パターのグリップをご自分で交換しようとしているゴルファーの方もいらっしゃいますよね。ゴルフクラブのグリップの交換方法はとても簡単ですので、ご自分でも十分に実施することができます。
そこで、パターのグリップを交換するときの作業手順や注意点をまとめてご紹介していきたいと思います。
これからパターのグリップ交換に挑戦されている方は、ぜひここでご紹介する交換方法をご参考にしてみてくださいね!
目次
1. まずは古いパターのグリップを交換のために剥がす
グリップの交換方法として、まずは古いパターのグリップを剥がしていきます。剥がし方としては、古いグリップをカッターで裁断してしまう方法が一番手っ取り早いです。
この時、カッターの刃でシャフトに傷を付けてしまうと、そこから腐食が始まってしまう可能性もありますので、なるべくシャフトに傷をつけないように意識しましょう。
裁断のコツとしては、カッターの刃をゴルフクラブのシャフトに対して寝かせるようにしてカットすることです。
ただどうしてもシャフトへの傷が心配というゴルファーもいらっしゃるかと思います。
そのようなゴルファーは、ゴルフクラブのグリップ交換専用のカッターとして「ライト G-706 グリップカッター」が販売されておりますので、ぜひそちらをご活用してみてはいかがでしょうか。
2. パターのシャフトについている古い両面テープを剥がす
グリップを完全にシャフトから剥がすと、シャフトに古い両面テープが付いているのがわかるかと思います。この両面テープは再利用できませんので、全て剥がしましょう。
この時はこびりついてしまっている両面テープも完全に綺麗に剥がすことが、大事な交換方法のポイントです。
シャフトに一部でも古い両面テープが残ってしまうと、新しいグリップを挿し込む時に引っ掛かってしまったり、グリップ交換後にその部分だけ出っ張ってしまい、パターのグリップ感が著しく損なわれてしまう可能性があります。
どうしてもゴルフクラブのシャフトにこびりついている両面テープが剥がせないという時は、テープ剥がしスプレーなどを活用する方法もあります。
特におすすめなのが、こちらの「強力シール&フックはがし スプレータイプ」です。利用方法はとても簡単で楽なので、パターの交換方法を確認したこの機会に、念のためご用意されておくと心強いですよ!
3. パターのシャフトに両面テープを巻きける
グリップ交換方法の次の手順としては、パターのシャフトに両面テープを巻きつけていきます。
この際に使用する両面テープは、スーパーなどで市販されている普通の両面テープで構いません。それでは両面テープの巻き方を確認していきましょう。
3-1. 螺旋巻きと縦張り
ゴルフクラブのグリップの交換方法としての両面テープの巻き方には「螺旋巻き」と「縦張り」の2種類の方法があります。
螺旋巻きとは、螺旋階段のようにゴルフクラブのシャフトに両面テープを巻いていく方法です。
一方の縦張りとは、シャフトからグリップエンドの頂点まで両面テープを貼っていき、そこで切らずに折り返してまたシャフトまで両面テープを貼っていく方法です。
この両者の違いは、螺旋巻きの方がわずかにゴルフクラブのグリップ部分の重量が重く、そして太くなることです。
基本的な交換方法の考え方として、以前使用していたグリップと同じグリップに交換される際は、両面テープも同じ方法で巻いていくと良いかと思います。
形状や重量が異なる新しいグリップに交換する時は、どちらの方法で巻いても問題ないと思います。
3-2. シャフトのエンド部分を両面テープでふさぐ
パターのグリップの交換方法としてこの際に気をつけたいポイントは、ゴルフクラブのシャフトの先端に開いている穴を両面テープでしっかりと塞ぐことです。
この穴を両面テープで塞ぎ忘れてしまうと、パターのグリップを交換した後にシャフトに中に水分が入ってしまい、シャフトが腐食してしまう可能性があります。
また水だけでなく砂も入ってしまい、パターが「カチャカチャ」音がなるゴルフクラブになってしまいます。
初めてパターのグリップ交換に挑戦されるゴルファーの方はうっかりしやすい交換方法手順の一つですので、忘れないようにしてくださいね。
4. 両面テープと新品のグリップの中に潤滑スプレーを吹きかける
パターのグリップ交換方法も後半戦にさしかかってきました。パターのシャフトに新しいグリップを挿しこみたいのですが、現状のままでは両面テープがベタベタしていて、挿すことができませんよね。
そこで次の交換方法の手順として、両面テープの上から潤滑スプレーをたっぷりと吹きかけていきます。潤滑スプレーはゴルフクラブのグリップ交換専用の商品がありますので、初めてご自分で実施される方はこちらを使用しましょう。
特におすすめなのが、こちらの「ライト グリップ交換溶液エアゾール」です。品質も良くお値段もお手頃なので、とても人気の商品ですよ!
