サンドウェッジを買いに行こうといざゴルフショップへ足を運んだはいいものの、ゴルフクラブのソールに〇〇度といろんな角度が刻まれてあって、どのサンドウェッジを選んだらいいのか分からずに困ってしまった経験はありませんでしょうか。
店員さんに質問しても「ロフトの角度は何度にしますか?」とか「バウンス角はどうしましょう?」とか逆質問されてしまい、ますます訳がわからなくなってしまった経験のある方も中にはいらっしゃるかと思います。
そこでまずはサンドウェッジのソールに大きな数字で刻まれているこの数字がなんの角度なのかを詳しくご説明していきたいと思います。
サンドウェッジの選び方としてこの角度はとても重要です。これからサンドウェッジのご購入を検討している方は絶対に必要な知識となりますので、ぜひともご確認してくださいね。
目次
1. サンドウェッジのソールに刻まれている角度とはゴルフクラブのロフト角のこと
サンドウェッジに大きな数字で刻まれている角度は、ゴルフクラブのロフトの角度になります。ロフトの角度といってもピンとこないゴルファーの方もいらっしゃるかと思いますので、まずはゴルフクラブのロフトの角度について確認していきたいと思います。
ゴルフクラブのロフトの角度(ロフト角)とは、「ゴルフクラブのシャフトとクラブヘッドのフェースの向きの間にできる角度」になります。
ちなみにこのロフトの角度はドライバーで最も小さくなり、サンドウェッジで最も大きくなるようにゴルフクラブは設計されています。
そこで次章からはサンドウェッジのロフトの角度が変わるとゴルフのショットにどのような影響が出るのかを詳しく見ていきたいと思います。
2. サンドウェッジのロフトの角度が変わると何が変わるの?
ゴルフクラブのロフトの角度が変わるとショット時のゴルフボールの飛球が大きく異なってきます。例えばドライバー(ロフト角10度前後)と7番アイアン(ロフト角30度前後)ではロフト角はかなり違いますので、ゴルフボールの弾道も全く異なってきますよね。
サンドウェッジもロフトの角度が変わることでそれだけゴルフボールの飛ぶ飛距離も大きく異なってきます。
ロフトの角度は小さくなればなるほど、それだけゴルフクラブのフェースが立ってきますので、サンドウェッジでゴルフボールをショットした際に、それでけ遠くにゴルフボールを飛ばすことができます。
つまり、サンドウェッジのロフトの角度が異なると、それだけゴルフボールの飛ぶ飛距離も変わってくるのですね。
自分がサンドウェッジで飛ばしたい飛距離がもう決まっているゴルファーの方なら、その飛距離を飛ばすことのできるサンドウェッジのロフトの角度を選ぶことが大事な選び方のポイントになりますね。
そこで次章ではサンドウェッジでロフトの角度が異なるとゴルフボールの飛ぶ飛距離にどの程度差があるのかを、アプローチ ウェッジも含めて詳しく見ていきたいと思います。
3. サンドウェッジのロフトの角度が飛距離に与える影響
サンドウェッジのロフトの角度が変わるとゴルフボールの飛ぶ飛距離が大きく変わるはもう大丈夫ですよね。
アプローチウェッジも含めたサンドウェッジのロフトの角度は50度〜58度位になります。
「そこまでロフトの角度は大きく変わらないので、ゴルフボールの飛ぶ飛距離もそんなに変わらないのでは?」と思われたゴルファーの方もいらっしゃるかもしれません。実はこの数度の角度の違いでゴルフボールの飛ぶ飛距離は大きく変わってきてしまいます。
そこで、それぞれのロフトの角度でゴルフボールの飛ぶ飛距離がどの程度変わってくるのかを、ウェッジの中でも代表的なロフトの角度である50度、52度、54度、56度、58度の5つのサンドウェッジ、アプローチウェッジで見ていきたいと思います。
またショット時のゴルフボールの飛ぶ飛距離には当然個人差があります。そこでアプローチウェッジの一つ上のゴルフクラブであるピッチングウェッジを参考に、アマチュアゴルファーでも飛ぶ人、平均的な人、飛ばない人にそれぞれ分けて見ていきたいと思います。
サンドウェッジのご購入を検討しているゴルファーの方はロフトの角度の選び方の参考になるかと思いますので、ぜひご確認してくださいね。
