「ドライバーのシャフト交換したい!」とご検討中の方も多いのではないでしょうか。シャフトの合わないドライバーを使用することは死活問題です。それだけにシャフトを交換すれば、それだけの成果を獲得できる可能性もあります。
また新しく発売されたニューモデルのシャフトを装着したくなるのも、ゴルファーの性ではないでしょうか。
そこで、ドライバーのシャフトを交換する方法や料金・費用の目安について詳しくご紹介していきます。また後半では、ドライバーのリシャフトと新調のどちらがおすすめかも考察しております。
ドライバーのシャフト交換をご検討されている方には必見の内容ですよ!
目次
1. ドライバーのシャフト交換には2種類の方法がある!
ドライバーのシャフト交換は、そのクラブの形状に応じて2つの方法に分けられます。
そこで正しい交換方法を学ぶためにも、まずはご自分のドライバーがどちらのタイプなのかチェックしてみてくださいね。
1-1. 接着剤固定型のドライバーの場合
一般的なドライバーの場合、ヘッドのホーゼルの部分にシャフトが接着剤で固定されています。
見分け方としては、シャフトの延長線上にネジ山がなければ、接着剤で固定されていると思ってください。比較的お手頃価格なモデルのドライバーを使用されている方は、接着剤固定型のドライバーが多いかと思います。
このタイプのドライバーのシャフト交換には、かなり専門的なスキルが要求されます。その方法は次章でご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
1-2. スリーブタイプのドライバーの場合
接着剤固定型のシャフト交換が容易でないことから、ゴルフメーカーより、スリーブタイプのクラブが続々とラインナップされています。スリーブとは、ヘッドとシャフトをネジで固定するタイプとイメージしてください。
ゴルフショップでドライバーを試打するとき、店員さんがクラブを「カチャカチャ」してシャフトを交換しているシーンを見たことはありませんでしょうか。これはスリーブを緩めてシャフトを交換しているのです。
もちろん事前に、シャフトにスリーブを装着する必要はございます。ただ1度スリーブを付けてしまえば、ご自分でも簡単にシャフト交換できます。
その日の調子に合わせてシャフトを交換したい玄人ゴルファーの方には絶好のアイテムですよね。
2. 接着剤固定型のドライバーのシャフトを交換する方法!
接着剤固定型のドライバーでも、シャフトを交換することは可能です。ガチガチに接着剤で固定されたシャフトを交換する方法は気になりますよね。
そこで、接着剤固定型のリシャフト方法についてご紹介していきます。
2-1. 接着剤固定型ドライバーのシャフト交換の手順
まずは、シャフトとヘッドを覆っているソケットを切り離します。次に「ヒートガン」などで、ドライバーを加熱して接着剤を溶かしていきます。それから「シャフト抜き機」などを使用して、少しずつ古いシャフトを引き抜いていきます。
シャフトを取り外したら、ヘッド側に残っている接着剤などを綺麗に取り除きます。そしてヘッド側に接着剤を投入し、新しいシャフトを装着します。この際にシャフトの長さを調整する場合は、事前にシャフトをカットすることになります。
ヘッドにシャフトを装着するときは、当然ですが、フェースの向きを合わせ、上から新しいソケットを取り付けます。さらに新しいクラブのバランスも考慮しながら、グリップの重さも決めていきます。
こうして1本のドライバーのシャフトを交換していきます。
2-2. 接着剤固定型のシャフトを交換する料金・費用はどれくらい?
それでは接着剤固定型のシャフトを交換をすると、どのくらいの費用が発生するのでしょうか。
まずはドライバーのシャフト単体の料金が発生しますよね。ドライバーのシャフトは、一般的に2万円から5万円程度の商品が中心です。カスタムモデルは、それだけお値段も高めに設定されています。
そしてリシャフトの工賃が発生します。工賃はゴルフショップによっても異なりますが、2000円から5000円が相場です。このときは、シャフトカットやバランス調整を精密に実施する工房ほど料金も高めになります。
こうしてみるとドライバーのシャフト交換には、安くても2万円以上、高いと5万円以上の料金が発生することが確認いただけますね。
2-3. 自分でドライバーのシャフトを交換するのは絶対に避けよう!
シャフトの交換方法を見ていると、ご自分で挑戦したくなる方もいらっしゃるかもしれません。もし自宅や職場に「万力」などがあれば、自力で交換できないこともありません。
ただ、くれぐれもドライバーのシャフトを自分で交換されるのは避けてください。
素人がドライバーのシャフトを交換すると、最悪の場合、スイングした時にクラブヘッドが抜けます。もしそのヘッドが人にあたったら、只事では済まなくなってしまいます。
このように自分でドライバーのシャフトを交換すると、人身事故を招く可能性すらあります。必ずリシャフトはプロに任せるようにしてくださいね。
3. スリーブタイプのドライバーのシャフトを交換する方法!
