ゴルフでは右脇腹が筋肉痛になる方もいらっしゃいます。
右脇腹は筋肉痛というよりも、痛みをともなうことが多いかと思います。脇腹の痛みも広義では筋肉痛と表現できますよね。
そこで、ゴルフ終わりに右脇腹が筋肉痛になってしまう原因をご紹介していきたいと思います。
右脇腹が筋肉痛になってしまうゴルファーの方は、スイングや生活習慣に特徴がある場合があります。ご自分がそのパターンに該当していないかご確認してみてくださいね。
目次
1. 脇腹の筋肉の種類について
まずは脇腹の筋肉の呼称から確認していきましょう。脇腹の筋肉は腹斜筋と呼ばれております。
また腹斜筋はさらに、外腹斜筋、内腹斜筋、肋間筋、腰方形筋の4種類に分類することができます。
この中でも筋肉痛になりやすい筋肉は、外腹斜筋、内腹斜筋、肋間筋の3種類になりますよ。ちなみに肉離れなどの怪我をしやすい部位も同じ筋肉ですよ。
2. ゴルフで脇腹が筋肉痛になる原因
ゴルフのスイングで脇腹が筋肉痛になってしまう原因は、腹斜筋の「捻れ」と「伸長」の2種類の原因があります。
まずはそれぞれの原因を確認していきましょう。
2-1. 腹斜筋の捻れ
ゴルフスイングでは、テークバックやフォロースイングで体の捻転を使用しますよね。捻転とは上半身と下半身の捻れのことです。
この捻転を最大限に活かしてスイングをすることで、ゴルフクラブに伝わるパワーも最大化され、最も飛距離の出るショットを打つことができるのです。
この捻転という動作には、上半身の脇腹を絞る形になります。そのためバックスイングやダウンスイングでは常に脇腹にテンションがかかっている状況と言えます。
これがゴルフ翌日に脇腹が筋肉痛になりやすい原因の1つです。
2-2. 腹斜筋の伸長
ゴルフスイングでは脇腹の筋肉が上下に伸び縮みすることがあります。
腹斜筋を伸縮させる動作の中でも伸長させる方の動作は、それだけ筋肉に負荷をかけてしまいますので、必然的に筋肉痛になりやすくなってしまいます。
また脇腹の肉離れ等の怪我は、この腹斜筋の伸長が原因であるケースが多いと言われておりますよ。
ちなみにこの腹斜筋を筋トレすることで、捻転や伸長力が増大し、飛距離アップに繋げることができます。詳しくは『上半身を鍛えてゴルフ上達!効果抜群の筋トレメニューを大公開!』でまとめていますので、ぜひご参考になさってくださいね。
3. ゴルフで脇腹が筋肉痛になりやすい人とは?
ゴルフの翌日に脇腹が筋肉痛になる方には特徴があります。それは、脇腹が硬直している方です。
脇腹は日常生活では余り使用しない筋肉になりますよね。特に会社でデスクワークをしているサラリーマンの方は、脇腹を使うことは殆どありませんので、必然的に脇腹が硬直しやすい環境下に置かれています。
筋肉は柔軟性があった方が、筋肉痛や肉離れ等の怪我のリスクを避けることができますよね。プロゴルファーや他のスポーツ選手が入念にストレッチをしている理由もこのためです。
そこで脇腹が硬直していることに心当たりのあるゴルファーの方は、ゴルフ場でラウンドする前に脇腹を入念にストレッチされると筋肉痛になりにくくなります。
また日常生活の時でも、ちょっとした時間を利用して脇腹のストレッチをすることはできますよね。ぜひ日頃からのケアを大切にして、脇腹が筋肉痛や肉離れにならないように対策していきましょう。
4. ゴルフで右脇腹が筋肉痛になりやすい人のスイングの特徴
脇腹の筋肉痛としては、右脇腹が筋肉痛になるケースが多いかと思います。
実は右脇腹が筋肉痛になるゴルファーの方には、スイングに特徴があると言われております。そこで右脇腹が筋肉痛になりやすいゴルファーの方のスイングの特徴を確認していきましょう。
ゴルフ翌日に右脇腹の筋肉痛が気になるという方は、ご自分のスイングに心当たりがないか確認してみてくださいね。
4-1. 右手を使いすぎたスイングをしている
ゴルフのスイングは左手主導が一般的ですよね。ところが、人間は右利きのゴルファーの方が多いですので、スイングも右手主導になっている方が結構いらっしゃいます。
ゴルフのスイングが右腕主導になれば、当然右脇腹への負荷が大きくなりますので、それだけ筋肉痛になりやすくなります。
特にゴルフを始めたばかりの初心者ゴルファーの方は右手主導のスイングになりやすいですので、それだけ右脇腹も筋肉痛になりやすいです。
