5番アイアンのロフト角が気になったあなたは、かなりの上級者ゴルファーではないでしょうか。最近ではアイアンのクラブヘッドのストロングロフトモデルが増えており、5番アイアンのロフト角も様々です。
そこで、5番アイアンのロフト角の目安について詳しく考えていきたいと思います。
もちろん、ストロングロフトと言う言葉に馴染みのないゴルフ初心者の方へも分かりやすいように丁寧にご説明していきますので、安心して確認してくださいね。
目次
1. 5番アイアンのロフト角はどのくらいなの?
まずは、5番アイアンのロフト角の目安が何度位になるのかを見ていきましょう。
また、目安を知っただけではつまらないかと思いますので、ぜひご自分の5番アイアンのロフト角と比較してみてください。もしかしたら普段ゴルフをするゴルフ仲間の方より飛距離が出る理由や、反対に飛ばない理由が分かるかもしれませんよ。
5番アイアンのロフト角に応じた飛距離目安は「ちゃんと飛んでる?5番アイアンの飛距離の平均と目安を徹底解説!」に詳しくご紹介しておりますので、ぜひこちらもご確認してくださいね。
1-1. 5番アイアンのロフト角の目安
5番アイアンのロフト角の目安を考えるべく、各メーカーより販売されているゴルフクラブの5番アイアンのロフト角を徹底的に比較してみました。
その結果、5番アイアンのロフト角の目安は21度〜27度位になっているようです。平均的にはロフト角24度のモデルが一番多い印象を受けました。
とはいえ、クラブヘッドのロフト角が21度と27度は番手でいうと2度近く変わってしまいますので、もはや同じ5番アイアンとは言えないですね。
1-2. 5番アイアンのロフト角がゴルフクラブごとにバラバラな理由
なぜゴルフクラブのメーカーやブランド毎に5番アイアンのロフト角がバラバラになってしまうのでしょうか。これは5番アイアンに限った話ではなく、全てのアイアンのクラブでこの傾向が認められます。
このようにロフト角が異なってしまう理由は、ゴルフクラブの番手毎にクラブヘッドのロフト角のルールがないからです。
例えば同じロフト角25度のアイアンでも、メーカーが5番アイアンと言えば5番アイアンですし、6番アイアンと言えばそうなってしまうのです。
アイアンの飛距離を考える際は、番手だけではなくクラブヘッドのロフト角も参考にしていく必要があると言えそうですね。
1-3. 5番アイアンのロフト角を確認する方法
それでは、ご自分の5番アイアンのロフト角が何度なのか確認する方法を考えていきましょう。ゴルフクラブのロフト角とは、シャフトとフェース面の角度ですから、そこの角度を測れば良いわけですが、ご自分で測るのは難しいです。
まさか分度器で測るわけにもいきませんよね。ゴルフはとてもシビアなスポーツですので、分度器による簡易計測によって生じてしまったミスは取り返しがつきません。
そこで5番アイアンのロフト角を確認する方法は、メーカーのホームページを確認することがおすすめの方法です。基本的にクラブヘッドのロフト角はホームページに掲載されておりますので、そちらで確認してくださいね。
また、ゴルフショップへゴルフクラブを持っていけばロフト角を正確に測っていただけますので、こちらもおすすめの方法になりますよ。
2. 5番アイアンのロフト角はストロング化している
最近では、ストロングロフトという言葉を頻繁に耳にしますよね。
5番アイアンのロフト角がメーカー毎にバラバラになってしまう原因として、アイアンのクラブヘッドのストロングロフト化が大きく影響しております。
そこで、ストロングロフトについて考えていきましょう。
2-1. ストロングロフトとは
ストロングロフトという言葉はご存知でしょうか?
先ほど5番アイアンのロフト角の平均は24度位とご説明致しましたが、24度より立っている5番アイアンをご使用されている方もいらっしゃるかと思います。
このように、クラブヘッドが平均のロフト角よりも立っているモデルのゴルフクラブのことを、ストロングロフトと呼んだりします。
また、ゴルフクラブのストロングロフト化は年々進んできておりますので、5番アイアンのロフト角が24度であること自体をストロングロフトモデルと呼んでいるゴルファーもいらっしゃいます。
2-2. ストロングロフト化が進んでいる理由
それでは、なぜアイアンはストロングロフト化しているのでしょうか。
おそらくですが、アイアンのクラブヘッドをストロングロフト化させることで、より簡単にゴルフボールの飛ぶ飛距離を上げようというのがメーカーの考え方だと思います。
例えばですが、かつての4番アイアンのロフト角を5番アイアンに採用し、シャフトの長さは既存の5番アイアンのままにすれば、4番アイアンの飛距離を5番アイアンで打つことができるようになりますよね。
厳密にはシャフトの長さの違いを考慮する必要がありますので、全く同じ飛距離にはなりませんが、考え方のイメージとしてご参考になるかと思います。
また飛距離を追求するゴルファーの心理も、メーカーのクラブヘッドのストロングロフト戦略に多少なりとも影響しているのではないでしょうか。
3. アイアンの試打クラブは以前は5番アイアンだった
今となっては、アイアンの試打クラブは7番アイアンが当たり前ですが、1980年代頃は5番アイアンが試打クラブの基本であったことをご存知でしょうか。
2000年以降にゴルフを始められた方はあまりご存知ないかと思います。
5番アイアンが試打クラブなんて難しい!と思ってしまいそうですが、決してそのようなことはありません。
当時は5番アイアンの平均飛距離が150ヤードと言われておりました。これは昔の人が飛距離に悩んでいた訳ではございません。当時の5番アイアンは今日の7番アイアンと同じようなクラブヘッドのロフト角だったからです。
こうしてみると、この数十年間の間にゴルフクラブのストロングロフト化はかなり進んでいると言えますね。
ゴルフ上達のために5番アイアンのロフト角を確認しよう!
いかがでしたでしょうか。5番アイアンのロフト角と一言でいっても、メーカーやブランド毎にその範囲は様々です。
同じ5番アイアンでもロフト角が大きく異なることがありますので、ゴルフ仲間よりも5番アイアンの飛距離が足りないからといって落胆する必要はないかもしれません。
ぜひ5番アイアンのロフト角を確認して、自分の5番アイアンの飛距離目安を見つけてくださいね。
またゴルフ初心者の方では、5番アイアンは難しいゴルフクラブになりますので、7番アイアンの飛距離を確認された方が上達の近道になる可能で性が高いです。
7番アイアンの飛距離目安は「【プロとアマチュア比較】7番アイアンの平均的な飛距離はどれくらい?」で詳しくご紹介しておりますので、ぜひご確認してくださいね。