3番アイアンと聞くと難しくて倦厭されがちなゴルフクラブではないでしょうか。しかし、だからこそ3番アイアンを練習することには大きなメリットがあるのです。
そこで、3番アイアンを練習するメリットを詳しくご紹介していきたいと思います。また3番アイアンが難しくてショットできないゴルファーへも効率的な練習方法をご紹介していきます。
3番アイアンを練習して習得できれば、今後のゴルフ人生が飛躍的に楽しくなりますよ!
目次
1. 3番アイアンはスイングの練習に最適なクラブ
3番アイアンはとても難しいゴルフクラブですので、ミスショットはそのまま明確に結果に表れてしまいます。
この3番アイアンを活用すれば、ご自分のスイングに問題点がないか簡単に判断できますよね。まずはその理由から確認していきましょう。
また3番アイアンが難しい理由をいくつ思い付くでしょうか。『3番アイアンが難しいのはなぜ?その理由とおすすめな上達方法を解説!』では4つの観点からその難しさを考察しておりますので、是非こちらもご確認してくださいね。
1-1. アイアンを綺麗にショットできているアマチュアゴルファーは少ない!?
ショートアイアンは得意なのにロングアイアンは苦手と感じているゴルファーもいらっしゃいませんか。実はこの場合、ショートアイアンのスイングも正しくできていない可能性があります。
しかしショートアイアンは、ロフト角が寝ていたりシャフトが短くて腕で操作できてしまう等の理由で、間違ったスイングをしていても上手にショットできるように感じてしまいます。
しかし、3番アイアンは些細なミスにも敏感に反応し、如実なミスショットという形で表れてしまいます。
まさに3番アイアンは「誤魔化しが一切通用しないゴルフクラブ」という表現がぴったりですね。
1-2. 3番アイアンの練習はスイング確認に最適
誤魔化しの効かない3番アイアンを綺麗にショットできないゴルファーは、他のクラブも正しくスイングできていない可能性があります。
そこで、この特性を逆手に利用して練習場で3番アイアンの練習をすれば、ご自分のスイングに問題点がないかを簡単に判断できてしまいます。
判断方法としては、「打球の飛ぶ方向性」「スライスしないか」「番手通りの飛距離が出ているか」の3点を基準に評価されると良いと思います。
3番アイアンの飛距離については、『3番アイアンの平均的な飛距離の目安はどれくらい?プロとアマチュアを徹底比較!』でゴルファーごとにご紹介しておりますので、是非こちらも判断材料にご確認してくださいね。
1-3. 3番アイアンの練習が必要なゴルファーのレベルは?
3番アイアンを使用した練習はかなり難易度が高く、ストイックな練習と言えます。そのためゴルフ初心者の方がいきなり3番アイアンで練習しても上手にショットできず、ゴルフがつまらなくなってしまう可能性があります。
また、ゴルフを趣味として楽しんでいる方の場合も無理して練習する必要はないかと思います。
そもそも3番アイアンを所有していない方が多いと思いますし、無理にハードな練習をしてスイングを矯正しなくても十分にゴルフを楽しめます。
ただし本気でゴルフの上達を目指しているゴルファーにとって、3番アイアンの練習はおすすめな練習方法になります。
3番アイアンを使用して練習すれば、スイングの改善ポイントが明確になります。さらにレベルアップしていくためには、現状の課題点を一つずつ潰していくしか方法はありません。
3番アイアンの練習を取り入れることでこのPDCAをしっかり回すことができますので、大変価値ある練習方法になりますよ。
2. 3番アイアンで練習すれば他のクラブも上達
3番アイアンは腕でなく体全体を使ってゴルフクラブをスイングしないとナイスショットを打てません。
そのため、3番アイアンでしっかりとショットできるように練習すれば、自然と正しい打ち方が身に付き、他のゴルフクラブでもナイスショットを量産できるようになります。
アイアンの中でも特に難しい3番アイアンをショットできるのですから、それよりも短いミドルアイアンやショートアイアンが簡単になるのはイメージ通りではないでしょうか。
また3番アイアンで練習していくと、アイアンだけでなくドライバーも綺麗にショットできるようになります。ゴルフの理想的なスイングはアイアンもドライバーも共通ですので、ドライバーが上達することも自然な結果と言えます。
3番アイアンで練習していたらドライバーもナイスショットを量産できるようになったという話はよくあることですよ。
3. 3番アイアンの効果的な練習方法!