右脇腹の筋肉痛がひどいというゴルファーの方は、少しだけ左腕主導のスイングを意識してみると、筋肉痛が改善されるかもしれません。ぜひ練習場で意識してみてはいかがでしょうか。
4-2. フライングエルボーしたスイング
フライングエルボーとは、テークバックのトップの位置で右脇が開いてしまっているスイングを指します。
フライングエルボーすると、当然それだけ右脇腹の筋肉が伸びる形になります。普段あまり使用しない筋肉を大きく伸ばすことになりますので、筋肉がびっくりして筋肉痛になりやすくなってしまいます。
ちなみに、ゴルフの一般的なスイング理論ではフライングエルボーは好ましくないと言われています。ゴルフのスイングの基本はバックスイングで右脇を閉じることですよね。
但し、フライングエルボーしても良いというレッスンプロもおりますので、フライングエルボーの善悪に関してはここでは一概なコメントは差し控えます。
もしご自分のスイングがフライングエルボーしてしまっている方は、それが右脇腹の筋肉痛の原因になっているかもしれませんよ。
またテークバックで右脇を締める方法として、アーリーコックが上げられます。これに関しては、『ゴルフスイングでコックを作る理想的なタイミングとは?ベストな位置の見つけ方!』で詳しくご紹介しておりますので、ぜひこちらもご確認してください。
5. ゴルフで脇腹の筋肉痛が酷い時は左手スイングの練習をしよう!
右脇腹が筋肉痛の場合は、基本的にスイングをすると痛みを伴うかと思います。ですので、通常であれば筋肉痛が治るまではゴルフはお預けになります。
ですが、ゴルフに熱中している方にとっては、どうしても練習をしたいという方もいらっしゃいますよね。
そのようなゴルファーの方におすすめな練習方法が、左手1本でスイングする練習です。左手1本でスイングをすることで、右腕主導のスイングを改善できます。スイングの基本である左腕主導のスイングが身につき、スイング改善にも繋がります。
もちろんいきなり左腕1本でスイングすることは難しいですので、最初のうちはゴルフクラブの振り幅を小さくして、またゴルフボールをティーアップして徐々に改善していくと良いかと思います。
ぜひこの機会に左腕を主体としたスイング改善にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
6. もしゴルフによる脇腹の筋肉痛が長引いたら治療しよう
脇腹の筋肉痛が治らずに長期間継続するようでしたら、なるべく早めに整形外科を受診して治療されることをおすすめします。
脇腹の筋肉痛が治らないというゴルファーの方は、それだけ脇腹の筋肉が炎症してしまっている証拠でもあります。そのまま継続して無理にゴルフの練習をしてしまっては、肉離れなどの怪我をしてしまうかもしれません。
脇腹はプロゴルファーやプロ野球選手でさえ怪我や肉離れすることもある筋肉になります。
たかが筋肉痛だと思って甘く見ていると、痛いしっぺ返しがきてしまう可能性もありますので、なるべく早めに整形外科で治療を受けるようにしましょう。
また脇腹の筋肉痛の改善方法としては、整体マッサージで治療する方法もあります。お近くに整体がある場合は、そちらで治療を受ける方法もおすすめな改善方法になりますよ。
7. ゴルフで脇腹が筋肉痛になる原因を整理しよう!
いかがでしたでしょうか。ゴルフ終わりに脇腹が筋肉痛になる原因や対策はご確認いただけましたでしょうか。
脇腹が筋肉痛になる原因は、スイング時に脇腹を絞る動作や伸ばす動作が発生するからです。日常生活の中で脇腹の筋肉はあまり使用しませんので、久しぶりのゴルフでいきなり脇腹の筋肉を使用してしまうと筋肉痛になりやすいです。
そこで、脇腹の筋肉痛対策としては、日常生活から脇腹のストレッチをする方法がおすすめです。
脇腹を搾ったり伸ばしたりするストレッチをすることで、脇腹の筋肉痛対策をとっていきましょう。また脇腹の筋肉痛が続くようでしらたら早めに治療することも忘れないでくださいね。
脇腹以外でもゴルフの翌日に筋肉痛になりやすい筋肉の箇所とその原因は、下記の関連記事でまとめております。ご自分が筋肉痛になりやすい筋肉がありましたら、ぜひそちらもご確認してくださいね。
みなさんが筋肉痛に悩むことなく、ゴルフを楽しむことができることを心から祈っております!