初心者の方にとっても、ユーティリティはとても打ち易いクラブとして人気ですよね。新しく新調をご検討されている方もいらっしゃるかもしれません。そこで気になるのが番手の選び方です。
ショップではたくさんの番手が市販されていますので、どれが最適か判断が難しいですよね。特に初心者のうちは、ゴルフの知識や情報も少なく、クラブの選び方にも苦労されている方も多いかと思います。
そこで、初心者の方におすすめなユーティリティの番手を詳細に考察していきます。UTを上手にチョイスできれば、ラウンド中に大活躍してくれること間違いありません。
ユーティリティの番手情報をしっかり整理して、初心者の方の武器となるクラブを購入していきましょう!
目次
1. そもそもユーティリティの番手って何がある?
まずはユーティリティの番手の種類から整理していきましょう。番手はクラブヘッドのソール側などに数字で記載されています。まずはこの数字を確認してみてくださいね。
番手は2番から7番くらいまで市販されています。この中でも特に利用率の高い番手は、3〜5番です。
初心者の方は、同じように3〜5番の番手をチョイスすると良い買い物ができると思います。レディースの方には、6・7番UTもとても人気です。
女性におすすめなユーティリティの選び方については、『女性ゴルファー必見!レディース用ユーティリティの正しい選び方を知ろう!』で解説しています。こちらもぜひご参考になさってくださいね。
2. ユーティリティの番手とロフトに関する注意点!
ここでは絶対に押さえておきたいポイントをご説明いたします。それは、番手とロフトの間に決まりは存在しないという事です。
同じ番手であっても、クラブ毎にロフト角が異なってくる場合もございます。市販されているクラブは、ほとんどが番手とロフトが統一されていません。これは初心者の方にとって、盲点になりがちなポイントですよね。
注意すべきなのが、ユーティリティの飛距離を決定するのは「番手」ではなく「ロフト」だという事です。それ故に、「番手」だけを見てクラブを購入してしまうと、自分の思っている飛距離と異なってくる可能性もございます。
ユーティリティを新調される際には、こちらでご紹介した注意点に基づいて、必ず番手の数字だけでなくロフトの角度も確認するようにしましょう。
3. 初心者におすすめなユーティリティの番手の選び方!
ユーティリティにはたくさんの番手が市販されているだけに、どの番手をチョイスすれば良いか迷ってしまうと思います。
そこで、初心者の方におすすめな番手について触れながらご紹介していきます。
3-1. アイアンとウッドの空白の飛距離を埋めよう!
アイアンとウッドの間にできる空白の飛距離を飛ばすことができるUTをセッティングすれば、それだけ優位にラウンドを進められます。
例えば、5番アイアンで160ヤード、5番ウッドで200ヤードの場合で考えてみましょう。この時は、丁度180ヤード飛ぶUTを購入するのがおすすめです。
この時のロフトの目安は、大体ですが21度前後になります。ロフト角と飛距離の相関性は、『必見!ユーティリティのロフト角ごとの飛距離と選び方!』でご確認してくださいね。
この時の番手の目安としては、4番UTになるのが一般的です。ただクラブのモデルによっては、3番UTとして発売されている場合もあります。番手の数字だけではなくロフトの角度にも注意が必要なのはこのためですね。
3-2. アイアンの基準で見るユーティリティの番手の目安!
アイアンとユーティリティの番手の対応表があると便利ですよね。そこであくまで目安にはなりますが、両者の関連性をご紹介いたします。
一般的に「UTの番手はアイアンの番手+1」とイメージしてみてください。例えば、4UTと対応するのは、3Iになります。特に同じブランドのクラブであれば、このように考えていただいて大方間違いありません。
ただクラブのブランドが違う場合は、この対応表が崩れる場合もあります。この時はロフト角を基準にしてくださいね。UTの番手選びに迷ったら、こちらの情報も思い出してみてくださいね。
3-3. 番手の小さなユーティリティは避けよう!
ロフトが18度前後のモデルも市販されています。番手の目安でいうと、2番UTになることが一般的です。これはクリーク(5W)と同じくらいのロフト角です。そのため飛距離も5番ウッドでショットした場合と同じくらい出すことができます。
ただロフト角が20度未満になると、一気に難易度が難しくなります。フェースが垂直に近くなってくる分、スイングが速くないとボールが上がらなくなってしまいます。
このため、まだヘッドスピードが不足しがちな初心者のうちは、ロフトの小さなUTを使わない方が無難です。敢えて難しいモデルに手を出して、スコアを悪化させてしまっては勿体ないですもんね。
ユーティリティを使っていてボールが上がらないという壁にぶつかったら、『ユーティリティでボールが上がらない!その原因とおすすめな対策方法!』もチェックしてみてくださいね。
4. 初心者は苦手クラブの代わりにユーティリティを追加しよう!
ユーティリティは、まだスイングが固まっていない初心者の方でも扱い易いクラブですので、多めに揃えるのも魅力的です。
5番アイアンをはじめとするロングアイアンは、初心者の方にとって非常に難しいと感じるクラブなのではないでしょうか。
UTは打てるのに5Iを打てないせいで、スコアが悪化してしまったら勿体無いですよね。5Iはダフると全然ボールが飛びませんので、初心者の方がスコアを崩す原因にもなりやすいです。
そこで、苦手とする5番アイアンの代わりとしてユーティリティをセッティングに追加することで、それだけ優位にラウンドを進めらるようになります。
女子プロでもこのようなクラブチョイスをされている方はたくさんいらっしゃいます。初心者の方にはおすすめなテクニックですので、ぜひご参考になさってくださいね。
また5Iの代わりにUTを入れる利点については、『5番アイアンの代替にユーティリティを使う利点と選び方!』で詳細に解説しています。ぜひこちらもご参考にしてみくださいね。
5. ラウンド中のユーティリティの番手の選択方法
ラウンド中はユーティリティの使用機会がたくさんございますよね。初心者のうちは、色々な局面でUTに頼る機会が多いかと思います。
UTを2本以上持たれている方は、基本的には残りのヤーデージで使い分けることになります。それぞれのクラブの飛距離を頭の中で整理しておきましょうね。
ただラフやフェアウェイでも傾斜のきつい箇所の時は、UTはなるべく使用しないように心がけた方が無難です。どうしても使用したい場合は、小さな番手のUTをチョイスしてあげてくださいね。
またグリーン周りのアプローチでも、UTは活躍してくれます。軽くスイングするだけでボールが転がってくれますので、初心者の方でもミスしづらくておすすめです。
これに関しては、『ユーティリティでアプローチするメリットと打ち方のコツ!すぐに実践できるテクニックも大公開!』で触れています。初心者の方には特におすすめなアプローチですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
6. 初心者だからこそユーティリティの番手を上手に選ぼう!
いかがでしたでしょうか。読者の方の中には、まだUTを所持されていない初心者の方もいらっしゃるかもしれません。
ユーティリティはとにかく打ち易いクラブとなっていますので、初心者のうちは1本でも持っていると大活躍してくれますよ。
ただ実際にUTを新調しようとショップへ足を運んでみると、その本数や番手の多さから迷ってしまします。そんな時は、ぜひ上でご紹介している選び方をご参考にしてみてくださいね。
こちらではゴルフ初心者の方でも簡単にご理解いただけるように、分かりやすくおすすめな選び方をご紹介しています。まずはUTを何本購入するかからご検討してみてくださいね。
それでは、ユーティリティの番手を上手に選んでいきましょう!