7番アイアンのバックスピン量はショットの成果を大きく左右します。7番アイアンでボールがグリーンに止まらない、飛距離が出ない、こうしたお悩みはバックスピン量が影響しているかもしれません。
そこで、7番アイアンのバックスピン量について詳しく考察していきます。7番アイアンのバックスピン量の目安はもちろん、スピン量が少ない場合や多い場合の影響、またその原因を詳しく解説していきます。
7番アイアンのバックスピン量に着眼して本記事をご覧の読者の方は、アイアンのスイングを見直す絶好の機会です。
ぜひこちらの記事の内容を参考にして、存分に練習にご活用してくださいね。
目次
1. 7番アイアンの理想的なバックスピン量とは?
そもそも7番アイアンのバックスピン量を把握されていないアマチュアの方も多いかと思います。
7番アイアンのバックスピン量は、ゴルフショップのスイング測定器などで測ることができます。ゴルフショップでクラブを購入するときは、基本的には試打されますよね。
せっかくなのでその機会に7番アイアンのヘッドスピードとバックスピン量はメモしておきましょう。
それでは、7番アイアンのバックスピンの量の目安をご紹介しておきます。あくまで目安として認識いただきたいのですが、大体5500回転/分程度が理想とされております。
ただ、7番アイアンのバックスピンの量は、クラブのヘッドスピードと密接に関係しております。ヘッドスピードが速くなるほどバックスピン量も多くなりますし、反対にヘッドスピードが落ちればバックスピンもかかりづらくなります。
あくまで目安としてのご紹介ですので、ご参考程度に頭の片隅に入れておきましょう。
2. 7番アイアンのバックスピン量が少ない場合
7番アイアンのバックスピン量が少ない場合、ショットにはどのような影響があるのでしょうか。
バックスピン量が少ない原因にも触れながら確認していきましょう。ここに該当されている方は、まだまだスコアアップが期待できますよ。
ご自分の7番アイアンのバックスピンの量と比較しながら、ぜひご覧になってくださいね!
2-1. バックスピンが少ない場合のショットへの影響
7番アイアン程度のミドルアイアンでは、グリーンにしっかりとボールが止まるナイスショットを打ちたいですよね。この際に絶対に必要になるのがバックスピンです。
7番アイアンのバックスピンの量が減ってしまうと、グリーンにボールを止めることができなくなってしまいます。
7番アイアンでショットしたボールがグリーンにダイレクトで落ちたのに、奥のラフまで転がっていってしまった経験はありませんでしょうか。
特に7番アイアンでボールが上がるのにグリーンに止まらないという方は、バックスピンの量が不足している可能性があります。
もし7Iのボールが上がらないという読者の方がいらっしゃいましたら、それには別の原因があります。
そこでまずは、『7番アイアンでボールが上がらないのはなぜ?その原因と直し方を総まとめ!』の記事を先にご覧くださいね。
2-2. バックスピンの量が少なくなる原因
それでは7番アイアンのバックスピン量が不足してしまう原因をみていきましょう。
これには大きく分けて、クラブの問題とスイングの問題の2つに大別できます。それぞれしっかりと対策し、次回のラウンドまでに活かしてくださいね。
きっとあなたのゴルフのスコアアップに向けて、大きく貢献してくれるはずですよ。
①クラブの問題
バックスピンは、クラブフェースの溝にボールが引っかかることで発生します。
しかしゴルフクラブを使用しているうちに、フェースの溝に土や草が挟まっていき、徐々に溝が埋まっていってしまいます。このような状態で7番アイアンを使用したら、それだけバックスピン量は少なくなってしまいます。
そこで、たまには爪楊枝などを使用してゴルフクラブのフェースの溝のお掃除しましょう。これは7番アイアンに限らず、全てのゴルフクラブに共通して言えることです。
またこれはラウンド中にも共通して言えることです。カートには、水の入ったバケツとブラシが付属しておりますよね。ラウンド中のちょっとした空き時間を有効活用して、バケツの水とブラシでクラブのお掃除をしていきましょう。
②スイングの問題
続いてスイング的要因を確認していきましょう。これはしっかりと練習していくことで、打ち方の改善にも繋がります。
ここではバックスピン量が不足してしまう代表的なスイングの問題点を2点ご紹介いたたしますので、ぜひ練習のご参考にしてくださいね。
フェースの芯にボールが当たっていない
7番アイアンのフェースの芯にボールが当たらないと、それだけバックスピン量は減少してしまいます。
ゴルフクラブのフェースを見ていただければ一目瞭然ですが、フェースのトウ側には溝がありませんよね。このためクラブフェースのトウ側に当たれば、それだけバックスピン量も減少してしまいます。
