サンドウェッジ(SW)をご購入される際にまずはじめに選ぶポイントはロフトの角度になるかと思います。すでにサンドウェッジをご購入された経験のあるゴルファーはロフトの角度をどのように選ばれているでしょうか?
ゴルフ初心者の方の中には、なんとなくクラブのロフト角は52度と56度を購入しているゴルファーもいらっしゃるのではないでしょうか。しかしこのサンドウェッジのロフト角の選び方はゴルフスコアに直結するとても大事なポイントになるのです。
そこでゴルフ初心者の方だけでなく全ゴルファーに共通するおすすめのサンドウェッジのロフト角の選び方を初心者のゴルファーにもわかりやすいように詳しくご説明していきたいと思います。
これからサンドウェッジのご購入を検討していうゴルフ初心者の方はもちろんのこと、すでにサンドウェッジを持っている経験者の方でも大変参考になる内容ですのでぜひご確認してくださいね!
目次
1. アイアンセットのロフト角を基準にする選び方
サンドウェッジのロフト角の選び方で最も大切なポイントがアイアンクラブセットのロフトの角度を基準にする選び方です。これだけではよくわからないかと思いますので、この考え方によるサンドウェッジの選び方を詳しくご紹介していきたいと思います。
アイアンクラブセットのロフトの角度は番手が小さくにつれて何度単位で増えているかご存知でしょうか。アイアンクラブセットは基本的に4度単位でロフトの角度が増えていくように設計されております。
そこで、サンドウェッジをご購入される際はアイアンクラブセットで最も番手の小さいピッチングウェッジのロフトの角度を基準にしてサンドウェッジのロフト角を選ぶことが大事な選び方のポイントになります。
ウェッジは2本購入するゴルファーが多いですので、まずはピッチングウェッジのロフトの角度によって2本のウェッジのロフト角の選び方がどのように変わってくるのかを詳しくみていきましょう。
1-1. ピッチングウェッジのロフト角が48度の場合のサンドウェッジの選び方
ピッチングウェッジのロフトの角度は48度が標準になりますので、まずはその場合のサンドウェッジのロフト角の選び方をみていきましょう。
アイアンセットのロフトの角度は4度刻みで変化することが一般的でしたね。そこでこの流れをそのままウェッジにも引き継いでいくことがサンドウェッジの選び方の大切なポイントになります。
つまりピッチングウェッジのロフトの角度が48度なら、アプローチウェッジを52度、サンドウェッジを56度と揃えることがおすすめの選び方になります。
こうすることで初心者の方でもウェッジでショットした際もアイアンの飛距離と同じ感覚でショットできますので、ゴルフボールの飛ぶ飛距離調整をしやくすくなります。
ウェッジの基本的な選び方は52度と56度のゴルフクラブと言われている所以はこのためです!
1-2. ピッチングウェッジのロフト角が44度の場合のロフト角の選び方
次にピッチングウェッジのロフトの角度が44度の場合をみていきましょう。ピッチングウェッジのロフトの角度に対してルールはありませんので、標準よりもロフト角を立たせ、よりゴルフボールを飛ばそうと設計さらたゴルフクラブが普及してきております。
ちなみに、このようなゴルフクラブを”ストロングロフト”のクラブと表現することがありますので、この機会に覚えてしまいましょう。
ストロングロフトのアイアンクラブセットを使用している場合、上でご紹介した4度刻みでサンドウェッジを選ぶ選び方はおすすめできません。
ピッチングウェッジのロフト角が44度で、そのままアイアンクラブセットの番手の間隔と同じようにサンドウェッジを購入しようとすると、アプローチウェッジのロフト角が48度、サンドウェッジのロフト角が52度となってしまいます。
しかし、サンドウェッジのロフトの角度が52度では、フルショットした際にゴルフボールの飛ぶ飛距離が出過ぎてしまって不便になるケースが発生してしまいます。またバンカーショットの際もロフト角が少ない分だけゴルフボールの球が上がりづらく、難しくなってしまいます。
サンドウェッジのロフトの角度はバンカーショットだけでなく、フルショットした際のゴルフボールの飛ぶ飛距離も踏まえ、最低でも54度以上は欲しいところこですね。
そこでピッチングウェッジのロフト角が44度の場合は、ウェッジのロフトの角度を6度刻みで増やしていく選び方がおすすめの選び方になります。
つまりピッチングウェッジのロフトの角度が44度なら、アプローチウェッジを50度、サンドウェッジを56度と揃えることがおすすめなロフト角の選び方となるわけです。
