ドライバーは横振りでスイングした方がスライスしづらいといったレッスンを受けたご経験はありませんか。
ゴルフ雑誌やYouTubeのレッスン動画にも、横振り推奨のコンテンツを見かけますよね。このように横振りは、ドライバーのスライス対策としておすすめな打ち方になりま。
そこで、ドライバーを横振りするとスライスが出ずらい理由を詳しく解説していきます。
またドライバーの正しい横振りの打ち方についてもご紹介しております。ドライバーのスライスに悩んでいる方には、是非ともご確認いただきたい内容です。
それでは早速、ドライバーの横振りとスライスの関係についてチェックしていきましょう!
目次
1. ドライバーの縦振りスイングがスライスしやすい理由
まずはドライバーを縦振りするとスライスしやすい理由から確認していきましょう。
このポイントをしっかりと整理すれば、自然とドライバーを横振りするメリットが見えてきますよ。
ドライバーのスライス改善に向けて、非常に大切なポイントで必見の内容となっておりますので、しっかりと確認してくださいね。
1-1. アウトサイドイン軌道の助長
縦振りがスライスしやすい原因として、アウトサイドイン軌道を挙げられます。
ドライバーを縦にスイングするわけですから、それだけアウトサイドイン軌道になりやすくなってしまいます。
しかし、この軌道はゴルフボールに右回転のサイドスピンを発生させるので、それだけスライスも出やすくなってしまいます。
1-2. 振り遅れやすい
ドライバーの縦振りがスライスを誘発するもう一つの要因として、振り遅れを挙げられます。
縦振りの場合、腰を水平方向に回すのに対して、ゴルフクラブは縦方向にスイングする傾向が強くなります。故に、どうしても体と腕の同調性が低くなってしまいます。
しかし、ダウンスイングで腰の回転が腕よりも先行してしまうと、それだけ振り遅れてスライスする原因となってしまいますよね。
もちろん練習を重ね、タイミングの感覚を養っていくことで、縦振りでも同調感は強くなってきます。ただ縦振りにはこのようなスライスの原因も潜んでいることを把握しておきましょう。
特に初心者の方は縦振りだとスライスしやすい傾向がありますので、是非ご参考にしてくださいね。
またドライバーのスライスと振り遅れの原因に関しては、こちらの『ドライバーのスライスの原因は振り遅れにある!すぐに直せる対策方法を徹底解説!』で詳しくご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてくださいね。
2. ドライバーの横振りがスライスしづらい理由
では次に、ドライバーを横振りするとスライスしづらくなる理由を確認していきましょう。
ドライバーを横振りをすることで、縦振りと真逆の効果を期待できます。それでは早速確認していきましょう。
横振りのメリットをしっかりと確認して、正しいスイング習得に向けて練習していきましょう!
2-1. インサイド軌道になりやすい
ドライバーを横振りすることで、クラブをインサイドからスイングできるようになります。クラブを横に振るわけですから、これは当然のことですよね。
スイングがインサイド軌道になれば、それだけゴルフボールに右回転のサイドスピンがかかる心配も少なくなります。
このため、横振りはドライバーのスライス対策として優れた効果を発揮するのです。
2-2. 振り遅れの防止
ドライバーを横振りすることで、ゴルフクラブの振り遅れを予防する効果を期待できます。
横振りでは、常に体の正面にゴルフクラブがくる感覚になります。このため、体と腕との間に自然と同調感が芽生え、振り遅れしづらいスイングになるのです。
ドライバーの振り遅れが直れば、フェースの開きによるスライスを回避できます。これも横振りがスライス対策になる大きな理由の一つです。
3. ドライバーの横振りの正体とは?
スライス対策としてドライバーを横振りすることは有効な方法でしたね。
しかし、ただ闇雲にドライバーを横に振れば良い訳ではありません。そこでドライバーの正しい横振りについてご紹介していきます。
また、ここではアイアンのスイングにも簡単に触れております。特に初心者の方は混乱を防ぐためにも必見ですよ。
3-1. ドライバーの正しい横振りとは?
