ドライバーのロフト角を調整できるクラブもたくさん市販されていますよね。ロフト角を調整することで、ドライバーの弾道は見違えるように変わっていきます。
実際にこのタイプのドライバー使用されている方もたくさんいらっしゃるかと思います。ただロフト角を変更するメリットや、そのやり方に疑問のある方もいらっしゃいませんでしょうか。
そこで、ドライバーのロフト角を調整するメリットや効果を詳しく解説していきます。ご自分のショットの弾道をイメージしながら、どのようにロフト角を調整すべきか参考にしてみてくださいね。
また後半では、ドライバーのロフト角を調整する方法も掲載しています。初めてロフト角を変更される方は、こちらでやり方を整理してくださいね。
それでは、ドライバーのロフト角を調整する魅力に迫っていきましょう!
目次
1. ドライバーのロフト角を調整する3つのメリット
ドライバーのロフト角調整といえば、スイングを変えることなく、弾道を最適化できる点にあります。現状のスイングを変更することなく飛距離アップできますので、これは嬉しい機能ですよね。
ここではドライバーのロフト角を変更するメリットを、もう少し具体的に解説していきます。ロフト角調整を最大限に活用するためにも、ぜひご確認してくださいね。
1-1. ゴルフボールの打ち出し角を調整できる!
ドライバーの飛距離を最大化させるためにも、打ち出し角は大切なポイントですよね。
ドライバーを入念に試打して購入しても、実際に打ちっ放しでショットしてみると、弾道の高低に不満があるケースもあるかと思います。
このような時にロフト角を調整できたら、スイングを変えることなく、ボールの高低を最適化できますよね。ロフト角を大きくすれば、それだけフェースが上を向いて、弾道も高くなります。
ドライバーの打ち出し角は飛距離アップに向けても大切なポイントです。心当たりのある方は、早速カスタムしてみてくださいね。
1-2. ゴルフボールのバックスピン量を調整できる!
ドライバーのロフト角調整をすることで、ボールのバックスピン量も変化していきます。一般的にバックスピン量の適正値は、2000〜3000回転と言われています。
クラブを購入した時は適正なバックスピン量でも、上達に伴ってバックスピン量に変化の出てくる可能性も十分にございます。このような時でもロフト角を調整できれば、バックスピン量を自在にコントロールできますよね。
こちらもロフト角を大きくすることで、フェース面が上を向いてスピン量が増加していきます。反対にスピン量を減らしたい時は、ロフト角を小さくしてくださいね。
またバックスピン量に着目した飛距離アップアイテムがあることをご存知でしょうか。ドライバーのフェースにスプレーするだけで、簡単に飛距離アップできる商品が発売されています。
詳しくは『スプレーで簡単にドライバーの飛距離アップ!?その秘密とおすすめ商品3選!』で特集していますよ。
1-3. ドライバーのスライス回転を抑制できる!
ロフトを大きくすれば、それだけバックスピン量が増えました。このバックスピンは、サイドスピンを抑制する役割がございます。
またロフトを大きくすることで、よりボールを捕まえやすくなる効果もあります。イメージしづらい方は、7番アイアンと5番アイアンを比較してみてください。ロフトの大きな7番アイアンの方が、ボールを捕まえやすくなりますよね。
ロフトを変えるだけでスライス対策を期待できますので、スライスに頭を悩ませている方にも必見の機能ですね。
これに関しては、『ドライバーのスライスとロフト角の関係を徹底考察!』で詳細に解説しております。ぜひこちらの情報もご参考にしてくださいね。
2. ドライバーのロフト角を調整する時の注意点
ここまででドライバーのロフト角を調整するメリットについてはご理解いただけたかと思います。しかし実際に調整を行うときには、注意していただきたいポイントが2点ございます。
どちらも大切な情報ですので、ぜひこの機会にしっかりとご確認しておいてくださいね。
2-1. ロフト角を調整してもスイングは変えない!
ドライバーのロフト角を調整するメリットは、今のスイングのまま弾道を最適化できる点です。このためロフト角を変えても、スイングは変更しないようにしましょう。
ショットに課題を感じてロフト角を変更すると、ついついスイングも意識してしまいがちです。ただスイングも同時に変わってしまっては、ロフト角を変更した効果も限定的になってしまいます。
もちろんロフト角を調整しても課題が残る場合は、スイングを改善する必要があるかもしれません。ただロフト角とスイングを同時に変更することは、あまりおすすめできません。
ロフト角調整型のドライバーを活かす大切なポイントですので、ぜひ意識してくださいね。
2-2. ゴルフ場のラウンド中にロフト角を調整するのはルール違反!
