ドライバーのヘッドスピードごとの飛距離の目安はどれくらい？その意外な相関関係とは？

ドライバーのヘッドスピードを計測したことのある方は多いかと思いますが、そのヘッドスピードに適した本来のボールの飛距離までしっかりと把握できていますのでしょうか。

残念ながらアマチュアゴルファーの方の場合、ヘッドスピードの割にボールが飛んでいないケースが実に多いです。

このような状況の方は、スイングをちょっと改善するだけで、簡単にドライバーの飛距離アップを達成できてしまうかもしれません。

そこでドライバーのヘッドスピードの平均と、ヘッドスピードの目安となる飛距離を中心に詳しくご紹介していきたいと思います。

また巻末では、ヘッドスピード本来の飛距離を飛ばすスイングを練習するおすすめな方法もご紹介しております。ぜひご確認してくださいね。

 

1. ドライバーのヘッドスピードと飛距離の相関性

ドライバーのヘッドスピードと飛距離には密接な関係性がありますよね。そのためヘッドスピードとボールの飛ぶ飛距離との間には「計算式」があります。

ここではヘッドスピードから飛距離を計算する有名な計算式を二つご紹介していきます。

理論上の計算式と現実的な計算式の双方をご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

1-1. 理論上の飛距離の目安

ドライバーは、最高のベストショットをした場合、「飛距離＝ヘッドスピード×6」になるという計算式があります。

これはミート率が最高に良く、またゴルフボールにかかるバックスピン量も適量という前提条件の元に成り立つ計算式です。

仮にヘッドスピードが45のゴルファーの場合、その時にボールの飛ぶ飛距離は、270ヤードになるという計算になります。

しかし実際にアマチュアでヘッドスピード45の方がここまで飛ばすことは難しいですよね。そこで次に現実的な目安となる計算式をご紹介していきます。

1-2. 現実的な飛距離の目安

ドライバーをショットした際は、ミート率が若干落ちてしまったり、またボールのバックスピン量が掛かり過ぎてしまったりという要素が複合してきます。

そのため、なかなかヘッドスピード本来の飛距離を引き出すことができませんよね。

そこでアマチュアゴルファーの方の場合は、「飛距離＝ヘッドスピード×5.5」を目安にされると良いかと思います。

第3章でご紹介するドライバーのヘッドスピード毎の目安飛距離は、この考え方に基づいてご紹介していきますので、頭の片隅に覚えておいてくださいね。

2. プロゴルファーのドライバーのヘッドスピードと飛距離

まずはプロゴルファーのドライバーのヘッドスピードと飛距離の関係性を確認していきましょう。ここでは男子プロと女子プロの双方の平均をご紹介していきたいと思います。

またドライバーの飛距離の平均については、『ドライバーの飛距離の平均ってどれくらい？プロアマや男女間の違いを徹底比較！』でより詳しくご紹介しております。

日米ツアープロの飛距離の違いにも触れた盛りだくさんな内容ですので、ぜひご確認してみてくださいね。

2-1. 男子プロのドライバーの飛距離

男子プロのドライバーのヘッドスピードは、大体ですが50弱の選手が多い印象を受けます。

渾身の力でフルスイングをするともう少しヘッドスピードが上がると思いますが、方向性の安定感も考慮して、この数値くらいに収まる選手が多いのではないでしょうか。

そして男子プロのドライバーの平均飛距離は、約280ヤード程度になります。つまり男子プロの場合、ヘッドスピード本来の理想的な飛距離を飛ばしているということになりますね。

それだけ男子プロはミート率も高いという結果が現れております。

2-2. 女子プロのドライバーの飛距離

女子プロのドライバーのヘッドスピードは、だいたいですが40〜43位になる選手が多いです。

そして女子プロのドライバーの飛距離は、230ヤードから250ヤードくらいのレンジに収まる選手が大半です。

このようにしてみると、やはり女子プロもヘッドスピードの持つ最大飛距離に近い数値を飛ばしていることが確認できますね。

アマチュアゴルファーの方は、女子プロを参考にしている方も多いかと思いますので、ぜひこちらを目安に取り組んでみてはいかがでしょうか？

 

3. アマチュアゴルファーのドライバーのヘッドスピードと飛距離の目安

それではアマチュアの方の場合、ドライバーのヘッドスピードはどのくらいになるのでしょうか。

ここではヘッドスピードをいくつかのカテゴリーに分けてご紹介し、そしてそれぞれの目安となる目標飛距離についても触れていきます。

ぜひ今後の練習に向けて、こちらのヘッドスピードと飛距離の目安をご参考にしてくださいね。

3-1. ドライバーのヘッドスピード46以上の場合の飛距離

アマチュアゴルファーの方で、ドライバーのヘッドスピードが46を超えてくる方は、かなりのスイングの早いハードヒッターと言うことができます。

ヘッドスピード本来のボールの飛距離を飛ばすことができれば、相当なレベルになることでしょう。

ドライバーでこれだけヘッドスピードが出ていると、ボールの飛距離も最低で250ヤードは欲しいところです。

もし250ヤードも飛ばないという方がいらっしゃいましたら、ヘッドスピードは今のままに飛距離アップを達成でるビッグチャンスです！

3-2. ドライバーのヘッドスピード41〜45の場合の飛距離

おそらくアマチュアゴルファーの方の大半は、ドライバーのヘッドスピードがこのカテゴリーに該当するかと思います。

この層の方のドライバーの飛距離目安は、225〜250ヤードを目標にされると良いかと思います。ご自分の飛距離と比較されていかがでしょうか。

中には、ヘッドスピードの5倍程度の飛距離しかボールが飛んでいないという方もいらっしゃるかと思います。このようなゴルファーの方は、ドライバーの飛距離アップを達成する大きなチャンスですよ！

3-3. ドライバーのヘッドスピード36〜40の場合の飛距離

男性のシニアゴルファーの方や、力に自信のない方は、このカテゴリーに該当するのではないでしょうか。また女性でもかなりヘッドスピードの速い方は、この層に該当してきます。

この層の方のドライバーの飛距離目安としては、200ヤードから220ヤードを目標にされると良いかと思います。

ドライバーのヘッドスピードが40に満たなくても、200ヤードショットすることは十分に可能です。ぜひたくさんスイングの練習をして、飛距離アップを目指していきましょうね！

3-4. ドライバーのヘッドスピード31〜35の場合の飛距離

女性ゴルファーの方は、おそらくこのカテゴリーに該当される方が多いと思います。

ヘッドスピードが少し遅くなってくる分、どうしてもボールの反発力が弱くなってきます。そこでこの層に該当される方は、「ヘッドスピード×5.2」くらいの飛距離を目安として考えられると良いかと思います。

具体的には、ティーショットで160ヤード〜180ヤードくらいはボールを飛ばせると思っていただいて問題ありません。

女性のヘッドスピードでもドライバーでこの飛距離を飛ばすことは十分に可能ですよ。

ドライバーのヘッドスピードの目安ごとの飛距離を目標に練習していこう！

いかがでしたでしょうか。ドライバーのヘッドスピードと飛距離の関係性はご確認いただけましたでしょうか。

まずはご自分のヘッドスピードを把握し、そして5.5倍（女性は5.2倍）を掛け合わせることで、ドライバーで目指すべき飛距離を計算してみましょう。

この時、ドライバーのヘッドスピードの割にボールが飛んでいないといことに気づかれるゴルファーの方も多いかと思います。

このような場合、ヘッドスピードは今のままで飛距離アップを達成できる大きなチャンスとなります。まずはドライバーの目標となる飛距離を明確にし、そこを目指してスイングの練習をしていきましょうね！

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