ゴルフ初級者の方にとって6Iはかなり難しいクラブになりますよね。ゴルフボールが飛ばない、上がらない、曲がるなど、様々なミスショットが出やすいのも6番アイアンの特徴です。
どうして6番アイアンは綺麗にショットすることが難しいのでしょうか。これにはゴルフクラブのスペック的な要因に加え、スイングを力ませる心理的要因も影響しているのです。
そこで、6番アイアンが難しい原因や、難しいと感じた時の対策方法を詳しく解説していきます。
特に6番アイアンが難しいと感じた時の対応でスコアは大きく変わってきます。単に難しいで終わらせるのではなく、しっかりと対策して効率的にゴルフ上達を目指していきましょう!
目次
1. 6番アイアンはスペック的にも難しいゴルフクラブ
6番アイアンは、一般的に販売されているアイアンセットの中でも2番目にハードなスペックのゴルフクラブになります。
それだけに6Iを難しいクラブと感じている方も多いのではないでしょうか。実際に7Iまではショットできても、6Iからミスが多発してしまう方もいらっしゃると思います。
そこで、まずは6番アイアンのスペックから難しい理由について見ていきましょう。
1-1. シャフトが長い
6Iはアイアンの中でもシャフトの長いクラブになりますよね。シャフトが長くなればなるほど、クラブのコントロールも難しくなります。このため、狙ったところにヘッドを通過させることが難しいのです。
ちなみに6Iと7Iのクラブの長さの違いは、約0.5インチ程度です。1インチは2.54センチメートルですから、0.5インチは1.27センチメートルですね。
シャフトの長さが1cm強長くなるだけで難しいクラブになってしまうのですから、ゴルフのシビアさが伝わってきますよね。
1-2. 芯が小さい
アイアンは番手が大きくなるほどクラブのスイートスポットも狭くなってきます。シャフトが長くなることでコントロール性能が落ち、且つスイートスポットも小さくなるのですから、冷静にみて難しいに決まっています。
6番アイアンの芯の大きさは、クラブのブランド毎に大きく変わってきます。
ツアープロも使用するような上級者モデルの6Iは、フェース面積も小さく芯も狭いです。反対に初心者の方でも打ちやすいクラブでは、6Iでも芯が大きめに設計されております。
6番アイアンが難しいと感じるときは、こうした易しめのクラブを使用する方法もありそうですね。
1-3. ボールを上げにくい
6番アイアンはゴルフボールを上げにくくて難しいと感じている方もいらっしゃいますよね。7Iと6Iではボールの上げやすさがかなり異なってきますよね。
6番アイアンはクラブのロフト角が立ってますので、それだけゴルフボールの高さも上げにくいクラブと言えます。アドレスで構えた時でも、6番アイアン位からフェースが立っているように感じませんでしょうか。
6番アイアンで弾道が低くなってしまって難しいと感じている方は、まずはゴルフボールをティーアップして練習される方法がおすすめです。
また6Iのロフト角に興味のある方は、ぜひ『6番アイアンのロフト角の平均と選び方!角度ごとの飛距離の目安も大公開!』も併せてチェックしてみてくださいね。
2. 6番アイアンが練習不足で難しいと感じるケースも
ラウンドで6番アイアンのミスショットが多くて難しいと感じている方はたくさんいらしゃいますよね。
ところで、6番アイアンが難しいと悩まれている方は、打ちっ放しでしっかり6Iを練習されていますでしょうか。主に7Iやドライバーの練習がメインになっている方もたくさんいらっるかと思います。
もちろん7Iを重点的に練習することはセオリーですので、この点に関しては何も問題ありません。ところが、6番アイアンを一球もショットしないとなると話は少し異なってきます。
6Iは7Iと同じ感覚でショットできると言われておりますが、現実問題としてスペックが違いますよね。
そこで、6番アイアンをスイングして、6Iを身体に慣れさせていく必要があります。このためには、打ちっ放しで6Iをスイングする回数を増やしていくしかありません。
特に6番アイアンを難しいと感じている方は、積極的に6Iを打ち込んでくださいね。
3. 6番アイアンは無意識で力んでしまいやすい
7Iは問題なく打てるのに6Iが難しいと感じている方は、スイングに力みが生じている可能性があります。
