ご自分にとってベストなドライバーを購入するためには、シャフトの長さもしっかりこだわる必要がございます。
ドライバーのシャフトには、たくさんの長さがラインナップされていますよね。ドライバーの飛距離を最大化させるためにも、このシャフトの長さの選び方はとても大切なポイントです。
そこで今回の記事では、ドライバーのシャフトの長さについて詳細に解説していきます。
冒頭では、一般的なドライバーの長さの目安をご紹介していきます。そして後半では、シャフトの長さを活かした上手なドライバーの選び方もご紹介しています。
それでは、本記事から存分に情報を収集してくださいね!
目次
1. ドライバーの長さの目安はどのくらい?
ドライバーの長さは、44インチ〜48インチくらいのクラブがラインナップされています。
こんなにシャフトの長さに幅のあるクラブは、パターを除いてドライバーだけですよね。そこでまずは、一般的なドライバーの長さの目安を確認していきましょう!
1-1. 通常のドライバーの長さの目安
一般的にドライバーの長さといえば、45インチを標準的なスペックとして扱われていました。
ただ今日では、各メーカーともにドライバーのシャフトの長さを伸ばしている傾向がございます。このため市販されているドライバーの長さは、45.75インチ前後のクラブが多い印象を受けます。
そこでドライバーの長さを比較するときは、こちらの数値を基準にしても良いかもしれませんね。ちなみにドライバーの長さは、メーカーのホームページなどに掲載されていますよ。
1-2. 長尺ドライバーの長さの目安
ドライバーの中には、シャフトの長いモデルも発売されています。こうしたモデルは、「長尺ドライバー」という呼称が付いています。
長尺ドライバーの目安は、46インチ以上長さのあるクラブを指す場合が多いです。長尺の中には、47インチや47.75インチなどのクラブも発売されています。上の基準と比較して、かなりシャフトが長いことが伺えますよね。
近年では、こうしたシャフトの長い長尺ドライバーがトレンドになりつつあります。
2. ドライバーのシャフトの長さがスイングに与える影響!
ドライバーのシャフトの長さが異なれば、当然スイングにも影響が生じてきます。
そこでこの章では、シャフトの長さの違いで現れる変化についてご紹介していきます。ドライバーの長さを選択するための基礎情報になりますので、ぜひご確認になさってくださいね。
2-1. ドライバーのシャフトの長さとヘッドスピードの関係
ドライバーに限らず共通して言えますが、ゴルフクラブはシャフトが長くなるほどヘッドスピードも速くなります。
一般的にシャフトが1インチ長くなると、ヘッドスピードも1m/s向上すると言われています。ちなみにドライバーのスイングが1m/s向上すると、飛距離は6yd弱伸びると考えられています。
そのため少しでも飛距離を稼ごうと、各メーカーよりシャフトの長いドライバーが続々と発売されているのです。これは極めて自然な発想と言えますよね。
ただドライバーのシャフトを長くすれば簡単に飛距離アップできるのかというと、一概にそうとも言えません。ドライバーの飛距離には、ミート率も密接に関係しているからです。そこで次章では、このミート率を調べていきましょう。
2-2. ドライバーのシャフトの長さとミート率の関係
ドライバーの飛距離を最大化するためには、ミート率が極めて重要な指標になります。
上ではシャフトの長さを1インチ伸ばすと、飛距離が6yd弱伸びるとご紹介しました。ただこれはミート率が変わらないという条件付きです。
ドライバーのシャフトの長さを伸ばすと、スイングの操作性が落ちてミート率が下がってしまう可能性もございます。しかしミート率が落ちてしまうと、ヘッドスピードの増加以上に、飛距離ロスの影響が大きくなってしまいますよね。
このためシャフトの長いドライバーを購入するときは、ミート率もしっかり気を配る必要があると言えますね。
3. タイプ別!ドライバーのシャフトの長さの上手な選び方!
ドライバーの飛距離を最大化させるためには、自分にとってベストなシャフトの長さのクラブを購入する必要がありましたね。
そこでこの章では、ゴルファーのスイング別で、上手なシャフトの長さの選び方をご紹介していきます。ベストなドライバーを購入するためにも、ぜひご参考になさってくださいね!
3-1. シャフトの短いドライバーと相性の良いゴルファーの特徴!
シャフトの短いドライバーと相性の良いゴルファーの方は、スイングのテンポが速い方です。特にトップからの切り返しにタメの少ない方は、シャフトの短いドライバーと相性が良いです。
このタイプの方が長いドライバーを使用すると、振り遅れの原因になってしまい、スライスや飛距離ダウンといった問題に発展しがちです。
また腕でクラブを持ち上げるゴルファーの方も、長さの短いドライバーと相性が良いです。スイングに腕の動きが多くなると、それだけ振り遅れやすくなります。少しでも振り遅れないために、シャフトの長さを短くする選び方がおすすめです。
3-2. シャフトの長いドライバーと相性の良いゴルファーの特徴!
シャフトの長いドライバーも扱えるゴルファーの方は、スイングのテンポがゆったりとしている方です。特に切り返しでパワーを貯められる方は、長尺ドライバーと相性が良くなる傾向にございます。
またクラブと体を同調してスイングできる方は、長尺ドライバーを使用すると、飛距離アップを実現できる可能性も高いです。この打ち方の場合、シャフトの長さを伸ばしても、ミート率を確保しやすいためです。
このようたスイングに該当される方は、飛距離アップの手段として、長尺ドライバーに挑戦してみるのもおすすめな選び方ですよ。
4. ドライバーの長さに関するルールってあるの?
ゴルフクラブの長さには規則があることをご存知でしょうか。ドライバーの長さは、48インチ以内のクラブを使用することがルールです。
もちろん市販されているドライバーは、48インチ以内に設計されているクラブが大半ですので、あまり心配する必要もございません。こうした視点で見ると、47.75インチや48インチのドライバーは、規則の上限ギリギリのドライバーと言うことができますよね。
ちなみにドラコン用として、48.5インチなどのクラブも発売されています。こうしたドライバーは、規則上はルール違反ですので、購入時はご留意してくださいね。
この機会にゴルフのルールを整理したいと思われた方は、ぜひルール本で情報収集してみてくださいね。
ルールをチェックする上でおすすめな本は、『ゴルフのルール確認の決定版!絶対おすすめな本の人気ランキングTOP4!』で特集していますよ。
5. シャフトの長さに気をつけてドライバーを選ぼう!
いかがでしたでしょうか。ドライバーには、たくさんの長さのモデルが発売されています。
近年はドライバーのシャフトを長くし、飛距離アップを図るのがトレンドとも言えます。ただドライバーのシャフトの長さには、スイングとの相性もございます。それだけに自分のスイングにぴったりなクラブを新調したいですよね。
上ではドライバーのシャフトの長さに着目した上手なクラブの選び方もご紹介してきました。これからドライバーを購入予定の方は、ぜひシャフト選びのご参考になさってくださいね。
それでは、長尺トレンドに惑わされることなく、ご自分にベストなドライバーのシャフトの長さを見つけてくださいね!