この記事をご覧になっていただいている方は、おそらく4番アイアンの購入を検討されている方だと思います。
4番アイアンを購入するときは、シャフトの選び方が非常に大切です。ゴルフクラブはシャフトで激変するとよく言われいる、それだけに4番アイアンを生かすも殺すもシャフト次第です。
4番アイアンのシャフトを選ばれる際は、ピッチングウェッジから5Iまでのゴルフクラブと同じリズムやテンポでスイングできるシャフトを選ばれることが鉄板です。
そこで、4番アイアンのシャフトの上手な選び方を詳しく解説していきます。また後半では、4番アイアンのシャフトを敢えてカーボンにすることで、よりショットしやすいクラブにカスタムする選択肢もご紹介しております。
ぜひ本記事を上手にご活用いただき、自分にとってベストな4番アイアンのシャフトを見つけてくださいね。
目次
1. アイアンセットと同じブランドの4番アイアンの場合のシャフトの選び方
今お使いのブランドに4番アイアンのスペックが用意されているのであれば、基本的には同じブランドから4番アイアンを購入されることをおすすめいたします。
同じブランドであれば、4番アイアンのシャフトのスペックも最適になるように設計されているからです。
具体的には、他の番手のゴルフクラブと比較した時に、シャフトの長さや重量が最適になるようにセッティングされております。
このため、ピッチングウェッジから4番アイアンまで同じリズムとテンポでスイングできるようになるのです。
ツアーモデルのゴルフクラブをお使いの方なら、基本的には単品販売で4番アイアンの品揃えがあります。まずはメーカーのホームページの製品情報などを確認してみましょう。
2. ブランドが異なる4番アイアンのシャフトの選び方
単品で4番アイアンを購入する場合は、しっかりとシャフトを選ぶべきです。
シャフト次第でスイングのリズムやテンポが大きく変わってしまいます。絶対に4番アイアンの購入に失敗しないためにも、シャフトは慎重に選びましょう。
それでは、アイアンセットとは別に4番アイアンを購入する場合のシャフトの選び方について、詳しくご紹介してまいります!
2-1. シャフトの長さの選び方
まずは4番アイアンのシャフトの長さの選び方から解説していきます。すでにご存知の方も多いかと思いますが、ゴルフクラブは番手が1つ上がるごとに、シャフトの長さが0.5インチずつ増えていきます。
1インチは2.54センチメートルですから、0.5インチは1.27センチメートルになります。
今お使いのクラブも、きっとピッチングウェッジから5Iまで0.5インチ増えているはずです。それならば4番アイアンは、5Iよりも0.5インチ長くなったクラブが理想と言えますよね。
ゴルフクラブの長さの増加分を等間隔にすることで、どのクラブも同じようなリズムとテンポでスイングできるようになります。
4番アイアンだけスイングしづらいクラブにならないように、しっかりとシャフトの長さは等間隔に揃えましょう。
2-2. シャフトの重量の選び方
4番アイアンのシャフトを選ぶ時は、その重量にもしっかりと気を配る必要があります。この点もご存知の方が多いかと思いますが、ゴルフクラブは番手が大きくなるごとに、重量が軽くなっていきます。
そこで、4番アイアンを購入する時は、必ず5Iよりも軽い商品から選ぶようにしましょう。
ゴルフクラブの総重量を大きく左右するのはシャフトです。同じスチールシャフトによっても重さは様々です。例えば、「ダイナミックゴールドS200」と「N.S.PRO 950GH」では重量が全く違いますよね。
そこで、必ず最適な重量のシャフトを選ぶようにしましょう。
3. 4番アイアンでカーボンシャフトを使用するメリット
5Iまではスチールを使用しているけれど、4番アイアンはカーボンを使用する選択肢もあります。
カーボンシャフトが自分のスイングに合っている場合、スチールシャフトを使用するより綺麗なショットを打てるようになる可能性も大いにあります。
そこでこの章では、カーボンシャフトを使用するメリットと注意点について詳しく確認していきましょう。
3-1. カーボンシャフトのメリット
