アイアンは番手が大きくなるほど飛距離が飛ぶようになりますが、3番アイアンではどの位の飛距離が出るのでしょうか。
そこで3番アイアンの飛距離を男子プロとアマチュアゴルファーに分けて詳しくご紹介していきたいと思います。
また、アマチュアゴルファーの方は3番アイアンで番手通りの飛距離を安定してショットすることは難しいと言われておりますが、その理由も併せてご紹介していきます。
3番アイアンの飛距離が気になるゴルファーの方は必見の内容ですよ!
目次
1. 3番アイアンの飛距離の平均や目安はどの位?
それでは早速、3番アイアンの飛距離の目安を確認していきましょう。まずは下の表をご覧ください。
プロゴルファーの飛距離目安は、実際にトーナメントでプロがショットしている飛距離を表しています。一方のアマチュアの方の飛距離は、一般的に言われている推定値になります。
次章以降で詳しくご紹介しますが、3番アイアンは目安通りの飛距離が出ないケースも多々あります。3番アイアンの購入予定者はぜひご留意くださいね。
ゴルファーのレベル | 飛距離 |
---|---|
プロゴルファー | 220〜260ヤード |
アマチュアで飛ぶ人 | 200ヤード |
アマチュアの平均 | 180ヤード |
アマチュアで飛ばない人 | 160ヤード |
1-1. プロゴルファーの飛距離の平均と目安
プロゴルファーの3番アイアンの平均的な飛距離は220ヤード以上になります。海外のパワーヒッターの選手なら260ヤード以上飛ばす選手もおります。
プロゴルファーが3番アイアンで放ったショットはまるで見る人を魅了するかのような美しさがあります。
テレビ観戦ではなかなか弾道までは確認できませんので、ぜひトーナメントの生観戦でご確認されてみてはいかがでしょうか。
1-2. アマチュアゴルファーで飛ぶ人の飛距離の平均と目安
アマチュアゴルファーで飛ぶ人が3番アイアンでショットした時の平均的な飛距離は200ヤード位になります。
3Iで安定的に200ヤードショットできたら、かなりの上級者と言うことができます。
3Iを扱っているゴルファーの方は、最大飛距離ではなく平均飛距離で200ヤード近くショットできるように練習していきましょうね。
1-3. アマチュアゴルファーの飛距離の平均と目安
アベレージゴルファーで3番アイアンを使用されている方は、あまりいらっしゃいませんよね。
もしこの層のゴルファーの方が3番アイアンを使用したら、大体ですが180ヤードくらいゴルフボールが飛ぶと言われております。
もちろんこれは最大飛距離になりますので、実際はミート率も加味するともう少し飛ばなくなってしまう可能性もあります。あくまで目安としてご参考にしてくださいね。
1-4. アマチュアゴルファーで飛ばない人の飛距離の平均と目安
アマチュアゴルファーで飛ばない人が3番アイアンを使用することは、基本的には無いかと思います。もし仮に3番アイアンでショットしたら、理論上は160ヤード位の飛距離になると言われております。
ただしこのタイプのゴルファーの方は、3Iをショットするだけのヘッドスピードが不足しており、ゴルフボールの弾道の高さを出すことができない可能性があります。
その場合は160ヤードも飛ばない可能性がありますので、こちらも参考値としてご確認してください。
2. 3番アイアンの飛距離があまり飛ばなくても気にしない!