またパターのシャフト側だけでなく、交換するグリップの中にもたっぷりと潤滑スプレーを吹きかけましょう。その際は、グリップの先端に空いている穴を指で塞ぐようにしましょうね。
この際はスプレーをケチることなく、これでもかというくらい吹き付けた方が良いです。
潤滑スプレーの量が足らないと、グリップがパターのシャフトの途中までしか入らず、ボツになる可能性もありますので、注意が必要ですよ!
5. パターのグリップをシャフトに射し込む
パターのグリップ交換方法として最も緊張する瞬間です。潤滑スプレーをたっぷりと吹き付けたら、グリップをパターのシャフトに挿し込んでいきます。
この時は、グリップの向きを大体合わせたら、細かいことは気にせず素早く最後まで挿し込むことが大切な交換方法のポイントです。
ご自分でパターのグリップ交換に挑戦する時は、グリップの向きを気にしながら慎重に挿し込んでいきたい気持ちは良くわかります。しかし、先ほど吹き掛けた潤滑スプレーは、刻一刻と気化が始まっております。
グリップをゆっくり挿し込んでいく交換方法では、グリップが途中で動かなくなってしまい、グリップ交換に失敗してしまう可能性すらあります。
この失敗は初めてご自分でゴルフクラブのグリップ交換に挑戦された方の失敗体験談として有名ですので、ぜひ気をつけてくださいね。
6. パターのグリップの向きを微調整する
グリップをパターの奥まで挿し込むことができたら、あとはグリップの向きを微調整していきます。この時も刻一刻と潤滑スプレーは帰化し続けておりますので、素早く手際よくグリップの向きを合わせていく必要があります。
まずはパターのスコアラインに対してグリップの水平をとります。この際、パターのグリップをフックグリップやウィークグリップに調整したいゴルファーは、その調整も行います。
そして次にパターを上下左右から確認し、グリップの曲がりや歪みを直していきます。
その際にパターを持つ時にグリップ部分を握ってしまうと、グリップの向きが動いてしまいますので、必ずパターのシャフトの部分を持つようにしましょう。
7. 潤滑スプレーが乾燥するまでパターのグリップを保管する
ここまできたら、パターのグリップ交換方法の手順がほぼ終了したも同然です。あとは潤滑スプレーが完全に帰化しグリップがシャフトに固着するまで、パターを安全な場所で保管しましょう。
保管する時は、なるべく乾燥した風通しのよい場所に置いておくと良いかと思います。パターを立てかけて保管する時は、何かの拍子にパターが倒れてしまわないように気をつけましょうね。
乾燥時間の目安としては、6時間を目安にされると良いかと思います。この際の乾燥時間は使用する潤滑剤によって異なります。
詳しくは『パターのグリップを交換する際の乾燥時間はどれくらい?溶液ごとの目安と注意点を総まとめ!』で詳しくご紹介しておりますので、ぜひこちらでご確認してくださいね。
パターのグリップ交換方法を頭の中で整理しよう!
いかがでしたでしょうか。パターのグリップの交換方法は確認いただけましたでしょうか。
パターのグリップはご自分でも簡単に交換できます。しかし、潤滑スプレーを吹きかけてから微調整するまで、余り時間的な余裕がありません。
そこでご自分でパターのグリップ交換に挑戦される時は、上でご紹介した交換方法の手順をしっかりと頭の中で整理してから着手してくださいね。パターのグリップ交換に成功されることを陰ながら応援してます!
またパターのグリップ交換のように、ご自分でパターをカスタムするとゴルフクラブに一層の愛着が湧きますよね。パターのカスタム方法としては、鉛調整も有力な方法です。
パターのグリップ交換方法をご確認されたこの機会に、ぜひ『【悩み別】バランス調整で理想のゴルフクラブに!正しい鉛の貼り方のコツを解説!』もご確認してみてはいかがでしょうか。