この記事をご覧になっている方は、おそらく6番アイアン位からショットの精度が落ちてしまっているのではないでしょうか。7Iまでは自信を持ってスイングできるのに、6Iになると打ち方が分からないと悩まれている方もいらっしゃると思います。
そこで、6番アイアンの正しい打ち方のポイントを詳しく解説していきたいと思います。
ここでは6番アイアンの打ち方の前提となるボールの位置はもちろん、スイングのポイントを詳細に解説しております。6番アイアンの打ち方のヒントとなる情報がきっと見つかると思いますので、ぜひご確認してくださいね。
また7番アイアンも安定しないという方は、まずは『すぐに上達!7番アイアンのきれいな打ち方のコツと練習方法を徹底解説!』をご覧になるとより効果的に上達できますよ。
目次
1. 6番アイアンの打ち方の原点となるボールの位置
6番アイアンの打ち方を習得する上で非常に大切なポイントがゴルフボールをセットする位置です。
ボールの位置が誤っていては、どんなに6番アイアンの打ち方を練習しても上達効果が低くなってしまいます。そこでまずは6番アイアンのボールの位置をおさらいしていきましょう。
正しいボールの位置を知ることは、綺麗なショットを生み出すためのスタートラインと言えます。ぜひこの機会に改めて学んでおきましょう!
1-1. 6番アイアンのボールの位置の基本
まず大前提としてゴルフボールの位置は、ゴルフクラブの番手が大きくなるほど左足よりにセットすることがコツでしたよね。
そこでこの前提に則って、6番アイアンのアドレスにおけるボールの位置は、7Iのボールの位置よりもボール半個分左足寄りにセットするようにしましょう。
このようにセットすると、ボールの位置は体のセンターからボール1個程度左足寄りになります。毎回必ずこの位置にボールをセットしてから打ち方の練習をするようにしてくださいね。
1-2. ボールの位置が不適切だと打ち方が安定しない
6番アイアンに限った話ではありませんが、ボールの位置が誤っていると正しい打ち方をしづらくなってしまいます。この結果ミスショットのリスクが増えてしまうのは言うまでもありません。
例えば6番アイアンのボールの位置が右足寄りにあったと仮定しましょう。この場合、まず重心が右足寄りにシフトしてしまってすくい打ちになりやすいです。
またボールが右足寄りの分だけハンドファーストが弱くなり、ダフリや飛距離ロスが多くなってしまいます。それでも強引にハンドファーストの形を作ると、今度はロフトが立ち過ぎてアイアン本来の性能を引き出すことができません。
このようにボールの位置が不適切だと、様々なミスショットの原因になってしまいます。
1-3. ボールの位置の確認方法
6番アイアンのボールの位置を頭で理解していても、実際にその位置にセットできていない方もいらっしゃいます。
特にウェッジやショートアイアンの練習の多い方は、無意識のうちにボールの位置が右足寄りになりやすくなってしまいます。またラウンド中はフェアウェイに傾斜もあるため、さらにボールの位置の空間的イメージが湧きにくくなってしまいます。
そこでまずは、ご自分のイメージ通りの位置にボールをセットできているか確認してみましょう。
この際は打ちっ放しにある鏡を使用したり、ご自分の正面側からスマートフォンで写真を撮ってもらえば、一目瞭然で判断することができます。
ボールの位置は打ち方以前の大切なポイントですので、疎かにせずしっかりとチェックしてくださいね。
2. ハンドファーストの打ち方を徹底しよう
6番アイアンをショットするときは、ハンドファーストでスイングすることが鉄則です。
この打ち方をできないと、飛距離が出ないだけでなく、ダフリなどのミスショットが出やすくなってしまいます。
ゴルフクラブは6I位からごまかしが効かなくなってきます。6番アイアンをハンドファーストで打つためには、アドレスでしっかりとこの形を作る必要があります。
そこで、アドレスでの正しいハンドファーストについて詳しく確認していきましょう!