この選び方によってサンドウェッジのロフト角が4度分増やすことができ、バンカーショットしやすくなると同時にグリーン周りからフルショットでピンを狙える機会をふえますので、初心者のゴルファーでもゴルフ場でラウンドしやすくなりますよ。
1-3. ロフト角の選び方でよくある失敗事例
ここで特に初心者のゴルファーの方が犯してしまいがちなよくあるサンドウェッジの選び方の失敗事例をご紹介したいと思います。
サンドウェッジを選ぶとき、ウェッジのロフト角は「アプローチウェッジが52度、サンドウェッジが56度」と知っているがあまり、そのまま買ってしまう初心者のゴルファーの方をたまに見かけます。
しかし、アイアンクラブセットがストロングロフトのアイアンだったらどうでしょう?この場合、ピッチングウェッジのロフトの角度が44度に対し、アプローチウェッジのロフト角が52度になってしまいます。
するとピッチングウェッジとアプローチウェッジでロフトの角度が8度変わってしまいますよね。
ロフトの角度が8度違うということはアイアンのクラブの番手が2番手変わってしまうことになりますので、その間のクラブが空白の飛距離になってしまいます。
そうなってしまうとその空白の飛距離をショットできるゴルフクラブがなくなってしまい、ゴルフが一気に難しくなってしまいます。
そのようなことは絶対に避けたいですので、ゴルフ初心者の方がロフト角を選ばれるさいは是非ともロフトの角度に気をつけてくださいね。
ちなみにアイアンのロフト角が1度変わると、フルショットした際のゴルフボールの飛ぶ飛距離は2.5ヤード〜3.5ヤード変化すると言われております。
これがアイアンの番手が一つ変わるとフルショットでゴルフボールの飛ぶ飛距離が10〜15ヤード変わる理由ですので、ゴルフ初心者の方でも豆知識として覚えておくと役にたちますよ。
2. サンドウェッジの本数を3本にするゴルフクラブの選び方
サンドウェッジの本数は2本が基本とご紹介しましたが、最近ではアイアンのストロングロフト化もあり、ウェッジを3本使用するという選び方もとてもおすすめです。
特にストロングロフトのアイアンクラブセットを使用している方は、このウェッジを3本揃えられる方法が有効になります。
そこでストロングロフトのアイアンクラブセットを使用しているゴルファーがウェッジを3本揃えることのメリットをみていきましょう。
この場合の最大のメリットは、アイアンクラブセットと同じ4度刻みでゴルフクラブを揃えられる点にあります。ピッチングウェッジが44度の場合、ウェッジを3本入れることで48度、52度、56度とウェッジを揃えられる点をご確認してください。
このようにウェッジのロフトの角度をアイアンの間隔と揃えることで、アイアンと同じような感覚で飛距離調整ができ、番手選びを非常に楽に行うことができるようになります。
女子プロや男子プロでもウェッジの本数を3本にしている選手が増えてきております。特にストロングロフトのアイアンクラブセットを使用しているゴルファーはウェッジを3本揃えることもおすすめのゴルフクラブの選び方ですので、ぜひご参考にしてくださいね。
サンドウェッジのロフト角の選び方をマスターしてスコアアップに繋げよう!
いかがでしたでしょうか。サンドウェッジを購入する際のロフトの角度の大切さをよくご理解いただけたのではないでしょうか。サンドウェッジのロフト角の選び方の最大のポイントはアイアンクラブセットのピッチングウェッジのロフト角を基準に選ぶことです。
ぜひ上でご紹介した選び方をご参考に、自分のクラブセットに最適なロフト角のサンドウェッジをご購入してくださいね。
また最近ではプロ、アマ問わずウェッジを3本使用するゴルファーが増えてきております。特にストロングアイアンクラブセットを使用しているゴルファーは3本ウェッジを揃えられることも非常におすすめのクラブセッティングになりますので、ぜひご参考にしてくださいね!
またサンドウェッジの選び方でロフト角と同じくらい大切なポイントとしてサンドウェッジのバウンス角になります。バウンス角の選び方次第でサンドウェッジの使いやすさが大きく変わってきてしまいます。
バウンス角の選び方は各ゴルファーの技量やサンドウェッジの使い方によって大きく変わります。バウンス角の選び方に関しては「ミスショットが激減!サンドウェッジの正しいバンス角の選び方を徹底解説!」に詳しくご紹介しておりますので、ぜひこちらも合わせてご確認してくださいね。