ドライバーを購入するときは、その重さ選びも大切なポイントです。ドライバーの重さは、シャフトの重量が決定すると言っても過言ではありません。
それだけにドライバーのシャフトには、たくさんの重量がラインナップされています。シャフトの重さが変わるとクラブも激変しますので、自分にぴったりな重さを選択する必要がございます。
そこで今回の記事では、正しいドライバーのシャフトの重さ選びについて詳細に解説していきます。シャフトの重量が不適切な場合の弊害にも触れていますので、ぜひ選び方のご参考になさってくださいね。
それでは、ドライバーのシャフトの重さに関する情報をしっかり整理して、最適なギアを新調してくださいね!
目次
1. ドライバーのシャフトの理想的な重さとは?
まずはドライバーのシャフトの重さの目安を確認していきましょう。
この目安には、一般的に言われている格言がございます。まずはこの格言をしっかりとチェックして、理想的なシャフトの重さを探していきましょう。
1-1. ドライバーのシャフトの重さの目安!
理想的なシャフトの重さは、それぞれのゴルファーの方によって異なります。実際にプロゴルファーでも、シャフトの重量は選手ごとに多種多様です。
ドライバーのシャフトの重さは、「振り切れる範囲で重いクラブ」が目安になります。これは昔から言われている格言で、今でもその原則に変わりありません。
この格言をより正確に表すと、「ゴルフ場で18番ホール振り切れる」ということを視野に入れる必要がございます。試打ルームで数球ショットするのと、ゴルフ場で18ホール回るのとは、疲労度も大きく異なりますよね。
1-2. ドライバーのシャフトの重さの選び方!
「振り切れる範囲で重いクラブ」という言葉は、少し感覚的ですよね。フィッティングルームで試打していても、なんとなく「振り切れる」と感じてしまうものです。
そこで、本当に振り切れているか確認するおすすめな方法をご紹介いたします。
ドライバーを購入するときは、基本的に試打されますよね。試打するときは、ヘッドスピードの推移をチェックしてみましょう。ドライバーで10球程度試打する過程で、ヘッドスピードが徐々に落ちてしまう場合、それは重すぎます。
フィッティングルームで試打して、ヘッドスピードの落ちない重さのドライバーを探してみてくださいね。
2. ドライバーのシャフトの重さがショットに与える影響は?
振り切れる範囲で重いシャフトのドライバーが推奨される背景には、しっかりと理由がございます。
シャフトの重さは、ショットの飛距離や方向性と大きな関係性がございます。そこでドライバーのシャフトの重さが、ショットに与える影響を整理していきましょう。
2-1. ドライバーの重さと飛距離の関係性
一般的にドライバーのヘッドスピードが同じ場合、重いクラブの方が飛距離を出しやすい特徴がございます。
重量が重い方が、ボールに対する反発係数も高くなるためです。これは物理計算で証明できますが、難しい計算をしなくても、感覚的にイメージできますよね。
このためドライバーを購入する際は、ヘッドスピードの落ちない範囲で、重めなクラブを購入するのが王道になるのですね。
2-2. ドライバーの重さと方向性の関係性
ドライバーのシャフトの重さは、ショットの方向性とも密接な関係性がございます。ドライバーのシャフトが重ければ、それだけボールの方向性が安定しやすくなります。
これはドライバーに限らず、アイアンなど他のクラブにも共通して言えることです。このためプロの世界では、比較的重めなシャフトを愛用している選手もいらっしゃいます。
ただシャフトの重いドライバーを使用することには、危険な弊害がいくつか潜んでいます。そこで次章では、シャフトが重い場合の弊害を確認していきましょう。
3. ドライバーのシャフトが重いことによる弊害!
シャフトの重さと飛距離の相関性を確認すると、重いクラブの方が良いイメージも湧いてくるかもしれません。
ただドライバーの重量が重すぎると、それだけマイナスの影響も大きく出てしまいます。そこでシャフトが重すぎる場合の弊害をみていきましょう。
3-1. 重すぎるドライバーは腰痛の原因に!
ドライバーは全てのゴルフクラブの中で、最も体への負荷の大きなクラブです。またシャフトの重さが重くなるほど、体への負荷が大きくなります。
このため重すぎるドライバーを使用していると、腰を痛めてしまう可能性があります。プロゴルファーでも、重いギアが原因で腰を負傷する選手はいらっしゃいますよね。
このように重めなドライバーの恩恵を求めていくと、腰痛という落とし穴にハマってしまう可能性もございます。これはギアのシャフトを重くする最大の弊害ですので、是非とも注意なさってくださいね。
もしラウンド終わりに腰に違和感の感じるゴルファーの方がいらっしゃいましたら、今のうちにドライバーの重さに問題がないか見直してみてくださいね。
3-2. ドライバーが重すぎると飛距離が落ちる!
ドライバーのシャフトが重い場合のデメリットとしては、飛距離が低下してしまう点も挙げられます。
もしドライバーのシャフトが鉄の棒のように重いと仮定したら、速くスイングすることはできませんよね。これは少し極端な例ですが、シャフトの重さを上げていくと、どこかでヘッドスピードの落ちるポイントが現れてきます。
この変化点以上に重量のあるシャフトを使用すると、ヘッドスピードの低下で飛距離が伸びなくなります。これも重すぎるシャフトのドライバーの大きな弊害です。
3-3. ラウンド後半でスイングが乱れる!
ラウンド前半はドライバーの調子が良くても、後半になると途端にドライバーの調子を崩してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。これはもしかしたら、ドライバーが重すぎることが原因かもしれません。
ギアの重さが重ければ、それだけスイングにも大きな負荷が発生します。こうした負荷がラウンド中に蓄積していき、後半に総崩れという形になって現れてしまうのです。
ラウンド後半にかけて毎回調子を崩してしまうゴルファーの方は、ドライバーの重さを見直してみるのもおすすめな対策ですよ。
4. 軽いドライバーのシャフトは要注意!
重さの軽いドライバーを試打すると、一時的にショットしやすく感じる場合がございます。だからといって、軽いドライバーが向いているかと判断するのは要注意が必要です。
軽いドライバーが打ちやすく感じるのは、それだけ手打ちでスイングできるためです。腕や手首でスイングの微調整が効くようになり、一時的にクラブを振りやすくなります。
ただこれは手打ちを助長してしまう側面もございます。今まで築き上げてきたゴルフのスイングが崩壊してしまう危険性も孕んでいますので、ぜひ注意なさってくださいね。
正しいドライバーの打ち方を習得していくためにも、軽いギアを使用することは推奨されていません。これはアイアンなどのギアにも共通して言えることです。これも「振り切れる範囲で重いギア」が推奨されている大きな要因です。
5. 自分に合った最適な重さのシャフトをドライバーに装着しよう!
いかがでしたでしょうか。ドライバーのシャフトにはたくさんの種類が揃っていますので、自分に最適な重量を探す必要がございます。ドライバーのシャフト重量を決める際は、「振り切れる範囲で重いクラブ」にセッティングすることがポイントです。
これよりも重すぎると、飛距離ロスや、腰の故障といったトラブルに繋がってしまいます。また軽すぎると、手打ちを助長し、上達の妨げになってしまう恐れがあります。
上ではドライバーのシャフトの重さを決める際の上手な選び方もご紹介していますので、ぜひご参考になさってくださいね。
それでは、本記事の情報を存分にご活用いただき、自分だけの最適な重さのシャフトをドライバーに装着していきましょう!