5番アイアンなどのロングアイアンがスライスしてしまうゴルファーは多いのではないでしょうか。
ショートアイアンは軽いドローボールをショットできるのに、5番アイアンになった途端にスライスしてしまって飛距離が伸び悩んでいるといったご相談はたくさん受けます。
5番アイアンがスライスしてしまう原因は大きく分けて2つあります。
1つ目の原因はスイング軌道がアウトサイドインの打ち方になっていること、そしてもう一つの原因はインパクトの瞬間にフェースが開いてしまっていることです。
そこで、この2つの原因と対策方法を詳しくご紹介していきます。
スライスのメカニズムが良くわからないゴルフ初心者の方も必見の内容ですので、ぜひご確認してくださいね。
目次
1. 5番アイアンの軌道がアウトサイドインでスライスしてしまう場合の原因と対策
まずはアウトサイドインによるスライスについて見ていきましょう。ゴルフ初心者のうちはどうしてもこのスイング軌道になりやすいです。
ここでご紹介する対策方法をご参考にしっかり練習場で練習して、5番アイアンがスライスにしないようにしてくださいね。
1-1. スイング軌道がアウトサイドインだとスライスしてしまう理由
ゴルフ初心者の方は、アウトサイドイン軌道とスライスの相関性が良くわからない方もいらっしゃるかと思い、念のためご説明していきます。
アウトサイドインのスイング軌道で打つと、ゴルフボールを外側から内側へカットするような打ち方になりますよね。
そうするとゴルフボールにスライス回転がかかってしまい、その結果スライスしてしまう原因となってしまうんです。
1-2. アウトサイドイン軌道のチェック方法
ご自分のスイング軌道がこのアウトサイドイン軌道になってしまっているのかを確認する方法をご紹介していきます。
まずは、ショットした時のゴルフボールの飛んでいく方向性を確認してください。このとき、ボールの出玉がターゲットラインよりも左側に飛んでいく場合はアウトサイドイン軌道になっている可能性が高いです。
反対にターゲットラインよりも右側に飛んで行っている場合はこのスイング軌道にはなっておりませんので、ご安心してくださいね。
1-3. 5番アイアンがアウトサイドイン軌道になりやすい原因
5番アイアンなどのロングアイアンやドライバーなどのシャフトの長いクラブは、このアウトサイドイン軌道になりやすいと言われております。
その理由としてはシャフトが長い分だけ切り返しでためがつくることができず、ダウンスイングで体が先に開いてしまって腕が引っ張られるような形でクラブが外側から入ってくる打ち方になるからです。
ショートアイアンなどのシャフトの短いクラブはこのようなスイングでも振り遅れにくいですが、5番アイアンはシャフトが長いので振り遅れてしまい、アウトサイドインになってしまうのですね。
1-4. アウトサイドイン軌道を直すコツ
5番アイアンのアウトサイドイン軌道を直すコツは、テークバックでしっかりと体を回転するように意識しましょう。イメージとしてはご自分の背中がターゲット方向を向くくらい体を回転させることです。
こうすることで切り返しで体が開かなくなり、しっかりと内側からクラブが入ってくるインサイド軌道でスイングできるようになります。
ぜひ練習場で意識して練習して見てくださいね。
2. 5番アイアンのフェースが開いてしまってスライスする場合の原因と対策
次に5番アイアンのフェースが開いてしまってスライスする原因を見ていきましょう。
実はショートアイアンなら多少フェースが開いても、スライスすることなくショットできます。しかし5番アイアンなどのロングアイアンはフェースが開いてインパクトしてしまうと、間違いなくスライスしてしまいます。
そこで、5番アイアンのフェースが開いてしまう原因とおすすめの対策方法をまとめてご紹介していきたいと思います。
2-1. 5番アイアンのフェースが開きやすい理由
5番アイアンは残り飛距離が長い時に使用するクラブになりますので、どうしてもスイングに力が入りやすくなってしまいます。
しかし、スイング中に力が入ってしまうとクラブヘッドが返りにくくなってしまうため、フェースが開きやすくなってしまいます。また腕に力が入ってしまうと、ダウンスイングで腕から振り下ろすスイングになってしまい、その結果フェースが開いてしまいやすいです。
このように、5番アイアンはフェースが開いてしまう原因がたくさんあります。
そこで、フェースが開きにくくする対策を取っていくことが大事なスライス対策になりそうですね。そこで次からはフェースを開きにくくするコツをご紹介していきます。
2-2. 大きくゆったりとスイングする
5番アイアンは他のアイアンよりも力が入ってしまい、スライスしやすくなっております。
そこで、5番アイアンを握る時は特に意識して力を抜いてスイングするようにしましょう。またスイングするときは大きくゆったりとスイングすることも大事なコツになります。
大きくゆったりとスイングすることで力が入りにくくなり、フェースが開きにくなりますので、スライス対策としても大変おすすめな方法です。
ぜひ普段の練習場から意識して練習して見てくださいね。
2-3. フックグリップで握る
5番アイアンは、フェースが開いてスライスしやすいクラブでしたね。そこで、アドレスの時から多少フックグリップに握ってスライス防止の対策をとる方法もおすすめです。
特にロングアイアンがスライスしてしまうゴルファーはぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
ただし、ゴルフ場でいきなりフックグリップに握ってスイングするとドフックしてしまう可能性がありますので、まずは練習場でしっかりと練習してからコースに臨んでくださいね。
2-4. ゴルフボールの置く場所に気をつける
5番アイアンのゴルフボールの置く場所は問題ないでしょうか。
5番アイアンのボールの位置の基本は左脇の前あたりとなります。多少左右にずれる分には影響が少ないですが、ボールの位置が右足側過ぎるとスライスの原因になってしまいます。
ゴルフスイングはダウンスイングからインパクトにかけて、徐々にフェースが返って来ています。ゴルフボールの位置が基本よりも右足過ぎると、十分にフェースが返りきらず開いてインパクトしやすくなってしまいますので、それだけスライスしやすくなってしまいます。
5番アイアンのスライスに悩んでいる方はぜひご自分のゴルフボールの置く位置をご確認してみてくださいね。
また、5番アイアンのボール位置に関しては『無駄なミスを減らす!5番アイアンの正しいボールの位置とアドレスの取り方!』で詳しくご紹介しております。ボールの位置に不安のあるゴルファーはぜひこちらも併せてご確認してくださいね。
スライスの原因を克服して5番アイアンでナイスショットを打とう!
いかがでしたでしょうか。5番アイアンがスライスしやすい原因と対策方法はご確認いただけましたでしょうか。
まずは、ご自分が上でご紹介したどちらの原因でスライスしてしまっているのかを明確にしましょう。そして5番アイアンがスライスしてしまう原因を徹底的に練習して改善することで、スライスを直していくことができます。
5番アイアンをスライスせずにショットできると非常に格好良いです。ぜひたくさん練習して、スライスしない美しい弾道をショットできるようになってくださいね。
また、5番アイアンがスライスしている方は飛距離不足に悩まれている方も多いのではないでしょうか?
5番アイアンの飛距離が飛ばない理由については、『5番アイアンが飛ばない!その原因と対策方法をパターン別に徹底解説!』に詳しくご紹介しておりますので、ぜひこちらも併せてご確認してくださいね。