ドライバーで飛距離300ヤードといえば、誰しもが憧れる夢のような飛距離になりますよね。それだけにドライバーの300ヤードは非常に高い目標になります。
しかし、このサイトをご覧になっているゴルファーの中には、本気でドライバーで300ヤードを目標にされている方もいらっしゃるかと思います。
そこで、ドライバーで300ヤード飛ばすために必要なスイングの条件や、その条件を満たすコツを徹底的に解説していきます。
300ヤードは簡単な数値ではありませんが、決して不可能な数値ではありません。その証拠にアマチュアゴルファーの方でも300ヤードショットできる方も確かにいらっしゃいます。
それでは早速、ドライバーで飛距離300ヤードを達成するために必要なポイントを確認していきましょう。
目次
1. ドライバーで飛距離300ヤードをショットするための条件
まずはドライバーで飛距離300ヤードを達成するための条件を確認していきましょう。
ドライバーの飛距離は「ヘッドスピード」「ミート率」「バックスピン量」の3点から構成されますよね。
また、ドライバーの飛距離は「ミート率×ヘッドスピード×4」で計算することができます。この計算式をもとに、それぞれの指標でどの程度の数値が必要になるのかを確認していきましょう。
1-1. ヘッドスピード
ドライバーで飛距離300ヤードを達成するためには、最低でもヘッドスピードは50m/s以上必要になります。
これにはミート率が大きく関係しております。ミート率の限界値は1.5位で収束するため、これ以上高めることはプロゴルファーでも困難を極めます。
そしてミート率が1.5の時に、飛距離300ヤードを達成できる最低のヘッドスピードが50m/sになるのです。これは上の計算式を確認いただけると一目瞭然です。
「ミート率1.5×ヘッドスピード50×4=300ヤード」になることを確認してくださいね。
1-2. ミート率
上ではミート率の限界値とも言われる1.5を指数として扱ってきました。しかしこれはかなり高い数値となりますので、アマチュアゴルファーの方が簡単に出せる数字ではありません。
とはいえミート率が下がってしまうと、それだけヘッドスピードをあげないと300ヤードを達成するこはできません。
例えば、仮にミート率が1.4の場合は、ヘッドスピードが53以上必要になる計算になります。
しかしアマチュアゴルファーの方にとって、ヘッドスピード50も高い目標になりますので、それ以上高くすることは困難を極めることが想定されますよね。
以上を踏まえて、ヘッドスピード51で飛距離300ヤードを達成できるミート率1.47を一つの目安としてご紹介したいと思います。
飛距離300ヤードを目指すからには、最大ミート率1.47を目指していきましょう。
1-3. バックスピン量
飛距離を求める計算式にバックスピン量は含まれておりませんが、300ヤードを達成するためにはバックスピン量も非常に大切です。
バックスピン量が掛かり過ぎてしまうと、ボールが上へ吹け上がってしまい、前へ進む推進力が奪われてしまいます。反対にバックスピン量が少なくなるとボールが失速してしまい、キャリーが短くなってしまいます。
ドライバーの最大飛距離を出すための理想的なバックスピン量は2000〜2300回転/分と言われております。
これも飛距離300ヤードを達成する上でとても重要なポイントとなります。
2. ヘッドスピードをアップさせて飛距離300ヤード達成へ!
ドライバーで300ヤードを達成させる上で最大のハードルとなるのがヘッドスピードになるかと思います。
ヘッドスピードはゴルファーの運動能力と密接に関係しているため、技術練習だけで向上させることは難しいです。
とはいえ、飛距離300ヤードを達成するためには、最低でもヘッドスピード50の壁をぶち破る必要があります。そこで、ヘッドスピードを少しでも上げる方法を徹底的に解説していきます。
2-1. 飛距離300ヤードに向けた効率的なドライバーの選び方
ヘッドスピードを最大化させる上で、ドライバーの選び方は非常に大切です。
ヘッドスピードを上げる最も簡単な方法は、シャフトの長いクラブを使用することです。シャフトの長さが1インチ長くなれば、ヘッドスピードは1上がります。
とはいえ、ゴルフクラブにはルールもあり、最大で48インチまでのクラブしか認められておりません。
一般的なドライバーの長さが45インチの商品が多いです。これをルール限界の48インチのクラブに変更するだけで、ヘッドスピードを3上げることが可能です。
ただしシャフトの長いゴルフクラブを使用するとミート率が下がり、ドライバーの平均飛距離も下がってしまう可能性は否めません。
とはいえ仮に1ラウンドに13回はミスショットしても、1回300ヤードショットできれば満足してしまうのがゴルファーの心情ですよね。このような観点から見れば、長尺ドライバーを使用して300ヤードを目指すのは有力な選択肢と言えそうです。
2-2. 筋肉トレーニング
飛距離300ヤードに向けてヘッドスピードを上げるためには、筋肉トレーニングも必須と言えます。スイング中に下半身や体幹がブレてしまうと、スイング軌道も付随してブレてしまいます。
ヘッドスピードを50以上にするためには、スイング軸を固定し、駒のようにキレのある回転をしていく必要があります。
そしてこのようなスイングを実現させるためには、下半身と体幹のトレーニングが必須とも言えます。
本気で飛距離300ヤードを目指したい方は、ぜひ今のうちからトレーニングを初めてみてはいかがでしょうか。
またゴルフの筋トレとしておすすめな方法は、『ゴルフの筋トレ&体幹トレーニングは本で学べ!絶対おすすめな人気本ランキングTOP5!』でご紹介している本に詳しく載っております。ぜひこちらもご参考にしてくださいね。
3. ミート率を上げてドライバーの飛距離アップ!
