ユーティリティは何かと使用頻度の高いゴルフクラブですよね。ユーティリティをショットする時は、ゴルフボールをセットする位置がとても大切です。
ボールの位置が理想から乖離していていると、それだけでミスショットの原因になってしまいますよね。実はユーティリティのボールの位置が誤っている方もたくさんいらっしゃると言われています。
ユーティリティでナイスショットを打つためにも、ボールの位置の基本はしっかり把握しておきたいですよね。
そこで、ユーティリティをスイングする際の正しいボールの位置を詳細に解説していきます。ユーティリティに使い慣れていない初心者の方でも分かりやすいように解説しておりますので、安心してご確認くださいね。
それでは早速、ユーティリティをショットする際の正しいボールの位置を整理していきましょう!
目次
1. ユーティリティのアドレスでのゴルフボールの位置の基本!
ユーティリティのボールの位置をネット上のサイトで確認すると、記事によって若干異なっていると感じられた経験はございませんでしょうか。
実はユーティリティのボールの位置は、その打ち方によって多少異なってきます。ここではUTの打ち方ごとに2つのボールの位置をご紹介しておりますので、ぜひご参考にしてくださいね。
1-1. ユーティリティをアイアンの感覚でスイングする場合
よくレッスンプロは「ユーティリティは7番アイアンと思ってスイングする」とご紹介していますよね。ネットでレッスン動画を視聴していても、このような内容のコンテンツはたくさんございます。
ユーティリティをアイアンのようにダウンブローでスイングする場合、ボールの位置はスタンスのセンターが基本です。この時はスタンス幅に関係なく、ボールはセンターの位置に取るようにしましょう。
ちなみにこの時にスタンス幅は、7番アイアンと同じか、少し広めでも問題ありません。7番アイアンをアドレスする感覚で、ユーティリティのボールの位置を決めてくださいね。
7番アイアンのボールの位置は、『7番アイアンの正しいボールの位置はどこ?簡単なセット方法と練習のポイント!』で詳細に解説しております。特に初心者の方はこちらの記事も併せてご参考にしてくださいね。
1-2. ユーティリティをウッドの感覚でスイングする場合
ユーティリティをウッドのように払い打っている方もいらっしゃると思います。ユーティリティはソールも広めですので、ウッドのように払う打ち方にも対応しております。
このような打ち方をされる場合、ボールの位置もやや左足よりの方がスイングしやすいです。ボールの位置は、スタンスのセンターからボール1〜2個分左足よりを目安に考えるとスイングしやすいですよ。
ゴルフボールの位置を左足にすることで、自然と払うようにスイングしやすくなります。ボールの位置が右足より過ぎるとスイングが窮屈になってしまいますので、気をつけてくださいね。
イメージとしては、5番アイアンをアドレスする感覚でボールの位置を決めるとわかりやすいと思います。5番アイアンのボールの位置に不安のある方は、この機会に『無駄なミスを減らす!5番アイアンの正しいボールの位置とアドレスの取り方!』でご確認してくださいね。
2. ユーティリティは番手によってボールの位置が変わる!
一言にユーティリティといっても、様々なロフトと番手がございますよね。アイアンは番手が変わるごとにゴルフボールの位置も変化していきます。同じようにユーティリティも、番手ごとにボールの位置を若干左足よりにずらた方がスイングしやすいです。
おそらく多くの方がお使いになられているUTは、21度〜24度UTですよね。この範囲のユーティリティをご使用の方は、上でご紹介したボールの位置を基準にしてみてください。
24度以上ロフトのあるUTをご使用の方は、ボールの位置を少しだけ右足よりに置いた方がスイングしやすいと思います。反対に21度以下のUTを使われている方は、ボールの位置も少しだけ左足にずらした方が打ちやすい傾向にあります。
上でご紹介しているボールの位置を基準にして、ご自分のロフトにぴったりなボールの場所を探してみてくださいね。
3. アマチュアはユーティリティのボールの位置が左足よりすぎる!?
アマチュアの方は、一般的にユーティリティのボールの位置が左足より過ぎる傾向にあると言われています。
ユーティリティは形状がドライバーやウッドに似ているだけに、自然と左足よりになってしまうのかもしれませんね。ただボールの位置が左足より過ぎると、様々なミスショットの原因になります。
7番アイアンでボールを左足よりに置いてスイングしたら、とてもスイングしづらいですよね。これはユーティリティにも同じことが言えます。
ボールの位置を左足よりにすると、フェースが閉じてフックしたり、クラブがダフったり、すくい打ちになったりと、基本的には良いことがありません。ボールの位置が左足良り過ぎると感じた方は、ぜひこの機会に見直してみてくださいね。
4. ユーティリティのボールの位置が左足寄りの方がスイングしやすいのは錯覚!?
この記事をご覧の読者の中には、ユーティリティのボールの位置を左にセットした方がスイングしやすいと感じている方もいらっしゃるかと思います。
もしかしたらボールの位置をスタンスセンターにセットすると、綺麗にショットできない方もいらっしゃるかもしれません。
このような場合、クラブをスイングする時に上体が左にスエーしている可能性があります。アドレスよりも上体がスエーすると、ボールの位置は相対的に右足よりになりますよね。このためボールの位置を左足にセットした方が、打ちやすいと感じてしまうのです。
この場合、ボールの位置を左足にすることで、上体のスエーを加速させていることになります。スイングの基本として、体のスエーは好ましくありませんよね。
正しい打ち方を習得するためにも、まずはボールの位置を適性箇所に戻すことから練習していきましょう。
5. ユーティリティのボールの位置を修正してナイスショットを打とう!
いかがでしたでしょうか。ユーティリティはドライバーやウッドの形状と似ているだけに、ボールの位置が左足よりになっている方もたくさんいらっしゃいます。
ただボールの位置が左足より過ぎると、それだけでミスショットの原因になってしまいます。ユーティリティのボールの位置は、打ち方によっても若干異なってきます。
上では「打ち込む」場合と「払い打つ」場合に分けて詳細に解説してきました。まずはご自分のユーティリティのボールの位置を確認してみてくださいね。そしてボールの位置が理想とずれていたら、ぜひ正しい位置にアドレスして練習していきましょう。
ボールの位置を改善するだけでも、ユーティリティで綺麗なショットが打てるようになりますよ!