アイアンセットは5Iまでしか含まれておりませんが、その上位番手として4番アイアンを別売りしているブランドもあります。こうした4番アイアンのロフト角はどのくらいなのでしょうか。
そこで、4番アイアンのロフトの角度の目安を徹底的に考察していこうと思います。
ここでは4番アイアンの取り扱いのある代表的なメーカーをもとに、プロ志向の上位モデルからアマチュアでも使用しやすい人気モデルまで幅広く比較対象としてご紹介しております。
また後半では4番アイアンのロフト角の選び方などもご紹介しておりますので、こちらも併せてご参考にしてくださいね。
4番アイアンに少しでも興味のあるゴルファーの方は、まずは4番アイアンのロフト角から確認してみましょう!
目次
1. 4番アイアンのロフト角を徹底比較
それでは、4番アイアンのロフト角を見ていきましょう。
ここでは、プロ志向のブランドからアマチュアにも大人気なブランドまで、代表的なブランドの4番アイアンを4本取り上げて、それぞれのロフト角を比較していきます。
メーカーやブランド毎にゴルフクラブを比較してみると、同じ番手の4番アイアンでもロフト角の違いがよくわかります。ぜひこの機会に確認してみてくださいね。
1-1. タイトリスト 718MB
まずは市販モデルの中でも最上級モデルの一つである、タイトリストのマッスルバックシリーズから確認していきましょう。
マッスルバックはプロゴルファーの方でもそのまま使用できるほど上級者モデルと言われております。
タイトリスト718CBの4番アイアンのロフト角は24度となっております。後にご紹介するモデルよりもロフト角が寝ていることが確認できますね。
1-2. タイトリスト 718CB
同じくタイトリストから販売されているキャビティーモデルを確認していきましょう。
タイトリストのCBシリーズは、マッスルバックの難しさを抑えつつ、アマチュアゴルファーにも使用しやすいモデルとして販売されております。
タイトリスト718CBの4番アイアンのロフト角は23度となっております。先ほどご紹介したマッスルバックよりもロフト角が1度立っていることが分かりますね。
1-3. TOUR B X-CB
続いてブリヂストンから販売されている、TOUR B X-CBの4番アイアンのロフト角を確認していきましょう。
こちらのシリーズはアイアンの飛距離の常識を破ったJGRの後継モデルとして、人気を集めているモデルになります。
TOUR B X-CBの4番アイアンのロフト角は22.5度となっております。
1-4. ヤマハリミックス118
最後にご紹介する4番アイアンは、アイアンの中でも特に飛距離が出ると話題のヤマハ製リミックスのゴルフクラブです。
こちらのモデルは、2番手上の飛びと称する「インプレスUD +2」の上位モデルになります。
ヤマハリミックス118の4番アイアンのロフト角は22度になります。上でご紹介した4本のゴルフクラブの中で最もロフト角の立っていることがご確認いただけますね。
2. 4番アイアンは5Iよりもロフト角が寝てることも!
最近では、5I〜PWのロフト角が非常に立ってきております。
5Iの平均的なロフト角は24度前後になると思われますが、これは、すでにタイトリストマッスルバックの4番アイアンのロフト角とほとんど変わらないですよね。
また5Iの中でも、ロフト角が22度のクラブもあります。これはすでに上でご紹介した4番アイアンのロフト角と同等か、4番アイアンの方がロフト角が寝ていることになりますね。
5Iのロフト角の平均は、『5Iの角度の目安と選び方!おすすめなロフト角&ライ角をご紹介!』で取り上げておりますので、ぜひこちらもご確認してくださいね。
このようにトラディッショナルモデルの4番アイアンのロフト角を確認すると、アイアンのストロングロフト化の現状が良く分かりますね。
3. 4番アイアンのロフト角の選び方
まず、ご自分が購入したアイアンセットに、別売りで4番アイアンが販売されている場合は、迷わずそちらのゴルフクラブを購入しましょう。
せっかく同じブランドの商品で4番アイアンを購入できるチャンスがあるのですから、喜んでその恩恵を享受しましょうね。
ただしゴルフクラブの中には4番アイアンの設定のないブランドもたくさんあります。この場合は、4番アイアンのロフト角が非常に大切なポイントになります。
アイアンは番手ごとのロフト角の繋がりが非常に大切です。アイアンのロフト角は4度刻みと記憶されている方も多いかと思いますが、ロングアイアンの番手間のロフト角の違いは「3度」になることが一般的です。
そこでご自分の5Iのロフト角をまず確認し、そこから3度立っている4番アイアンを探してみましょう。
4. 4番アイアンのロフト角が見つからないことも!
ストロングロフトの場合、4番アイアンのロフト角が見つからないことがあります。
通常、4番アイアンを使用する場合は、5Iのロフト角が25度〜27度になる場合が一般的です。
しかしストロングロフトは、すでに22度クラスのアイアンを所有していることになります。
別の言い方をすれば、すでに4番アイアンに匹敵するゴルフクラブを持っていると表現しても過言ではありませんね。
メーカーとしても、すでに4I相当のロフト角のクラブを5Iという形で販売しているわけですので、敢えてそれ以上ロフト角の立っているクラブを製造する必要はありません。仮に販売してもニーズがなくて採算が成り立ちませんよね。
どうしても19度のアイアンを購入したい場合は、上級者モデルの3番アイアンを購入する必要がありますが、これはあまり現実的な選択肢とは言えませんよね。
目安となる4番アイアンのロフト角は22〜24度!
いかがでしたでしょうか。4番アイアンのロフト角の目安は22〜24度ということはご確認いただけたでしょうか。
上でご紹介したように、4番アイアンはストロングロフト化の影響を受けていないトラディッショナルモデルに設定されているクラブです。
このため4番アイアンのロフト角は、昔も今もそれほど大きく変わっておりません。
4番アイアンのロフト角を探している方は、まずは5番アイアンのロフト角を確認し、4番アイアンを購入するメリットがあるか十分に検討してくださいね。