サンドウェッジでのアプローチの打ち方を苦手にしているゴルフ初心者の方は多いですよね。
80ヤード位の飛距離はサンドウェッジのフルショットでナイスショットできるのに、グリーン周りのアプローチになった途端に大苦戦してしまうこともあるかと思います。
このようなサンドウェッジの悩みは、初心者のうちに誰しもが経験する試練でもあります。
しかし冷静に考えて頂くと分かる通り、サンドウェッジでのアプローチはフルショットよりも振り幅が小さいですので、打ち方のコツさえ掴めれば初心者の方でも簡単にショットできます。
おそらく短い距離のサンドウェッジを苦手にしている初心者の方は、サンドウェッジのアプローチの打ち方を教わっていないのではないでしょうか。
そこで、ゴルフ初心者の方でも簡単にできるサンドウェッジのアプローチの打ち方の基本をご説明していきたいと思います。
目次
1. 初心者の方必見!サンドウェッジのアドレスの基本をマスター!
ゴルフスイングにおいてアドレスは非常に大切です。それはサンドウェッジのアプローチでも同じことです。
ゴルフ初心者の方はまずはしっかりと基本通りのアドレスの打ち方で練習していきましょうね。
1-1. ゴルフボールの位置
まずはゴルフボールの基本位置を確認していきましょう。サンドウェッジでアプローチをするときは、ゴルフボールの位置は右足の内側を目安とすると良いかと思います。
プロゴルファーや上級者の方は、ゴルフボールの位置を左右に動かすことでショット時のボールの弾道の高さを調整する打ち方をしています。
しかし初心者の方は、まずは基本のボールの位置からしっかりとサンドウェッジでアプローチする打ち方を習得していきましょう。
1-2. ハンドファースト
サンドウェッジでのアドレスでは、ハンドファーストで構えることが非常に大切です。
初心者の方には聞きなれない言葉かもしれませんので、念のため解説します。ハンドファーストとはクラブヘッドよりもグリップの方がターゲットラインの方向に位置するように構えることです。
ハンドファーストは、グリップの位置を意識すると簡単に構えることができます。
ポイントはアドレスした際、グリップエンドの延長線上が股関節を向くように構えることです。このとき、ゴルフボールは右足の少し内側にセットしておりますので、自然とハンドファーストの構えになっているはずです。
ゴルフ初心者の方でも、ゴルフボールとグリップの位置を基本通りにセットするだけで簡単にハンドファーストに構えられますので、ぜひ意識してみてくださいね。
1-3. 左足重心
フルショットではアドレスの重心位置をセンターにする打ち方が基本ですが、サンドウェッジのアプローチでは、左足重心にで構える打ち方の方がショットしやすくなります。
目安としては左足7割、右足3割位の気持ちで重心を配分されるとよいかと思います。レッスンプロによっては左足に9割乗せても良いと言っている方もいらっしゃいます。
そこで、練習場でサンドウェッジの打ち方の練習をする際に、ご自分が一番ショットしやすい重心配分を見つけてみてくださいね。
2. 前傾角度をキープする打ち方でサンドウェッジのダフリやトップを防ごう!
初心者の方がサンドウェッジで大怪我してしまうケースの大半は、ダフリとトップではないでしょうか。
グリーン周りからサンドウェッジで大ダフリしてしまい、次はダフリを警戒して大トップして結局何回打ったか分からなくなってしまったなんてこともありますよね。
サンドウェッジでミスショットしてしまう理由は、スイング中に前傾角度をキープできていない打ち方をしていることが大半です。スイング中に上体が起き上がった打ち方をすればトップしますし、上体が沈み込む打ち方をすればダフってしまいますよね。
特に初心者の方は上体が前後にぶれやすいと言われておりますので、意識して気をつけるようにしてみましょう。
ご自分の打ち方が前傾角度をキープできているか否かは、ゴルフ仲間のお友達や同伴プレーヤーの方にチェックしてもらうと簡単に確認できます。
初心者の時からしっかり前傾角度をキープした打ち方ができるようになると、今後の上達がとても早くなりますのでぜひ練習してくださいね。
3. 初心者は特に手首を固定した打ち方をマスターしよう!
サンドウェッジのアプローチの基本的な打ち方は、手首の角度をキープしてスイングする打ち方になります。
ここでいう手首の角度は2つあります。1つ目はゴルフクラブのシャフトと腕の角度です。そして、もう一つの角度が、上でご紹介したハンドファーストの角度です。
この2つの角度をしっかりとキープした打ち方をすることで、アプローチでゴルフボールを狙った方向へしっかりと飛ばすことができます。
しかしゴルフ初心者の方は、サンドウェッジでアプローチする際に手首の角度がフリーになった打ち方をしているケースが多い印象を受けます。
おそらく初心者の方は、手首の角度を固定したサンドウェッジの打ち方が基本の打ち方ということをご存知ないのではないでしょうか。
次回から練習場で練習する際は、しっかりと手首の角度を維持したスイングを意識してサンドウェッジのアプローチを練習してくださいね。
ただし、サンドウェッジの振り幅が腰の高さよりも高くなる時は、無理に手首の角度を維持する必要はありません。あくまでグリーン周りでのアプローチの打ち方ですので、初心者の方は誤解しないように気をつけてくださいね。
4. 初心者のサンドウェッジの飛距離調整は振り幅で行おう!
上でご紹介した打ち方でサンドウェッジのアプローチを練習すると、初心者の方でも比較的簡単にショットできるかと思います。ここまできたら、後はグリーンまでの飛距離の調整をするだけです。
このときにゴルフ初心者の方にありあがちなケースが、サンドウェッジのスイングの強弱で飛距離調整をする打ち方です。グリーンが近い時はサンドウェッジで軽く打って、遠い時は力を入れて打つ打ち方に心当たりはありませんでしょうか。
サンドウェッジの飛距離調整はゴルフクラブの振り幅で調整する方法が基本です。
グリーン周りからサンドウェッジを使用する場合、スイング幅はクラブヘッドが腰の高さよりも低くなることが大半です。
初心者の方もその範囲内のスイング幅でしっかりと飛距離調整できるように練習していきましょう。いつも練習場へ行かれる時から振り幅と飛距離を意識して練習していくと、初心者の方でも本番の距離感をつかみやすくなりますよ。
ゴルフ初心者はサンドウェッジの打ち方をマスターすれば大幅にスコアアップ!
いかがでしたでしょうか。ゴルフ初心者の方は、サンドウェッジのアプローチの打ち方の基本が分からずに大叩きしてしまっているケースが多いかと思います。
どんなスポーツにおいても初心者の内は基本通りに練習していくことが上達へのポイントですよね。
上でご紹介したサンドウェッジの打ち方はレッスンプロも推奨している基本的な打ち方になります。ぜひ練習場でサンドウェッジの練習をして、ゴルフ場でしっかりとグリーン周りを攻略できるようになってくださいね。
また、ゴルフ初心者の方はSWとAWを上手に使い分けることができていますでしょうか。初心者の方に限らず、グリーン周りはアプローチウェッジも活用するとさらにスコアアップが期待できます。
この違いについては、『サンドウェッジとアプローチウェッジの違いって?おすすめの使い分け方法を紹介!』で初心者の方にも分かりやすいように詳しくご説明しておりますので、ぜひご確認してくださいね。
また、初心者ゴルファーでバンカーを苦手とする方は多いのではないでしょうか?
そんな方は、ぜひこちらの『誰でも簡単に脱出!サンドウェッジのバンカーショットの打ち方の秘訣をご紹介!』を読んで、苦手なバンカーショットを克服してくださいね!