「3番ウッドが難しい!」と感じているゴルファーの方も、たくさんいらっしゃるかと思います。
14本のクラブの中でも3Wはトップクラスに難しいクラブとして扱われています。それだけにゴルフ場で使用せずに、キャディバッグの中に眠らせている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、3番ウッドが難しい理由を詳しくご紹介していきます。
3番ウッドは、打ち方によっても難易度が変化してきます。ここでは優しい打ち方と難しい打ち方を双方掲載していますので、ぜひ練習のご参考にしてくださいね。
また後半では、クラブの形状から3番ウッドの難易度を判別する方法にも触れています。難しい3番ウッドに関する盛りだくさんな内容ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
1. 3番ウッド(3W)が難しい2つの理由
3番ウッドは体感的にも難しいゴルフクラブですが、その難易度はしっかりとスペックからもご説明できます。
そこでまずは、漠然と「難しい」と感じている3Wのクラブの特徴を徹底解剖していきましょう。
1-1. 理由①:シャフトが長い
3番ウッドは全てのゴルフクラブの中でも、ドライバーの次にシャフトの長いクラブです。
シャフトが長ければ、手元のわずかなブレが大きな違いとなってインパクトに現れます。9番アイアンと5番アイアンのミート率を比較すれば、簡単にイメージいただけるかと思います。
3番ウッドは遠心力も強く働きますので、アドレスで構えた位置にクラブを戻すためには、正しいスイングと練習量が求めれれます。このため3番ウッドは、綺麗にボールに当てるだけでも難しいクラブと言えますね。
ただインパクトでクラブの芯を捉えられないと、ミート率が低下し、ボールも飛んでくれません。
1-2. 理由②:ロフトが立っている
3番ウッドは、正確にミートできてもゴルフボールが上がらない場合がございます。それは3Wのロフト角に秘密がございます。
一般的に3Wのロフトは、15度程度のクラブが主流です。ただ15度のロフトのクラブでボールを上げようとすると、それなりのパワーが必要になります。
パワーを示す指標のヘッドスピードで換算すると、ドライバーで47m/s以上のスイングの速さは欲しいところです。このヘッドスピードに満たない場合、スプーンで十分にボールを上げられず、番手通りの飛距離を飛ばせいない可能性もございます。
3番ウッドで綺麗にボールに当たるのに飛距離が出ないと感じている方は、ヘッドスピード不足が影響しているのかもしれません。
2. 3番ウッドを難しいと感じやすい打ち方とは?
3番ウッドの打ち方は、ボールの横からヘッドを入れる「払い打ち」が基本です。このような打ち方をすることで、ギアの特性を上手に活用でき、クラブ本来の性能を発揮してくれます。
ただ3Wの打ち方が誤っていると、余計にスプーンが難しいと感じてしまいます。そこで3番ウッドを難しく感じさせる打ち方を見ていきましょう!
2-1. アッパーブローでスイングすると難しい!
ティーアップすれば打てるのに、直置きのボールは打てないという方もいらっしゃるかと思います。
このような方は、もしかしたらアッパーブローのスイングになっているのかもしれません。確かにティーアップすれば、アッパーブローでも自然とフェースの芯にボールが当たります。
ただ直置きのボールをアッパーブローでスイングすると、3Wのフェースの下側でインパクトすることになります。この位置でボールにコンタクトしても、ボールを上げることはできません。
ただでさえボールの上がりにくい3番ウッドなのに、余計に上がりにくい打ち方をしてしまっているのです。
2-2. ダウンブローでスイングすると難しい!
3番ウッドをダウンブローでスイングすることは、間違いではありません。プロゴルファーでも、スプーンで少しターフを取る選手もいらっしゃいます。
ただダウンブローは、それだけハンドファーストでロフトを立たせるインパクトになります。このため、3Wをダウンブローでスイングするためには、かなりのヘッドスピードの速さが要求されます。
スプーンをアイアンのようにダウンブローでスイングしている方は、それが難しいと感じてしまう原因かもしれません。
このような場合、少しボールの側面側からインパクトする意識を持つと、案外簡単に打てる場合もございます。まずは打ちっ放しで払うような打ち方を練習してみてくださいね。
3. スペック的に難しいスプーンを使用しているかも!?
3番ウッド自体を見ても、難しいモデルと、比較的簡単なモデルの2種類のクラブが発売されています。最初から難しいスプーンを使用されているゴルファーの方は、それだけで3Wの難度を上げてしまっていると言えます。
ここでは、難しい3Wと優しいスプーンの特徴を掲載していきますので、ご自分のクラブと見比べてみてくださいね。
3-1. スペックが難しい3番ウッドの特徴
まずは難しい3番ウッドの特徴からご紹介していきます。一般的にヘッド容量の小さなスプーンの場合、難易度も高めのセッティングになっています。
ヘッドの容量が小さいと、それだけスイートエリアも狭く設計されています。このためインパクトで少しでも芯をずらしてしまうと、大きな飛距離ロスに繋がってしまいます。
またヘッドが縦に分厚い3番ウッドも、難しいクラブの特徴です。ヘッドが分厚いクラブは、それだけボールを上げるのにパワーが必要になります。
こうしたモデルは、クラブの抜けの良さを優先し、かつ、スイングの速いプロ好みのクラブと言えます。3番ウッドが難しいと感じる場合は、ご自分のクラブに原因がないか確認してみてくださいね。
3-2. 優しい3番ウッドも発売されている!
3番ウッドの中には、比較的簡単に打てる優しいモデルも発売されています。
優しい3Wの特徴は、ヘッド容量の大きなタイプです。ヘッド容量を大きくすることで、それだけミスショットに寛容性を期待できます。
インパクトで多少芯を外してしまっても、十分にミート率を確保してくれます。このためミスショットでもそこそこ飛距離を飛ばしてくれ、リカバリー性の高いクラブと言えます。
またヘッドの薄い3番ウッドは、ボールを上げやすいモデルと言えます。3Wのボールの上げにくさに対応して、各メーカーより薄型で低重心のクラブがラインナップされています。
こうしたゴルフクラブを使用すれば、難しいはずの3番ウッドが、嘘のように楽しく打てる場合もございます。
優しい3Wについては、『簡単に打てる!優しい3番ウッドの選び方とおすすめランキング5選!』で特集していますので、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
4. 3番ウッドも上手に活用してゴルフ場で14本全てのクラブを使ってみよう!
いかがでしたでしょうか。3番ウッドが難しい理由はご確認いただけましたでしょうか。
3番ウッドは、クラブの芯にボールを当てることも難しいですし、芯に当たってもボールが飛びにくい難しさもございます。それだけにスプーンを手に余しているゴルファーの方もいらっしゃるかと思います。
また3番ウッドを難しいと感じている場合、スイング軌道がアッパーやダウンブローになっている可能性もございます。
心当たりのある方は、ギアの特性を使いやすいように、横から払い打つスイングを練習してみてくださいね。また難しい3Wの対策として、簡単なモデルを購入する方法もおすすめです。
ぜひ難しい3番ウッドを上手に対策して、ゴルフ場で14本全てのクラブを使いこなしてくださいね。