙げられます。
7番アイアンのヘッドスピードについてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひ『7番アイアンのヘッドスピードの理想と平均はどれくらい?飛距離との関係とおすすめの練習方法!』も合わせてご確認してくださいね!