3-1. 飛ぶアマチュアゴルファーの場合
まずは、かなり飛距離の飛ぶアマチュアゴルファーの方について見ていきましょう。目安としては、ピッチングウェッジで120ヤード前後の飛距離が出るゴルファーの方がこの層に該当します。
アプローチ ウェッジ、サンドウェッジの参考飛距離は概ね下記の通りになります。
ロフト角 | 飛距離 |
---|---|
50度 | 110ヤード前後 |
52度 | 105ヤード前後 |
54度 | 100ヤード前後 |
56度 | 95ヤード前後 |
58度 | 90ヤード前後 |
3-2. 一般的なアマチュアゴルファーの場合
アマチュアゴルファーの方の平均的なピッチングウェッジの飛距離は100ヤード前後になります。
このタイプのゴルファーの方のロフト角に応じたゴルフボールの飛ぶ飛距離は下記の通りになります。
ロフト角 | 飛距離 |
---|---|
50度 | 90ヤード前後 |
52度 | 85ヤード前後 |
54度 | 80ヤード前後 |
56度 | 75ヤード前後 |
58度 | 70ヤード前後 |
3-3. 飛距離の出ないアマチュアゴルファーの場合
アマチュアゴルファーでピッチングウェッジの飛距離が80ヤード前後のゴルファーの方は、残念ながら飛ばない方に分類されます。ウェッジの飛距離の目安は下記の通りになります。
またこのタイプのゴルファーの方は、ゴルフスイングが飛ばないスイングになってしまっている可能性が高いです。アイアンでゴルフボールが飛ばない理由と対策は「すぐに効果が出る!アイアンで飛距離アップするスイングのコツと練習方法!」で詳しくご紹介しておりますので、是非こちらもご確認してくださいね。
ロフト角 | 飛距離 |
---|---|
50度 | 70ヤード前後 |
52度 | 65ヤード前後 |
54度 | 60ヤード前後 |
56度 | 55ヤード前後 |
58度 | 50ヤード前後 |
4、初心者の方におすすめなサンドウェッジの角度の選び方!
それでは、初心者の方におすすめなサンドウェッジの角度の選び方をご紹介していきます。
すでにサンドウェッジでボールを飛ばしたい飛距離が決まっているゴルファーの方は、上でご紹介した飛距離目安をもとに、最適なロフトの角度をご選択してくださいね。
まだサンドウェッジで飛ばしたい距離の目安が特にないという方は、ピッチングウェッジのロフト角を基準にして角度を選択する方法がおすすめです。PWのロフト角から、4〜6度刻みになるように、AW、SWの角度を決めてみてくださいね。
この選び方に関しては『絶対に上達する!サンドウェッジの上手なロフト角の選び方を解説!』で詳しくご説明しておりますので、是非こちらもご確認くださいね。
またサンドウェッジの購入にあたっては、バンス角の選び方も大切なポイントです。
こちらは『ミスショットが激減!サンドウェッジの正しいバンス角の選び方を徹底解説!』で詳細に解説しています。絶対にクラブ購入に失敗しないためにも、併せてご確認してくださいね。
5. サンドウェッジのロフトの角度を基準に上手な選び方をマスターしよう!
いかがでしたでしょうか。ウェッジは比較的種類が多いですので、選び方も難しいですよね。アプローチウェッジやサンドウェッジのロフトの角度が変わることで、ゴルフボールの飛ぶ飛距離がどの程度変わりそうか、イメージができたのではないでしょうか。
ご自分が飛ばした飛距離がある場合は、それに適したロフトの角度のウェッジを選ぶことで、簡単にその飛距離を飛ばすことができます。
飛距離のイメージがよくわかないという場合は、PWのロフト角を基準にしてSWの角度を選択する方法がおすすめです。これはサンドウェッジのスタンダードな選び方ですので、安心してご参考にしてくださいね。。
サンドウェッジは、ラウンド中でも特に使用頻度の高いクラブです。それだけにサンドウェッジの角度は上手に選べば、それだけ優位にラウンドを進められます。ぜひ上でご紹介したポイントをもとに、ベストなサンドウェッジの角度をお探しくださいね!