まずは事前準備として、ゴルフショップや工房で、シャフトにスリーブを装着してもらいましょう。
この章では、ご自宅でスリーブ付きのシャフトを交換する方法やそのときの費用などを掲載していきます。ぜひご参考にしてくださいね。
3-1. スリーブタイプのドライバーのシャフト交換の手順
まずはヘッドのネジを緩めて、ドライバーからシャフトを脱着します。
このときは、必ずドライバーを地面と垂直にセットし、真上からネジを緩めていくようにしましょう。斜めにネジを緩めようとすると、最悪の場合、シャフトが折れてしまいます。
そしてシャフトが抜けたら、スリーブ付きの新しいシャフトをセットします。あとはドライバーを地面と垂直にセットし、ネジを締めたらリシャフト完成です。このときは必ず「カチッ」と音がなるまでネジを回すようにしてくださいね。
もしネジの締め付けが不十分だと、クラブが破損したり、最悪の場合ヘッドが抜けて、人身事故を起こしてしまいます。この点だけはくれぐれもお気をつけてくださいね。これはドライバーのロフトを調整するのと同じイメージですね。
3-2. スリーブタイプのシャフトを交換する料金・費用はどれくらい?
それではスリーブタイプのシャフトを交換するときの費用をみていきましょう。
まずは、新しいシャフトの費用が必要になりますよね。こちらは大体2万円〜5万円が相場でした。そして新しいシャフトに、スリーブを装着する必要がございます。
スリーブ自体は、1000円程度で発売されています。これをシャフトに装着するときに、工賃が2000円程度発生します。そのため、総額でシャフト代プラス数千円程度の費用が必要になります。
ただ中古シャフトを購入予定の方は、料金を抑えることができます。中古シャフトの中には、初めからスリーブ付きのものが発売されています。
ご自分のドライバーに適合するスリーブの付いた中古シャフトを購入すれば、ご自分でも簡単にシャフト交換できますよ。
3-3. スリーブ付きの中古シャフトを購入するときの注意点
中古のスリーブ付きシャフトに興味を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。ただスリーブ付きシャフトを購入するときは、絶対に気をつけるべきポイントがございます。
スリーブには、ヘッド側とシャフト側での互換性がございます。このためスリーブが付いていれば、どんなドライバーにも装着できるわけではございません。
基本的にメーカーが異なれば、スリーブは違うタイプが使用されていると思ってください。またメーカーが同じでもブランドが異なれば、違うスリーブが使用されている可能性もあります。
さらにブランドが同じでも新シリーズの発売によって、スリーブ形状が変更になっている場合もございます。
必ず装着するドライバーのヘッドに対応しているスリーブを購入するように気をつけてくださいね。スリーブの互換性をご自分で確認できない場合は、信頼できるゴルフショップなどにご相談してみましょう。
4. リシャフトではなくドライバー新調もおすすめ!
ドライバーのシャフトを交換する場合は、接着剤固定型にしろスリーブ式にしろ、かなりの費用が発生します。シャフトの種類によっては、ドライバーを新調するのと同じくらい高額な費用が発生します。
しかしながら、新しいシャフトとヘッドの相性は、実際にボールを打ってみないと判断できません。
このため基本的にリシャフトをご検討されている方は、ドライバー自体を買い換えてしまうのもおすすめな方法です。ドライバーを新調する場合は、様々なヘッドとシャフトの組み合わせを試打して比較できますよね。
このためリシャフトよりも、自分に合ったドライバーと巡り会える可能性も高くなります。ドライバーのリシャフトをご検討中のゴルファーの方は、ぜひ新調も候補にご検討してみてくださいね。
5. ドライバーの正しいシャフト交換の方法を理解しておこう!
いかがでしたでしょうか。ドライバーのシャフトを交換する方法や費用はご確認いただけましたでしょうか。
ドライバーのシャフトを交換するときは、お使いのクラブのタイプに応じて、2種類の方法に分けられます。ただどちらの交換方法にしろ、シャフト交換の費用は高めについてしまいます。
それだけにリシャフトではなく、ドライバーを新調するのもおすすめな方法です。それでも「ドライバーのリシャフトに挑戦したい!」というゴルファーの方は、ぜひ自分にぴったりなシャフトを探してみてくださいね。
それでは、ドライバーのシャフト交換と上手に向き合って、理想的なクラブを手に入れましょう!