まずはドライバーを握った状態でスタンスを開き、背筋をしっかりと伸ばして立ちましょう。この際に前傾角度を取る必要はありません。
この状態でドライバーを体の正面でグリップしてください。そして腰を左右に回してゴルフクラブを軽く振ってみましょう。おそらく野球のバットをスイングしているような感覚になるかと思います。
次に、この状態のまま少しずつ前傾角度を深めていき、本来のアドレスへの姿へと近づけていきます。
この時にクラブが描くスイング軌道が、本来あるべきスイング軌道となります。これが理想的なドライバーの横振りの正体です。
3-2. アイアンは縦振り?
「アイアンは縦振り。ドライバーは横振り」といったレッスンを受けられご経験はありませんでしょうか。これは、ゴルフクラブのシャフトの長さの違いと密接に関係しております。
上でご紹介したようにスイングを行うと、シャフトの長いドライバーは自然と横振りになり、シャフトの短いアイアンは自然と縦振りになっていきます。
決してドライバーとアイアンでスイング軌道を意識して変えている訳ではありません。あくまでゴルフクラブのシャフトの長さの違いによって、結果的にそのようなスイング軌道になるのです。
このポイントを誤って解釈してしまうと練習が逆効果になってしまいますので、ぜひともご確認してくださいね。
4. 横振りでもドライバーがスライスしてしまう原因
ドライバーを横振りでスイングしてもスライスする方もいらっしゃるかと思います。
そこで、この場合のスライスの原因と効果的な練習方法をご紹介していきます。まずは原因をしっかりと理解することで、問題の解決がより早く簡単になります。
こちらでご紹介する内容をしっかりと理解して、ぜひ練習のご参考にしてくださいね。
4-1. フェースが開いている
横振りでスイングしているのにスライスしてしまう場合、まず考えられるのがフェースの開きです。
そこで注目していただきたいポイントが、テークバックでヘッドが腰の高さまできた時のドライバーのフェースの向きです。
この時のフェースの向きは、時計の針の9時から12時の間に収まっている必要があります。反対にこの範囲に収まっていないと、フェースの開きによってスライスを誘発してしまいます。
そこで、まずはこの時のフェースの向きを意識しながら練習してみてくださいね。
またスイング中のフェースの開きを矯正する方法は、『ドライバーのスライスを克服!正しい直し方とすぐに改善できる矯正方法!』で詳しく解説しております。
特に初心者の方はフェースが開きやすい傾向がありますので、ぜひこちらの記事もご参考にしてくださいね。
4-2. シャフトが寝ている
次に想定されることは、シャフトが寝ている可能性です。スイング中にシャフトが寝てしまうと、インサイドアウト傾向が強くなってプッシュスライスの原因にもなってしまいます。
そこで注目いただきたいポイントは、テークバックでヘッドが腰の高さまできた時のシャフトのラインです。この時のラインは、アドレスでの両足のラインと平行になるのが基本です。
もしアドレスの両足のラインよりもシャフトが飛球線の右を指している場合、シャフトが寝ていると思ってください。
反対にシャフトが飛球線の左を指している場合は、アウトサイドイン軌道を助長します。心当たりのある場合は、この点も意識して練習していきましょう。
5. ドライバーは無意識に縦振りになりやすい!?
あくまでイメージの話ですが、横振りには右にボールが飛び出していく感覚がありませんでしょうか。
反対に縦振りの方が、スライスしづらい感覚すら感じる方もいらっしゃるかと思います。特に初心者の方からは、このような意見を耳にするこがあります。
このためラウンド中に一度スライスが出てしまうと、無意識のうちに縦振りのスイングになってしまう方もいらっしゃいます。しかしこれではスライスのお手伝いをしているようなものでしたね。
ラウンド中に急にスライスが止まらなくなるという方は、スイング軌道が縦振りに変わってしまっているのが原因かもしれません。
このような時こそしっかり基本に立ち戻って、横振りのスイングのポイントを思い出しましょう。
6. 横振りを徹底してドライバーのスライスを克服!
いかがでしたでしょうか。ドライバーを横振りするとスライス予防に繋がる理由や、正しい横振りの打ち方はご確認いただけましたでしょうか。
ドライバーを縦振りでショットされている方は、残念ながらスライスしやすいスイング軌道と言えます。
そこで、本来あるべきスイングである横振りの練習を取り入れてみてはいかがでしょうか。
ここでは、ドライバーのスライス対策としておすすめな横振りのポイントを詳しく解説してきました。ぜひ打ちっ放しで練習される際のご参考にしてくださいね。
この記事を存分にご活用いただき、ドライバーのスライスを矯正していきましょう。