このようなゴルファーの方は、しっかりと7番アイアンのフェースの芯でボールを捕まえられるように練習していきましょう。
またアイアンが芯に当たらない原因と対策は、『アイアンの芯に当たらない!その原因と対策をパターン別で解説!』で詳しく解説しております。ぜひこちらも練習のご参考にしてくださいね。
ダウンブローでスイングできていない
ダウンブローはクラブを上から下へ降ろす軌道になりますので、それだけボールにスピンがかかりやすくなるのです。
しかし7番アイアンをレベルブローでスイングしてしまうと、当然バックスピン量は減少してしまいます。
7番アイアンのバックスピン量不足を感じたら、今一度スイング軌道がダウンブローになっているか練習場で確認してみましょう。イメージとしては、ボールを打った後に人工マットを叩いている感覚があるかどうかの手の感触で判断してください。
また7番アイアンをダウンブローでスイングするコツは、『すぐに上達!7番アイアンの打ち方とコツを徹底解説!』で詳しく取り上げております。ぜひこちらの記事もご覧になって、練習のご参考にしてくださいね。
3. 7番アイアンのバックスピン量が多い場合
それでは反対に、7番アイアンのバックスピン量が多すぎる場合の影響やスイングの問題点を見ていきましょう。
こちらのケースに該当されるアマチュアゴルファーの方もたくさんいらっしゃる印象を受けますので、ぜひご確認してくださいね。
バックスピンの量が多すぎるゴルファーの方は、克服することができれば大きくスコアを伸ばすことも期待できますよ!
3-1. ショットへの影響
7番アイアンでボールにバックスピンが掛かり過ぎてしまうと、ボールが空に吹け上がってしまいます。
このためボールの飛距離が思うように伸びず、またアゲインストなどの風の影響を受けやすいショットになってしまいます。
7番アイアンでグリーンに止まるには止まるが、飛距離に伸び悩んでいるとうゴルファーの方は、バックスピン量が多いのかもしれません。
次にご紹介するスイングの原因もしっかりとご確認してくださいね。こちらに該当される方も、まだまだスコアアップできるチャンスですよ!
3-2. バックスピン量が多い原因
7番アイアンのバックスピン量が多い原因は、ほぼ間違いなくスイングにあります。
ここでは特に代表的なスピン量の多くなる打ち方を解説していきますので、心当たりがないか早速チェックしていきましょう。
①アウトサイドイン軌道
スイング軌道がアウトサイドイン軌道だと、バックスピン量は増えやすい傾向にあります。またアウトサイドイン軌道ではボールの飛距離も全く出てくれません。
初心者の方はどうしても7番アイアンでアウトサイドイン軌道になりやくなってしまいますが、なるべくインサイド軌道でショットするように意識して練習していきましょう。
ただ初心者の方にとって、理想的なインサイドイン軌道は少し難しいかもしれません。
そこではじめのうちは、ゴルフクラブを内側から外側に振るインサイドアウト軌道で構いません。とにかくクラブを内側からスイングするように意識して練習してくださいね。
②すくい打ち
7番アイアンをすくうような打ち方になってしまうと、それだけバックスピンの量も増加してしまいます。
これはロフトの角度が影響しております。すくい打つような打ち方では、ロフト角が本来よりも寝てインパクトを迎えることになります。
つまり7番アイアンでスイングしていながら、8Iや9I相当のロフトでショットしていることになってしまうのです。これではバックスピンの量が増えてしまうのも当然ですよね。
初心者の方に限らず、7番アイアンがこのような打ち方になってしまっている方は多い傾向があります。しかし飛距離をロスする原因となってしまいますので、ぜひ練習して改善していきましょう。
また7番アイアンの飛距離不足に悩んでいる方は、『7番アイアンが飛ばないのはなぜ?その原因と飛距離アップのコツを徹底解説!』の記事も併せてご確認ください。
すくい打ちの対策も含めて幅広くご紹介しておりますので、きっと上達のヒントになるはずです。
理想的な7番アイアンのバックスピンを手に入れよう!
いかがでしたでしょうか。7番アイアンのバックスピン量がショットに与える影響はご確認いただけましたでしょうか。
上でご紹介した通り、バックスピン量は少なすぎても多すぎても厳禁です。いずれのケースでもスイングに原因がございますので、その点をしっかりと確認して今後の練習に繋げていきましょう。
また7番アイアンのフェースの溝にゴミが詰まっている方は、必ずラウンド前にお掃除してくださいね。
7番アイアンのバックスピン量を理想に近づけていけば、より飛距離が出てグリーンに止まるボールをショットできます。ぜひ練習にご活用してくださいね。