ドライバーで飛距離300ヤードを達成するためには、ミート率を向上させることも急務でした。
勘違いされている方もいらっしゃるかもしれませんが、ドライバーの芯でボールをショットできれば、ミート率が最大値になるわけではございません。
打点以外にもミート率を左右するポイントはいくつかあります。そこでこれらのポイントをまとめてご紹介していきます。
3-1. インパクトでのフェースの向き
これは当然のことなので説明不要かと思いますが一応ご紹介いたします。インパクトの瞬間にドライバーのフェースが開いているとミート率は大きく減少してしまいます。
フェースが開くと大抵の場合はスライスしてしまうため、ご自分でもフェースの開きに気付くことができますよね。
ただスイング軌道が綺麗なインサイドイン軌道になっている方の場合、フェースが多少開いていてもスライスが出ないこともあります。
ショットマーカーを使用して芯に当たっているのに飛距離が出ないと悩んでいる方は、今一度フェースが開いていないか確認されてはいかがでしょうか。
3-2. インパクトの直後にヘッドスピードを最大化させる
多くのアマチュアゴルファーの方は、インパクトの前でヘッドスピードが最大化され、失速しながらボールをインパクトしていると言われております。
しかしプロゴルファーは、ボールに向かってヘッドが加速し、インパクト直後にヘッドスピードが最大化すると言われております。当然後者の方がミート率は高くなります。
この両者の違いには、バックスイングでコックをキープできているか否かが大きく影響しております。バックスイングの初期段階でコックが解けてしまうと、クラブが失速してしまいます。
反対にインパクト直前までコックをキープできると、プロゴルファーのような加速するスイングができるようになります。
ダウンスイングでコックを維持する方法は、『ゴルフスイング中に手首のコックをほどかないで維持するコツと練習方法!』で詳しくご紹介しております。
ドライバーの飛距離300ヤード達成に向けて必修の内容ですので、ぜひこちらもご確認してくださいね。
3-3. インパクトで右肘を曲げる
これはあまり知られていないテクニックですが、飛ばし屋と言われているプロゴルファーは、大抵の選手がインパクトで右肘が曲がっております。
これは右肘を曲げることで、より強くボールを押し出してミート率を向上させるためと言われております。
イメージできないという方は、物を押す時の動作を思い浮かべてください。物を押す時は、腕を曲げた状態よりも軽く曲げた状態の方が力も入りますよね。この原理をゴルフのスイングにもそのまま応用しているのです。
このように強引にでもミート率をあげると、飛距離300ヤードの壁が見えてきます。
インパクトの瞬間に右肘を曲げるためには、アドレスの段階から多少右肘を曲げて構えられると良いかと思います。この飛ばしテクニックに興味のある方は。ぜひ練習場で試してみてくださいね。
4. バックスピン量を減らしてドライバーで300ヤード飛ばす!
バックスピン量は2000〜2400回転の幅に抑える必要がありました。
しかし多くのアマチュアゴルファーの方は、バックスピン量が3000回転以上発生しており、飛距離をロスしていると言われております。
そこで、ドライバーでショットした際のボールのバックスピン量を減少させる方法をご紹介していきたいと思います。
4-1. ティーアップを高くする
バックスピン量を減少させるためには、アッパーブローでのスイング軌道でショットする必要があります。
ドライバーはアッパーブローが理想という言葉を聞いたことはありませんか。これにはこのような理由があるんですよ。
ドライバーをアッパーブローでスイングするためには、ボールをティーアップする高さを高くすることがコツになります。
すでにティーを高くされているゴルファーの方は、無理にそれ以上ティーを高くする必要はありません。しかし低いティーを使用しているゴルファーの方は、1サイズ上のティーを使用されるのもおすすめな飛距離アップ方法になりますよ。
またスイング軌道がアッパーブローか否かはティーショットでティーが飛ぶ方向で判断できます。
こちらに関して詳しくは、『ゴルフのティーは後ろに飛ぶのが理想!?飛ぶ方向で正しいスイング軌道を確認しよう!』でご紹介しておりますので、ぜひご確認してくださいね。
4-2. 飛距離アップスプレー
ドライバーのバックスピン量を強制的に減少させるチート級の商品があることをご存知でしょうか。それがズバリ「飛距離アップスプレー」です。
これはドライバーのフェースにスプレーを吹きかけることで、フェースの摩擦を低減し、バックスピン量を減少させる飛距離アップツールです。
もちろんルール非適合の商品になりますが、プライベートでのゴルフであれば誰にも気づかれずに300ヤードに向けた下準備をできてしまいます。
競技大会に出場しない方でしたら、ご使用いただいても特に問題もないかと思います。興味のある方はぜひお試しになられてはいかがでしょうか。
また飛距離アップスプレーでドライバーの飛距離が伸びる理由とおすすめ商品は、『スプレーで簡単にドライバーの飛距離アップ!?その秘密とおすすめ商品3選!』でご紹介しております。ぜひこちらも併せてご確認してくださいね。
ドライバーで飛距離300ヤードを達成しよう!
いかがでしたでしょうか。ドライバーで飛距離300ヤードをショットするイメージは湧きましたでしょうか。
300ヤードに向けて最大の壁は、ヘッドスピードを50以上にすることです。そして300ヤードを達成するだけの高いミート率も習得する必要がありましたね。
ヘッドスピードを向上させるためには、筋肉トレーニングが必須です。
日々筋トレを積んで少しづつヘッドスピードを上げていき、それと並行してミート率も上げる練習を積んでいけば、いつの日か300ヤードを達成できる日もきっとくることでしょう。
また長尺ドライバーを使用すれば一気にヘッドスピードも上がりますので、こちらを活用する方法もありましたね。
ぜひここでご紹介した内容をご参考に、ドライバーで飛距離300ヤードを実現してください。本サイトが飛距離300ヤード達成の一助となれば幸いでございます。