カーボンを使用する大きなメリットは、ショットした時のボールの捕まりがよくなることです。
4番アイアンなどのロングボールは、どうしても綺麗にショットすることが難しく、番手通りの飛距離が出にくいクラブになります。そのネガティブな特性をカバーしてくれるカーボンはとても魅力的です。
またカーボンには、ボールの弾道を高くするメリットもあります。4番アイアンはロフト角が立っているだけに、ボールの弾道が上がりづらいクラブでもあります。
そこで、ボールの弾道を上げやすいカーボンを使用することも大きな魅力ですね。
ちなみに4番アイアンのロフト角は、『4番アイアンのロフト角の平均や目安ってどれくらい?』の記事でご紹介しております。ロフト角の選び方にも触れておりますので、ぜひご参考にしてくださいね。
3-2. カーボンシャフトを選ぶ時の注意点
4番アイアンのシャフトをカーボンにすることには大きな魅力がありました。
特にヘッドスピードがあまり速くないゴルファーの方なら、それだけカーボンの力を借りる選択肢も有力になります。
ただ、4番アイアンのシャフトにカーボンを装着する時には注意点もございます。そこで、この時の注意点を詳しく確認していきましょう。
また4番アイアンをショットするために必要なヘッドスピードは、『4番アイアンのスイングで最低限必要なヘッドスピードの目安とは?』の記事で解説しております。
ドライバーに置き換えた時の数値もご紹介しておりますので、ぜひ併せてご確認してくださいね。
シャフトの重量に注意
カーボンは基本的には軽量素材の商品が多いです。そのため5Iまでスチールを使用している場合は、4番アイアンが軽くなりすぎないように注意が必要です。
4番アイアンの重量が急激に軽くなってしまっては、確実にスイングが暴れてナイスショットを打てなくなってしまいます。それどころが手打ちを助長して、最悪の場合はシャンクしてしまう可能性まであります。
最近では重量級カーボンも販売されております。こうした商品も上手に活用し、最適な重量バランスになるシャフトを探し出してくださいね。
また重量級カーボンは、『これで完璧!シャフトの特徴と選び方を総まとめ!』でご紹介しております。ぜひこちらの記事もご参考にしてくださいね。
シャフトのキックポイントに注意
5Iと4Iのシャフトの素材を変える場合は、キックポイントが揃うように選ばれる方が無難です。
もちろん4番アイアンのシャフトを先調子にすることで、ボールの捕まりを良くできます。ただ4番アイアンだけボールが捕まりすぎると、最悪の場合はフックが強すぎて、OBになってしまう可能性まであります。
また基本的に4番アイアンはグリーンを狙うクラブですので、5Iと同じ感覚でスイングできた方が好ましいですよね。
そこで5Iと4Iでキックポイントが同じになるようにシャフトを選ばれた方が無難と言えるでしょう。
ご存知かと思いますが、アイアンの有名なブランドとして、ダイナミックゴールドは元調子、NSPROは中調子になります。そこでカーボンも同じ調子になるような商品から選びましょう。
シャフトを上手に選んで4番アイアンを使いこなそう!
いかがでしたでしょうか。4番アイアンのシャフトを選ぶときは、ピッチングウェッジから5Iのゴルフクラブと同じ感覚でスイングできるシャフトを選ぶことが大切です。そのためには、シャフトの長さと重量がキーポイントになりましたね。
またアイアンセットにスチールを装着しているゴルファーの方でも、4番アイアンにカーボンを装着することで、よりショットしやすいクラブにカスタムすることも可能です。
一見ツアープロのようなテクニックですが、それだけ効果の大きい選び方でもあります。
ぜひ本記事を4番アイアンのシャフトの選び方のご参考にしていただき、自分だけの専用シャフトを探してみてくださいね!
また4Iはツアープロのクラブでは?と購入に躊躇されている方もいらっしゃると思います。
そんなときはぜひ『4番アイアンの必要性ってどれくらいあるの?アマチュアでも使うべき?』もご確認してください。ツアープロの使用率も記載しておりますので、きっとヒントになると思いますよ。