キャディバッグの中に3番ウッドを入れたまま、一度も3Wを使用せずにホールアウトしてしまうケースもありますよね。
このような状況が続いていると、3番ウッドはいらないと感じることもあるかと思います。実際にゴルフ雑誌などをみていても、スプーンがいらないと扱われているケースは多々ございますよね。
そこで、3番ウッドがいらないとされている理由を詳細に解説していきます。3番ウッドがいらない可能性の高いゴルファーの特徴にも触れていきますので、該当する箇所がないかチェックしてみてくださいね。
また一見いらないと感じる3Wでも、使い方次第では、大きな武器になることもあります。この記事では3番ウッドのおすすめな活用方法もご紹介していますので、併せて3Wの必要性のご判断にご活用してくださいね。
目次
1. 3番ウッド(スプーン)がいらないと言われる理由とは?
まずは3番ウッドがいらないと言われている代表的な理由をご紹介していきます。3Wの有無をご判断する上でもとても大切なポイントです。
下記の特徴に該当される方は、無理にスプーンをセッティングに入れる必要はないかもしれません。クラブセッティングを最適にするためにも、ぜひご確認してみてくださいね。
1-1. 番手通りの飛距離を出しづらい
一般的に3番ウッドがいらないと言われる背景には、番手通りの飛距離を飛ばしづらいことがあります。
3番ウッドのロフト角は15度前後と、ゴルフクラブの中でもロフトが立っているクラブです。このロフト角のクラブで番手通りの飛距離を飛ばすためには、ドライバーのヘッドスピードに換算して45m/s以上は必要と言われています。
しかし、アマチュアの方の平均的なドライバーのヘッドスピードは43m/sくらいと言われています。ヘッドスピードが不足してしまうと、3番ウッドで十分にボールを上げられず、番手本来の飛距離を飛ばすことができません。
これではスプーンがいらないと扱われても仕方のない話ですよね。
1-2. 方向性が安定しない
3番ウッドは、全てのゴルフクラブの中でもかなりシャフトの長いクラブです。このため、スイングのぶれも大きくなり、ミスしやすい特徴もございます。またシャフトが長くなれば、それだけスライスしやすい特徴もございます。
もちろんプロゴルファーのようにスイングが安定していれば、3Wでも十分に扱えます。
ただアマチュアの方が、プロのように再現性の高いスイングを手に入れることは、なかなか厳しいですよね。特にアイアンもまだ安定していない方が3番ウッドを使用されと、それだけ高いリスクを取る必要があります。
これも3番ウッドがいらないと言われる大きな理由です。
1-3. 3番ウッドが原因でスコアを崩す
フェアウェイから3番ウッドを使いこなすのは、かなり難しいクラブです。実際にセカンドショットでスプーンを使用して、大きくスコアを崩してしまった経験はございませんでしょうか。
スプーンでトップやチョロを打ってしまうと、飛距離が全く飛んでくれません。また3Wが捕まり過ぎたり、当たりが薄くてりスライスすると、最悪の場合はOBになる可能性もございます。
このように、3番ウッドはミスショットと紙一重なクラブでもあります。このため3番ウッドでスコアを崩してしまっているゴルファーの方は、3番ウッドがいらないかもしれません。
こちらもぜひクラブセッティングのご参考にしてみてくださいね。
2. 3番ウッドがいらないと断定する前の確認事項!
上では、3番ウッドがいらないとされる主な理由をご紹介してきました。
このポイントだけを確認してみると、本当に3Wがいらない印象を受けられるかもしれません。ただその活用方法を変えてみたり、クラブを上手に選ぶと、スプーンが大きな武器になってくれることもあります。
「3番ウッドはいらない!」とご判断される前に、ぜひご確認してみてくださいね。
2-1. ティーショットで3番ウッドを使用するのは有力!