3番アイアンの飛距離目安はご確認いただけましたでしょうか。この目安はあくまで参考値になりますので、アマチュアゴルファーの方が実際に3番アイアンをスイングしてもこの通りにゴルフボールが飛ばない可能性もあります。
現実的には3Iと4Iで飛距離がほとんど同じになってしまうアマチュアゴルファーの方が多いと言われております。
3番アイアンはとても難しいクラブですので、飛距離が思うように出なくても気にする必要はありません。それではなぜ飛距離が出ないのか、その理由を確認していきましょう。
2-1. ヘッドスピード不足
3番アイアンはロフト角が非常に立っておりますので、ショット時に弾道の高さを出しづらいクラブになります。弾道の高さが低くなってしまうとキャリーが出ませんので、番手通りの飛距離が出なくなってしまいます。
3番アイアンでゴルフボールの飛距離を確保するためには、かなりのヘッドスピードの速さが必要です。
具体的にヘッドスピードがいくつ以上必要かという目安はございませんが、ドライバーで50m/s以上ないと、番手通りの飛距離を出すことは難しいのではないでしょうか。
3Iは男子プロでも使用率30%程度のゴルフクラブになります。アマチュアゴルファーの方が番手通りの飛距離を打ちこなすためには、かなりの覚悟が必要になると思います。
2-2. ミート率不足
3番アイアンが番手通りの飛距離が出ない理由として、ミート率の低下も挙げられます。3番アイアンはシャフトがとても長いゴルフクラブですので、スイング時に芯でヒットさせることが難しくなります。
他のゴルフクラブでしたら多少芯を外してしまっても、ある程度のボールの飛距離を確保することができるのですが、3番アイアンで芯を外してしまうと思うようにボールが飛んでくれません。
まして少しでもダフってしまったら、その鋭角なフェースが地面に突き刺さってしまって全くボールが飛んでくれないです。
3番アイアンで番手通りの飛距離をショットするためには、高いミート率も要求されるのです。
3. 状況に応じて異なる3番アイアンの飛距離
3番アイアンはロフト角が少ない分、ショットした時のゴルフボールの弾道が低くなります。この弾道の低さが飛距離に影響を与えることがありますのでご紹介します。
4番アイアンとの飛距離の違いを考える上でもご参考になるかと思いますので、ぜひご確認してくださいね。
また3番アイアンのロフト角に関しては『3番アイアンのロフト角の目安は?角度ごとの飛距離とおすすめな選び方!』でご紹介しておりますので、興味のある方はぜひご確認してくださいね。
3-1. ランで飛距離が出る
3番アイアンでショットした時の弾道は低くなりますので、キャリーは4Iよりも短くなってしまう可能性がありますが、4Iよりもランを出すことができます。
そのためラン次第では、トータル飛距離で4Iよりも飛距離が出る可能性は十分にあります。
キャリーとランのどちらを優先するかで3Iと4Iを使い分けることができますので、ぜひ打ち分けの参考にしてくださいね。
3-2. アゲインストで飛距離を出しやすい
3番アイアンはボールの弾道が低くなりますので、アゲインストの状況で効果を発揮します。
4番アイアンではボールが高くなってしまい飛ばないケースでも、3番アイアンの低い弾道ならしっかりと飛距離を出すことができます。
反対に風がフォローの場合は、ボールの高さを出しやすい4番アイアンの方が飛距離が出るケースも十分に想定されます。ぜひこのことも念頭に見据えて番手選択してみてくださいね。
4. 番手通りの飛距離を3番アイアンでショットできたら上級者!
いかがでしたでしょうか。3番アイアンの番手の目安となる飛距離はご確認いただけましたでしょうか。
ここでご紹介した飛距離はあくまで計算上の目安値となりますので、実際にアマチュアゴルファーの方が3番アイアンを購入しても、この飛距離をショットできない可能性もあります。
それでも3番アイアンは一部のアマチュアゴルファーの方から根強い人気があるのも事実です。
すでに3番アイアンを使用しているゴルファーの方はもちろん、これから3番アイアンの購入を検討しているゴルファーの方も、ここでご紹介した飛距離を目安値としてご参考にして頂けれると幸いです。
また3番アイアンは、現在のゴルフ業界からは徐々に姿を消しつつあります。3番アイアンの必要性に関しては、『3番アイアンの必要性ってどれくらいある?ゴルフのレベル別に徹底考察!』でご紹介しておりますので、ぜひこちらもご確認してくださいね。