ゴルフ場では、その日のドライバーの状態に応じて、ロフト角を調整していきたいですよね。ただラウンド中にドライバーのロフト角を変更することはルール違反になります。
ラウンド中のクラブ改造は、ルールで禁止されています。もちろんドライバーのロフト角の変更も、クラブの改造に該当してしまいます。
ゴルフ場でロフト角を調整する場合は、事前に打ちっ放しでドライバーの状態を確認して、ラウンド前に変えておくようにしましょう。
またゴルフに関するルールを整理したい時は、ルール本でまとめて整理すると便利ですよ。ゴルフのルールに関する本は、『ゴルフのルール確認の決定版!絶対おすすめな本の人気ランキングTOP4!』で特集しています。こちらの情報もぜひチェックしてみてくださいね。
3. ドライバーのロフト角のおすすめな調整方法!
ドライバーのロフト角の調整に興味はあるけれど、クラブが壊れてしまいそうで心配!という方もいらっしゃると思います。もちろん正しくロフト角をセットすれば、クラブが壊れる心配はありません。
そこでこの章では、ロフト角を変更する方法をご紹介していきます。宝の持ち腐れにしないためにも必見です!
3-1. 付属ドライバーでネジを回す
ロフト角調整のドライバーを購入すると、ネジを回すドライバーもセットで付いてきますよね。ロフト角を調整する時は、必ずこの工具を使用するようにしてください。
まずはシャフトを地面と垂直になるようにセットします。そして工具ドライバーを、ヘッドのネジの真上から差し込みます。あとは反時計回りにネジを回せば、簡単にネジが緩んでくれます。
この時はネジを少しだけ緩めれば十分です。ネジをたくさん回してしまうと、後で締めるのが大変になってしまいます。
またネジを回す時は、必ずシャフトを地面と垂直になるようにセットしてください。シャフトが斜めになっていると、最悪の場合、シャフトが折れてしまう危険性もあります。
3-2. お好みのロフト角に調整する
ドライバーのネジが緩んだら、ロフト角調整のダイヤルを回して、お好みの角度にセットしてください。ダイヤルに角度が表記されている場合は、その数値を参考にセットしましょう。
ドライバーの中には、ロフト角ではなく記号が表記されているモデルもあります。特にロフト角とライ角を同時に変更できるモデルは、このパターンも多い印象があります。
このタイプの場合は、取扱説明書に記号とロフト角の対応表が記載されています。もし取扱説明書が見当たらない場合は、メーカーのホームページなどにも記載されています。こちらの情報も参考にして、最適なロフト角を探していきましょう。
3-3. ドライバーでネジを固定する
ダイヤルを回してロフト角を調整したら、ネジを時計回りにしっかり締めて完成です。この時は、ヘッドを上から押さえつけるようにネジを回すのがコツです。
必ずネジが「カチッ」と音がなるまで締め付けるようにしましょう。ネジを最後まで締めずにドライバーを使用してしまうと、クラブが破損する可能性もあります。
またネジを締める時も、必ずシャフトを地面と垂直になるように置いてくださいね。シャフトを斜めにした状態でネジを締めると、やはりシャフトが折れる原因になってしまいます。くれぐれもこの点には気をつけてくださいね。
4. ドライバーのロフト角を調整して理想的なクラブにカスタムしよう!
いかがでしたでしょうか。ドライバーのロフト角を調整するメリットはご確認いただけましたでしょうか。
ドライバーのロフト角を変更すれば、今のスイングのままでも、十分に飛距離アップにつなげられます。まだロフト角の調整にチャレンジされていないゴルファーの方がいらしゃいましたら、ぜひこの機会に調整してみてくださいね。
上ではロフト角のおすすめな調整方法にも触れていますので、ぜひご参考にしてくみてくださいね。またこれからクラブを新調予定の方は、ロフト角調整モデルを購入されることもおすすめです。
それでは、ドライバーのロフト角を上手に調整して、最適なクラブにカスタムしていきましょう!