ゴルフ初心者の方にとって、ドライバーの選び方はとても難しいですよね。ゴルフショップで店員さんから「ロフト角は何度にしますか?」なんて聞かれたら、思わず困惑してしまいそうです。
実はドライバーを購入される際は、このロフト角の選び方が非常に大切なポイントになります。
そこで、初心者ゴルファーの方におすすめなドライバーのロフト角を詳しく解説していきます。また冒頭では、ロフト角の意味についても解説しています。
ゴルフ用語に詳しくない初心者の方にも分かりやすく解説していますので、ぜひドライバーの選び方のご参考になさってくださいね!
目次
1. ドライバーのロフト角とは?
初心者ゴルファーの方の中には、「ロフト角」という言葉に馴染みのない方もいらっしゃるかと思います。
ロフト角とは、ざっくり言うと「フェースの角度」であると考えていただければ大丈夫です。厳密にいうとロフト角の測定方法には2種類あるのですが、初心者の方はそこまで押さえる必要はないかと思います。
ロフト角が小さいクラブほど、ボールの弾道が低くなり、そして飛距離が出ます。ドライバーは、パターを除いた全てのゴルフクラブの中でロフト角が最も小さいクラブです。
同じドライバーの中でも、種類によってロフト角が異なってきます。市販されているドライバーのロフト角は、9度〜14度程度が一般的です。ご自身のクラブのロフト角を確認したいというゴルファーの方は、ドライバーのヘッドなどに記載されていますのでぜひ見てみてくださいね。
それだけに初心者の方は、少しでも扱い易いロフト角を購入する必要があります。そこで次章では、初心者の方にも打ちやすいロフト角についてご紹介していきます。
2. 初心者にはロフト角が11度以上のドライバーがおすすめ!
初心者の方は、ロフト角が11度以上あるドライバーがおすすめです。レディース初心者の方は、13度以上ロフトがあると打ちやすいと思います。これには様々な理由がございます。
そこでまずは、初心者の方にロフトの角度が大きいドライバーがおすすめな理由を解説していきます。ぜひクラブの選び方のご参考にしてくださいね。
2-1. ロフト角の大きなドライバーはボールを上げやすい!
ロフト角が大きければ、それだけボールを高く上げやすくなります。初心者のうちは、どうしてもドライバーが低弾道になってしまいがちです。
ただドライバーの弾道が高く上がらないと、ボールの飛距離も伸びません。せっかくドライバーのを購入したのに飛距離を出せないと、ゴルフもつまらなくなってしまいますよね。
また池越えや谷越えのティーショットの場合、弾道を高く打てないのは致命的なミスに繋がってしまいます。
そんな時にロフト角の大きなドライバーは、初心者の方の大きな味方となってくれます。ロフト角が大きいとクラブが勝手にボールを上げてくれますので、初心者の方でも簡単に高弾道なショットを打てるのです。
2-2. ロフト角の大きなドライバーはスライスしにくい!
初心者ゴルファーの方がドライバーで抱える最大のミスショットは、何と言っても「スライス」ですよね。誰しも初心者のうちは、ドライバーのスライスに悩まされるものです。
実はロフト角の大きいドライバーは、スライスしづらい特徴もございます。ロフト角が大きい分だけ、ボールを捕まえやすくなり、スライスの原因を排除してくれるのです。
ドライバーのヘッド構造でスライスのミスを対策してくれるのですから、初心者の方にとって力強い味方になりますよね。
これに関しては、『ドライバーのスライスとロフト角の関係とは?【これだけで劇的に変わる!】』の記事で特集しています。もっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もご参考にしてくださいね。
3. ロフト角の小さいドライバーは初心者に難しい!
市販品の中には、ロフト角の小さいドライバーもたくさん発売されています。こうしたドライバーは、初心者ゴルファーの方に少し難しいモデルに該当します。
ロフト角が小さくなる分、どうしてもヘッドスピードやスイング軌道が安定してこないと、ボールを高く上がってくれません。このため初心者のうちは、どうしても飛距離不足のようなミスに陥りがちです。
また初心者の方がロフト角の小さなドライバーを使用すると、強引にボールを上げるようなスイングになりやすいデメリットもございます。これは一般的に「すくい打ち」と言われ、スイングで右肩が下がってしまう典型的なミスです。
このような打ち方が身についてしまうと、様々なミスに繋がり、今後のゴルフ上達の大きな障害となってしまいます。初心者の方が効率的に上達していくためにも、まずは無理のないロフト角のドライバーを購入されるのがおすすめです。
4. ロフト角を調整できるドライバーも初心者にはおすすめ!
ドライバーの中には、ロフト角を調整できるモデルも発売されていることをご存知でしょうか。こうしたクラブでは、ドライバーのロフト角を2度〜3度調整することが可能です。
初心者のうちは、スイングの上達も日進月歩の状況ですよね。ドライバーである程度スイングができ上がってくると、ロフト角の小さなクラブが欲しくなってくるものです。ただドライバーは価格も高価ですので、購入し直すのは勿体無いですよね。
このような時にロフト角の調整できるドライバーは、心強い味方となってくれます。ドライバーのロフト角を徐々に小さくしていくこともできますので、常にご自分にぴったり合うロフト角で練習できますよね。
ロフト角を調整できるドライバーに関しては、『ドライバーのロフト角を調整するメリットとは?おすすめな調整方法まで大公開!』で特集しています。ロフトの調整方法にも触れた盛り沢山な内容ですので、ぜひご確認してみてくださいね。
5. 初心者でも実際に試打してドライバーを選ぼう!
ゴルフをまだ始めたての初心者の方は、どうしてもドライバーで綺麗にショットを打てないかと思います。
それだけにショップで試打するのも、少し抵抗のあるゴルファーの方もいらっしゃいますよね。またネットショッピングなどでドライバーを購入する場合は、試打することもできません。
ただ、できることなら初心者の方でもしっかりと試打をしてからドライバーを購入するのがおすすめです。試打すれば、ボールを綺麗にショットできなくても、ヘッドスピードを測定できます。
このヘッドスピードは、シャフトの選び方とも密生な関係性がございます。ゴルフショップで試打すれば、店員さんが自分にベストなロフト角とシャフトを探してくれますよ。
クラブの知識が少ない初心者の方でも、店員さんがロフト角とシャフトを選んでくれたら心強いですよね。上でご紹介したロフト角の基礎情報をもとに、ぜひゴルフショップへ足を運んでみてくださいね!
6. 初心者の方でもドライバーのロフト角はこだわって購入しよう!
いかがでしたでしょうか。クラブを単品で購入していく場合は、ドライバーのロフト角を決断する必要がございます。またクラブセットを購入された初心者の方でも、ドライバーに不満のある方もいらっしゃるかと思います。
ドライバーには豊富なロフト角のラインナップがあるため、初心者の方にとって選び方が難しいですよね。一般的にドライバーのロフト角は、数字が大きくなるほど打ちやすい傾向にあります。
それゆえ、初心者の方は11度以上のロフト角で作られたクラブからチョイスするのがおすすめな選び方です。またロフト角を調整できるドライバーなら、上達に合わせてロフト角を小さくすることもできましたね。
ぜひご自分にぴったりのロフト角を購入して、ドライバーを得意クラブにしてくださいね!