パターの成否を決める上でも、アドレスはとても重要です。ところでアドレスを第三者目線で確認された経験はございますでしょうか。
ご自分では正しくできているつもりでも、意外と正面から見るとできていない場合も多いです。それだけにアドレスを正面から調べることは、パッティング上達に向けて大切な確認事項となります。
そこで、パターのアドレスを正面から見たときのチェック項目をまとめていきます。
経験者の方なら、どれも一度は耳にされたことのある情報かもしれません。ただ、まだアドレスを正面から調べたことのないゴルファーの方は、意外と上達のヒントを発見できる可能性もあります。
初心者の方に限らず、ぜひ正面からアドレスを調べてみてくださいね。
目次
1. 正面から見たときのパターのアドレスの正しい姿勢とは?
まずは、パターのアドレスでも特に大切な姿勢について解説していきます。
姿勢は正面から見ないとなかなか判断の難しい大切なポイントです。パッティング上達に向けて大事な内容ですので、ぜひ練習のご参考にしてくださいね。
1-1. 背骨の向き
パターのアドレスを正面から調べたら、まずは背骨の向きを確認してみましょう。このときは、背骨が地面と垂直になっていることが基本です。プロゴルファーのアドレスを動画で視聴しても、必ず地面と背骨が垂直になっていますよね。
パターはボールを左足寄りに置く関係で、ボールを覗き込むように背骨が右に傾いたり、真上から覗き込むように背骨が左に傾いている方もいらっしゃいます。
アドレスを正面から見ないと判別できないポイントですので、早速調べてみてくださいね。
1-2. 重心の位置
パターのアドレスの姿勢は、背骨の向きだけでは不十分です。アドレスを正面から調べたら、重心の位置がどこにあるかを確認してみてください。重心がわかりづらい場合は、おへその位置周辺をイメージいただくと良いかと思います。
重心の位置は、スタンスのセンターの位置に来ることが基本です。背骨が地面と垂直になっていても、重心の位置が左右にブレていると、ミスパットの原因になってしまいます。
これもアドレスを正面から見ないと判断できないチェック項目ですので、ぜひ定期的に調べてみてくださいね。
1-3. スタンス幅
パターのスタンス幅は肩幅が基本です。肩幅を基準にして、少し狭くしたり広げても問題ありません。初心者の方は、まずは肩幅から練習されると良いかと思います。
パターをアドレスする時は、毎回同じスタンス幅で構える必要がございます。ご自分ではスタンス幅を一定にしているつもりでも、構える毎にスタンス幅が微妙に変化しているものです。
そこでパターのアドレスを正面から調べる時は、毎回同じスタンス幅に構えられているかもチェックしてみてくださいね。
1-4. グリップの位置
パターのアドレスを正面から確認すると、グリップの位置も一目瞭然に判断できますよね。
パターのグリップ位置は、アイアンやドライバーと同じように、左手が左太ももの内側の位置に来ることが基本です。特にゴルフ初心者の方は、まずはこのグリップの位置から練習してみてくださいね。
またパターのグリップ方法には、何パターンが種類があることをご存知でしょうか。パターのグリップは『驚くほど上達できる!パターのグリップの握り方の種類と正しい選び方を徹底解説!』で特集しています。
まだグリップ方法の整理の付いてない初心者の方は、ぜひこの機会に調べてみてくださいね。
2. アドレスを正面から見た時の正しいゴルフボールの位置
パターでは、ゴルフボールをセットする位置も非常に大切です。パターのボールの位置は、左目の真下の位置がセオリーと言われています。
これは昨今問わず、長年に渡って言われ続けているセオリーです。それだけに左目の真下にボールをセットしようと意識している方も多いのではないでしょうか。
しかし皆さんは、本当に左目の真下にセットできているか確認した経験はございますでしょうか。
右利きの方は、効き目が右目になっている場合が多く、ボールの位置も右目で判断しています。そうすると目の錯覚も働き、自分では気づかないうちにボールの位置が左右にずれてしまいがちです。
そこでアドレスを正面から調べて、ボールを左目の真下に正しくセットできているか調べてみてくださいね。
3. 正面からパターのアドレスの腕の形をチェックしてみよう!
アドレスでの腕の形は「逆五角形型」と「逆三角形型」の2種類ございます。どちらが正解という訳ではありませんが、必ずご自分のイメージ通りの形を作る必要がございます。
腕の形は正面から調べれば、一目で判断できますよね。パッティング上達に向けて大切なポイントですので、ぜひご確認してみてくださいね。
3-1. 逆五角形型のアドレス
パッティングフォームは、肩全体の筋肉で動かすショルダーストロークが王道になりつつあります。それだけに、この打ち方を意識している方も多いのではないでしょうか。
ショルダーストロークでパッティングする場合、腕は逆五角形の形で構えることから始まりますよね。プロのアドレスを見ても、野球のホームペースのように綺麗な逆五角形を確認できます。
ただご自分では逆五角形ができているつもりでも、正面から見ると意外とイビツな形をしている場合もございます。
特に初心者のうちは、このような構え方に慣れていませんよね。それだけにアドレスを正面から確認して、腕の形をチェックすることは大切です。
腕の形はパッティングストロークの練習の原点でもあります。上達に密接するポイントですので、ぜひ正面からチェックしてみてくださいね。
3-2. 逆三角形型のアドレス
ドライバーやアイアンと同じように、逆三角形型に構えても問題ありません。このようなアドレスでは、他のクラブと同じようにストロークできるメリットがございます。
また逆三角形型は、パターをイントゥイン起動でストロークしやすい特徴もあります。このため、フェースバランスの大きいL字型のパターと相性の良い傾向もございます。
この場合アドレスを正面から見たら、肩と腕のラインで、綺麗な三角形ができているか調べてみてください。また時は、肩のラインやグリップの位置が、アドレス毎に一定になっているか確認することも大切なチェック項目です。
逆三角形型のアドレスと相性の良いL型パターの特徴や打ち方は、『L型パターの上手な打ち方を解説!L字が向いてるゴルファーの特徴も!』で特集しています。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
4. パターのアドレスを正面から確認するおすすめな方法
最後にパターのアドレスを正面からチェックするやり方をご紹介していきます。
最もベストな方法は、ご自分の正面から動画を撮影してもらうことです。こうすれば、アドレスだけでなく、パッティングフォームも正面からチェックできますよね。もちろん動画ではなく画像でも、アドレスを正面から確認できます。
動画や画像を撮影してくれる方がいらっしゃらない場合は、ご自宅の鏡を活用する方法もございます。
またご自宅に大きな鏡のない場合は、窓に映るご自分の姿を参考にすることも可能です。ボールの位置情報などは劣ってしまいますが、背骨の向きや重心の位置などは十分に判別できますよね。
パターがない時は、仮想クラブをグリップするイメージで正面から確認するだけでも効果を期待できますよ。ぜひ積極的にアドレスを正面から調べていきましょう。
5. 正面からアドレスを確認すればパターは上達する!
いかがでしたでしょうか。パターのアドレスを正面から見たときのチェック項目はご確認いただけましたでしょうか。
パッティングにおいてアドレスは、非常に大切なポイントです。どんなにストロークを練習しても、アドレスが誤っていては、上達効果も半減してしまいますよね。それだけにご自分の構え方に問題がないか正面から調べることは、非常に大きな意味があります。
ご自宅の鏡などを使えば簡単に正面から確認できますよね。上でご紹介してきたセルフチェック項目をもとに、パターのアドレスに問題がないか調べてみてくださいね。
それでは、定期的にパターのアドレスを正面から確認して、さらなるパッティング上達を目指していきましょう!