ドライバーをアドレスした時の正面の形を意識されたことはありますでしょうか。アドレスはスイングの成否を決定するとても大切なポイントです。
そしてアドレスを確認するにあたり、正面から見た時のアドレスの形は、とても大切な情報となるのです。
しかしながら、アドレスの形はご自分でなかなか確認できないことから、感覚任せに軽視されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、ドライバーのアドレスを正面から見た時のチェック方法を詳しく解説していきたいと思います。ご自分のアドレスの正面の形と、下記のポイントを比較いただければ、きっと上達のヒントになること間違いありません。
ぜひここでご紹介する情報をご参考にして、ドライバーを得意クラブにしていきましょう!
目次
1. 正面からドライバーのアドレスを確認する時の注意点
まずはドライバーのアドレスを正面から見る時の注意点から確認していきましょう。この注意点を疎かにしてしまうと正確なアドレスの判定ができなくなってしまうので、ぜひとも注意してくださいね。
ドライバーのアドレスを正面から確認するときは、必ず正面からお友達に写真撮影してもらうようにしましょう。
一見すると鏡を使用すればご自分でもチェックできそうですが、鏡を見るときは、頭を持ち上げる必要があります。
しかしこの時は頭だけでなく、肩などの体の他の部位も動いてしまう可能性があります。これではアドレスの正確な形を確認できませんよね。
最近は便利な世の中で、スマートフォンのカメラ機能を使えば、いつでも簡単に撮影できます。練習場やコースに行ったついでに、お友達に正面からアドレスの写真を撮影してもらいましょう。
2. ドライバーのアドレスのスタンス幅を正面から確認
ドライバーのアドレスを正面から見たときは、まずはアドレスのスタンス幅を確認しましょう。
ゴルファーの方ならご存知の方も多いかと思いますが、ドライバーをアドレスした時にスタンス幅が異なるだけで、スイングも別物となってしまいます。
そこで、まずは正面から見たときのスタンス幅のチェック方法を詳しく確認していきましょう!
2-1. 理想的なスタンス幅
ドライバーをアドレスした時の理想的なスタンス幅は、肩幅よりも少し広いスタンス幅と言われております。このスタンス幅が、スイングの安定性とボールの飛距離の両面で最適と言われております。
プロゴルファーのアドレスを見ていると、スタンス幅が広い印象を持たれる方もいらっしゃるかと思います。
プロゴルファーはウエイトトレーニングを実施していることもあり、方幅が非常にしっかりとしております。このため一見広そうに見えるプロのアドレスのスタンス幅ですが、大抵の場合は肩幅を少し広げたくらいに収まっております。
ぜひドライバーのアドレスを正面から見た時のスタンス幅を大切にしてくださいね。
2-2. スタンス幅が広すぎる場合
ドライバーのアドレスを正面から見た時に、スタンス幅が肩幅よりもかなり広いゴルファーの方もいらっしゃるかと思います。
しかしスタンス幅が広くなると、それだけスイング中の左右に重心移動が大きくなってしまいます。
このためスイングの安定性を確保するのが難しくなり、ミート率の低下で飛距離ロスを招いてしまう可能性があります。
特に正面から見た時のスタンス幅が広く、かつドライバーのミート率が低いゴルファーの方は、このポイントを意識してみてくださいね。
2-3. スタンス幅が狭すぎる場合
もしかしたらドライバーのアドレスを正面から見た時に、スタンス幅が肩幅よりも狭いゴルファーの方もいらっしゃるかもしれません。
確かにスタンス幅が狭ければ、それだけスイング軌道も安定します。しかし極端に狭いスタンス幅は、スイングのマイナスになってしまう可能性があります。
スタンス幅が極端に狭いと、ゴルフクラブのヘッドスピードが低下してしまいます。ヘッドスピードが低下すれば、それだけゴルフボールの飛距離も出ませんよね。
またスタンス幅が極端に狭いと、スイングした時のバランスを崩しやすくなってしまいます。しかしスイング中にバランスを崩してしうと、スイングのエネルギーを効率的にボールに伝えられません。
これではやはりドライバーの飛距離が伸び悩む原因となってしまいますし、ボールの飛ぶ方向性も安定しません。
3. ドライバーのアドレスのボールの位置を正面から確認
ドライバーのアドレスを正面から見たときは、ゴルフボールの位置も必ず確認しましょう。ドライバーをティーアップする時のボールの位置は、左肩の前が基本位置となります。
これに関しては『ドライバーのアドレスでの正しいボールの位置とは?上手なセットの仕方を解説!』で詳しく解説しておりますので、ぜひこちらもチェックしてくださいね。