6番アイアンはかなり飛距離の出るゴルフクラブですよね。逆に言えば、かなり飛距離を飛ばすクラブとも言えます。具体的には160〜170ヤード程度の飛距離をショットすることになります。
ところが170ヤードといえば、グリーンは遥か前方の視界に映ってきます。グリーンまで飛ばさないといけないという心理的なプレッシャーも重なることで、6番アイアンのスイングは力みやすくなっているのです。
しかしスイングに力みが生じた場合、手打ちになりやすく飛距離も飛んでくれません。またダフリなどのミスショットも多くなってしまい、それだけ難しいゴルフクラブと感じてしまうのです。
4. 6番アイアンが難しいと感じた時の対策方法
6番アイアンは、様々な要因が絡んで難しいゴルフクラブでしたよね。ここまで見てみると、6番アイアンが上手に打てないのも仕方がない気がしてきます。
しかし、6番アイアンが難しいと感じているだけではスコアアップに繋がっていきません。ゴルフ上達のためには、この原因を克服していく必要があるのです。
そこで、6番アイアンがどうしても難しいと感じる時の対策方法について詳しく確認していきたいと思います。
4-1. 6番アイアンを練習する
上でご紹介した通り、6番アイアンが難しい原因は練習不足にあるかもしれません。
6Iの練習量が少なくなってしまうと、ラウンドで使用してもミスショットが多くなってしまいますよね。そこで、6Iを難しいと感じる場合は、打ちっ放しで意識して練習していきましょう。
6Iの打ち方は、『上級者になるために!6番アイアンの正しい打ち方の基本を徹底解説!』で解説しております。こちらの記事も練習のご参考にしてくださいね。
またこの際は、6Iよりもさらに難しい5Iで練習する方法もあります。興味のある方は『5番アイアンを練習すればゴルフは上達する!その理由とおすすめの練習方法を大公開!』もご参考にしてくださいね。
4-2. 6番アイアンの代わりのユーティリティを追加する
6番アイアンが難しいと感じたら、迷わずユーティリティに切り替える選択肢もあります。
ユーティリティはスイートスポットが広く、ボールの弾道も高く打ち出しやすいクラブです。また根元側にヒットしてしまってもシャンクするリスクはありませんよね。
市販品の中でも6Iの代替となるユーティリティは発売されております。6番アイアンのロフト角を基準に、代替となるユーティリティを探してみましょう。
また6Iの代わりとなるユーティリティの探し方は、『6番アイアンの代わりにユーティリティを使おう!そのメリットと上手な選び方!』で解説しております。こちらの記事もクラブセッティングのご参考にしてくださいね。
5. 6Iはミドルアイアン?ロングアイアン?
ロングアイアンが難しいということに間違いありませんが、果たして6Iはロングアイアンなのでしょうか。
アイアンセットには5Iまでしか入っておりませんので、6Iはロングアイアンのイメージを持たれている方もいらっしゃると思います。
ところがアイアンの中には、さらに長い4I・3I・2Iが発売されております。一般的には、この3本のクラブを指してロングアイアンとまとめる場合が多いです。
最近ではストロングロフト化の影響もあり、5Iからロングアイアンという場合もあります。ただ6Iはロングではなくてミドルアイアンに該当しますので、豆知識として覚えておくと役に立つかもしれませんよ。
難しい6番アイアンとしっかり向き合おう!
いかがでしたでしょうか。6番アイアンが難しい原因や、その対処方法はご確認いただけましたでしょうか。
6番アイアンはスペック的にも心理的にも難しいゴルフクラブです。ここで大切なポイントは、6番アイアンが難しいと感じた時の対応です。
考えられる対応としては、6Iをしっかり練習して苦手意識を払拭する方法と、6Iの代替のユーティリティを使用する二つの方法があります。
6番アイアンが難しいで終わらせることなく、しっかりとご自分にあった対応を取ることで、効率的にスコアアップを目指してくださいね!
もし難しい6番アイアンなんて要らないと思われている方がいらっしゃいましたら、『6番アイアンが不要なゴルファーの特徴とクラブセッティングのポイント!』の記事も併せてチェックしてみてくださいね。