それでは3番アイアンの練習方法を確認していきましょう。
3番アイアンで綺麗にショットをできないゴルファーが、闇雲に3番アイアンの練習をしても非効率的です。そこで、おすすめな3番アイアンの練習方法をご紹介していきたいと思います。
また3番アイアンの打ち方のコツは、『これで3番アイアンの打ち方をマスター!綺麗なショットのコツを大公開!』で詳しくご紹介しております。
ロングアイアン特有のコツも含めて様々な方法をご紹介しておりますので、ぜひこちらも練習時のご参考にしてくださいね。
3-1. ティーアップしてショットの感覚を掴む
3番アイアンはロフト角がとても立っておりますので、ボールの高さを出しにくいクラブになります。3番アイアンでショットしても全然ボールが上がってくれないと悩んでいる方は多いですよね。
ボールの高さが出ないのに3番アイアンの練習をしていくと、強引にボールを上げようと打ち方がすくい打ちになってしまう可能性があります。
これでは3番アイアンで練習したせいでスイングが変になってしまい本末転倒です。
そこで初めのうちは、3番アイアンをティーアップして練習する方法をおすすめします。
ゴルフボールをティーアップすることで3番アイアンでも簡単にボールの弾道を高くすることができますので、すくい打ちのスイングになってしまう心配をせずに練習に取り組めます。
3-2. 左右の体重移動を意識する
3番アイアンでナイスショットを打つためには、手打ちではなく、体全体を使ってショットしていく必要があります。そのためには、正しい体の体重移動を習得することが必須です。
しかし体重移動しているつもりが、左右にスエーしてしまっているゴルファーもたくさんおります。
体がスエーしてしまうと、それだけダフリやスライスのミスショットの原因になってしまいますので、ゴルフでスエーは絶対に厳禁です。
スエーではなく体重移動してスイングするために、バックスイングで右股関節に、フォーロースイングで左股関節に重心が乗るように意識して練習してみましょう。
3-3. 体の回転でゴルフボールをショットする
3番アイアンは腕の力でなく体の回転でゴルフボールをショットする必要があります。そのためには、テークバックでしっかりと体を回す必要があります。
この時に、右股関節に重心を残してあげると上半身と下半身の捻転が発生し、より力強いショットを打てるようになります。
ただし体の回転を意識してもダウンスイングからフォロースイングにかけて体が開いてしまうと、ゴルフボールは悲しいくらい飛んでくれません。ロングアイアンはそれだけ体が開きやすいですので注意が必要です。
そこで、インパクトの瞬間は胸がゴルフボールと正対しているイメージで練習していくと良いかと思います。
また、ラウンド終わりや練習終わりに腕や肩が筋肉痛になってしまうゴルファーは手打ちの可能性が高いです。ラウンド終わりの筋肉痛の場所でスイングの打ち方診断もできます。
詳しくは『ゴルフで筋肉痛になっても良いのはどこ?痛い場所でスイングの課題が分かる!』でまとめておりますので、ぜひこちらもご確認してくださいね。
4. 練習用に3番アイアンを購入する必要はあるの?
3番アイアンの練習を取り入れたくても、3番アイアンを所有していない方も多いかと思います。
このようなゴルファーは、敢えて練習用に3番アイアンを購入する必要はあるのでしょうか。練習用だけのクラブにしてしまうのは少し勿体ないと感じている方もいらっしゃいますよね。
この判断には正解はなく、各ゴルファーの価値観に寄る部分が大きくなってしまいます。
ただその判断の参考として『3番アイアンの必要性ってどれくらいある?ゴルフのレベル別に徹底考察!』で、3番アイアンの必要性を徹底的に考察しております。
3番アイアンの購入に迷っているゴルファーがいらっしゃいましたら、ぜひこちらも併せてご確認してくださいね。
しっかりと3番アイアンを練習してアイアンを得意クラブに!
いかがでしたでしょうか。3番アイアンを練習するメリットはご確認いただけましたでしょうか。
確かに今日では3番アイアンの代わりに便利なユーティリティが登場したことで、3番アイアンの必要性は低下してきております。
しかし、3番アイアンを練習することでスイング上達にも繋がり、アイアンのスイングにも磨きがかかります。ぜひ3番アイアンでしっかりとショットできるように練習してみてはいかがでしょうか!
もちろんスコアを重視するのであれば3番アイアンの代わりにユーティリティを使用することもおすすめです。
これに関しては、『3番アイアンの代わりになるユーティリティとは?おすすめな選び方を徹底解説!』で詳しくご紹介しておりますので、ぜひこちらもご確認してくださいね。