しかし、これを頭では理解できていても、実施にその位置にボールをセットできている保証はありまんよね。
アドレスでは目の錯覚もありますので、自分の思っているボールの位置と実際のボールの位置が異なる可能性もあります。
そこでご自分の正面からドライバーのアドレスを確認して、ゴルフボールをティーアップする位置に問題がないかを確認していきましょう。
4. ドライバーをアドレスした時の肩のラインを正面から確認
ドライバーのアドレスを正面から見たときは、必ず肩のラインも確認してください。肩のラインとは、右肩と左肩を結ぶラインのことです。
ゴルフクラブをグリップする時は、左手よりも右手の方が下にきますよね。従ってそれだけ、グリップするときは右肩が左肩より下がることになります。
またドライバーのボールの位置は左足よりですので、その分だけさらに右肩の位置も下がるのが自然です。
しかしドライバーのスライスに悩んでいる方は、アドレスした時の右肩と左肩のラインが地面と平行になっているケースが多いです。
このようなアドレスでは、クラブをスイングした時にアウトサイドイン軌道になりやすく、スライスの原因になってしまいます。
まずはアドレスの正面から右肩と左肩のラインを確認し、右肩が自然と下がっているアドレスができているか確認してくださいね。これはゴルフ初心者の方に特に注意していただきたいポイントでもありますので、ぜひ練習場で確認してみましょう。
5. ドライバーをアドレスした時の腕とクラブの形を正面から確認
ドライバーをアドレスを正面から見た時の形は、「逆Kの字型」と「Y地型」の2種類に分けられます。
どちらが正解の型という話ではないでのすが、この違いを意識するとよりドライバーが得意なクラブになる可能性もあります。それでは両者の意味から確認していきましょう。
ただしこれは少し難しい話になりますので、初心者の方はあまり気にしなくても良いかと思います。
上でご紹介したポイントがしっかりとマスターできている方は、ぜひこちらのチェックポイントもご確認してください。
5-1. Y字型のアドレス
まずはY字型のアドレスから確認していきましょう。Y字型とは、アドレスを正面から見た時に、両腕とクラブのシャフトがアルファベットの「Y」のような形をしているアドレスのことを指します。
一般的にY字型のスイングは、フェードやスライスが出やすいアドレスと言われております。
もちろんプロゴルファーの方でもY字型にアドレスする選手がいる通り、決して間違ったアドレスではありません。
しかしドライバーのスライスや飛距離不足に悩まれている方にとって、このY字型アドレスは少し非効率的と言えます。そこでこのようなゴルファーの方は、次にご紹介する逆K字型のアドレスを練習してみてください。
5-2. 逆K字型のアドレス
逆K字型のアドレスとは、アドレスを正面から見た時に、腕とゴルフクラブがアルファベットの「K」の反対向きのような形をしているアドレスになります。
もう少しわかりやすく言えば、左腕とグリップとドライバーのシャフトが一直線になるようなアドレスになります。
このアドレスをすることでバックスイングで逆ヒンジの形を作りやすくなり、インパクトでボールの捕まりの良いショットが打てるようになります。
ちなみに逆ヒンジとは、右手首を甲側に折る動作のことを指します。逆ヒンジはドライバーの飛距離アップに向けて必須なポイントです。
逆ヒンジに関しては『大幅に飛距離アップ!ゴルフで大切な手首のコックとヒンジの使い方を徹底解説!』で詳しく解説しておりますので、ぜひこちらもご確認してくださいね。
プロゴルファーでも飛ばし屋と言われている方は、この逆K字型のアドレスを採用しているケースが大半です。
まずはご自分のアドレスを正面から確認し、この逆K字型のアドレスも意識して練習されてみてはいかがでしょうか。
ドライバーのアドレスを正面から確認して上達しよう!
いかがでしたでしょうか。ドライバーのアドレスを正面から確認する時のポイントはご確認いただけましたでしょうか。
アドレスは自分で見れないだけに、正面から写真を撮ってもらって確認することが非常に大切な方法となります。
ここではアドレスを正面から見た時のチェックポイントを詳しくご紹介してきました。ドライバーのアドレスの正面の形は、それだけスイング上達に向けたヒントが満載となっております。
特にスタンス幅やボールの位置、そして肩のラインはとても重要なポイントになりますので、ぜひ正面から正しいアドレスが取れているか確認してくださいね。
次回から練習の際は正面からドライバーのアドレスも確認して、早期レベルアップに繋げていきましょう。
また上で解説したポイントはアイアンにも当てはまりますので、ぜひアイアンの練習時にも応用してご活用してくださいね。