2-1. アドレスでの正しいハンドファースト
6番アイアンに限らず、ゴルフクラブをグリップするときの左手の位置は左太ももの内側と決まっております。
誰が決めたのかまでは存じ上げませんが、先代ゴルファーの方々の研究の結果として培われてきた打ち方の極意であると思ってください。
左手をこの位置でグリップすれば、6番アイアンのアドレスは自然とハンドファーストの形になります。あとはこの形のままスイングしていくことで、自然とハンドファーストの打ち方ができようようになるものです。
この際は、左手は真下へだらんと垂らした位置でクラブを握ることをおすすめします。
最初からクラブを握った状態でハンドファーストの形を作る方法もありますが、これだと潜在的な左手のポジションがどこにあるのか判断できません。
特にハンドファーストの打ち方ができていない方は、練習される際のご参考にしてくださいね。
2-2. ハンドファーストの確認方法
ハンドファーストの記事をみて「そんなことできてるよ!」と思われた方もいらっしゃると思います。
ただ人間とは不思議なもので、自分ではできてるつもりになっていても実はできていなかったということはよくある話ですよね。
そこで打ちっ放しで練習される際などに、ご自分のアドレスを正面からスマートフォンで撮影してもらいましょう。正面からの写真をチェックすれば、ハンドファーストができているか一目瞭然ですよね。
撮影してくれるパートナーがいらっしゃらない場合は、大きな鏡や、窓に映るご自分の姿を利用してチェックしてみましょう。
この時にご自分のイメージ以上にハンドレートになっている方は要注意です。ご自分の感覚と現実には誤差があることを再認識して、正しいハンドファーストの位置を確認してくださいね。
3. 6番アイアンのヘッドの重さを感じる打ち方をマスターしよう!
プロゴルファーや上級者の方は、ゴルフクラブをスイングする時にヘッドの重みを感じております。
ゴルフクラブをスイングするときは、ヘッドの重みを利用して弧を描くような打ち方になります。この結果インサイドイン軌道のスイングになりやすいのですね。
実は初心者の方でも、サンドウェッジやピッチングウェッジなどは無意識レベルでヘッドの重量を利用した打つ方ができています。
ただ6番アイアンになるとでヘッドの重みを利用できずにスイングが暴れている可能性が考えられます。そこで、まずはその原因から確認していきましょう。
3-1. 6番アイアンはヘッドの重みが感じにくい
ご存知の通りゴルフクラブは番手が小さくなるほど重量が重くなっていきますよね。実はこれはヘッドの重量が重くなっていることが影響しております。
このためサンドウェッジやピッチングウェッジはヘッドがかなり重くなっておりますので、自然とヘッドの重量を感じたう打ち方ができるのです。
しかし6番アイアンくらいになると、ヘッドの重量もかなり軽くなってきます。そのためヘッドの重量を意識してスイングしていかないと、ヘッドの重みを活かしたスイングができなくなってしまいます。
この結果スイング軌道が安定せず、また手打ちや打ち急ぎなどのミスショットに発展してしまうのです。
3-2. ヘッドの重みを感じる打ち方
それでは6番アイアンのヘッドの重みを感じる打ち方を確認していきましょう。
ヘッドの重みを感じるためには、何よりも力を抜く必要があります。特にアドレスで力が入っていると、バックスイングの瞬間からヘッドの重みを感じられません。まずはアドレスでしっかりと脱力するように意識してくださいね。
また6番アイアンで飛距離を飛ばそうと意気込むあまり、無意識にスイングに力がはいってしまいがちです。これでは同様にヘッドの重量を活かした打ち方ができませんよね。
そこで、6番アイアンのヘッドの重みを感じられるくらい力を抜いてスイングしてみてください。こうすることで自然と脱力したスイングができるようになり、6番アイアンもしっかりとショットできるようになりますよ。
正しい打ち方をマスターして6番アイアンを使いこなそう!
いかがでしたでしょうか。アイアンは番手が変わっても基本的に打ち方は変わりません。
唯一変わる点といえば、ゴルフボールをセットする場所ですよね。7Iでショットできるのに6Iが安定しないと場合は、7Iと同じような打ち方ができていない可能性が予想されます。
そこでまずはゴルフボールの位置や、ハンドファーストのアドレスができているかをチェックしてみましょう。
また6番アイアンを手打ちや打ち急いだ打ち方になっている場合も注意が必要です。この場合は、6番アイアンのヘッドの重みを意識した打ち方が効果的でしたよね。
6番アイアンを安定して打てるようになれば、スコアも劇的に改善されていきます。ぜひ6番アイアンの打ち方をしっかりとマスターしてくださいね。