3番ウッドで番手通りの飛距離を飛ばすためには、かなりのヘッドスピードが必要になりました。ただこれは、3番ウッドで直置きのボールをショットした場合の話です。
ゴルフボールをティーアップすれば、スプーンでも簡単に番手通りの飛距離を飛ばせます。このため、ティーショットでドライバーの代わりに3番ウッドを活用するのは、有力なコースマネジメントです。
3番ウッドでティーショットするメリットは、『3番ウッド(スプーン)の平均的な飛距離の目安って?もっと飛ばす練習方法をご紹介!』で解説しています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
2-2. 優しい3番ウッドを使用すれば打ちやすい!
確かに3番ウッドはハードなスペックのゴルフクラブです。ただフェアウェイウッドの開発は日進月歩の状況で、各メーカーより優しく打てる3Wが続々とラインナップされています。
具体的に言うと、ウッドの重心を低く、そして深く設計することで、3番ウッドでも楽にショットできるように設計されているのです。
こうした優しい3Wを活用すれば、いらないと感じていたスプーンでも十分に扱える可能性もございます。
優しく打てる3番ウッドは、『簡単に打てる!優しい3番ウッドの選び方とおすすめランキング5選!』で特集しています。難しくて3番ウッドはいらない!と感じているゴルファーの方も、ぜひチェックしてみてくださいね。
3. 3Wが不要な方におすすめなクラブセッティング!
上記の内容を踏まえた上で、3番ウッドがいらないとご判断される場合もあるかと思います。この時は、いらない3Wの代わりにクラブを追加されるのもおすすめです。
ゴルフクラブはルール上、14本までセッティングできますよね。そこでいらない3Wの代わりに、入れておきたいクラブをご紹介していきます。
3-1. 3Wの代わりに5Wを入れる!
この記事をご覧の方の中には、まだ5Wを所有されていない方もいらっしゃるかと思います。5Wは3Wと比較して、格段と打ちやすいクラブです。5番ウッドならヘッドスピードが遅めでも、十分に飛距離を飛ばすことができます。
このため3番ウッドをいらないとご判断されたら、代わりに5Wを追加するのもおすすめな方法です。
5番ウッドのおすすめなクラブは、『5番ウッド(5W)のおすすめな選び方と人気商品ランキング【初心者から上級者まで!】』でご紹介しています。ぜひこちらの記事もご参考にしてみてくださいね。
3-2. 3Wの代わりにアイアンの下の番手を充実させる!
いらない3番ウッドの代わりに、アイアンの下の番手を充実させるのもおすすめな方法です。おそらく多くのゴルファーの方は、ピッチングを除いてウェッジ2本のセッティングになっているかと思います。
ただ最近では、アイアンのストロングロフト化に伴い、ウェッジ同士の飛距離の差が開きつつあります。そこでいらないスプーンの代わりに、ウェッジを3本追加するセッティングもおすすめです。
詳しくは『絶対に上達する!サンドウェッジの上手なロフト角の選び方を解説!』もご確認してみてくださいね。
またバンカーが苦手なゴルファーの方がいらっしゃいましたら、バンカー用にハイバウンスのウェッジを追加するのもおすすめです。
プロゴルファーでもウェッジを3本いれている選手もいらっしゃいます。いらなくなった3番ウッドの代わりに、上手にクラブをセッティングしてみてくださいね。
4. 3番ウッドは本当にいらないのか見直してみよう!
いかがでしたでしょうか。3番ウッドで直置きのボールをショットすることは、かなりのスキルが要求されます。このため3Wが原因でスコアを崩してしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このような場合、「3Wはいらない!」と割り切った方が、好スコアを期待できる可能性もあります。上では3番ウッドがいらないと言えそうなゴルファーの方の特徴にも触れてきました。心当たりのある箇所がないかぜひチェックしてみてくださいね。
ただ3Wとは思えないほど簡単に扱えるスプーンも続々と発売されています。こうしたスプーンを活用してみるのもおすすめな方法です。
それでは、3番ウッドの必要性をしっかりご判断して、ベストなクラブセッティングに仕上げてくださいね!