ゴルフでアベレージ80台を出せるようになれば、かなりの上級者です。
このアベレージ80台を目指す上で、コースマネジメントは絶対に欠かすことのできない大事なポイントです。80台で安定しているゴルファーの方は、総じてスコアメイクのコツを習得しています。
そこで今回は、ゴルフでアベレージ80台を出すためのコースマネジメントについて詳細に解説していきます。スコアメイクのコツを実践していただくと、それだけにスコアアップに繋がる可能性もありますので、ぜひご参考にしてくださいね。
なお、90切りを目指すマネジメントは『実は難しくない!ゴルフ90切りに必要なコースマネジメントの方法を徹底解説!』で特集しています。90切りを目指して練習中のゴルファーの方は、まずはこちらをチェックしてみましょう。
目次
1. 80台のコースマネジメントでは常にパーを目指す!
ゴルフでアベレージ80台でラウンドするためには、常にパーを狙ったコースマネジメントが大切です。その一方で、パーを狙う余り大叩きしてしまうことは絶対に厳禁です。
まずはこのマネジメントについて具体的にご説明していきますので、ぜひご確認してくださいね。
1-1. ボギーオンのマネジメントではダメなのか?
一般的に80台を目指すコースマネジメントは、ボギーオンが鍵と言われています。確かに90切りを達成する上では、ボギーオンが重要なスコアメイクの鍵です。
ただし安定的に80台を出すためには、ボギーオンでは不十分な印象を受けます。ボギーオンペースでラウンドしていると、「+3」を2ホール叩いたり、「+4」以上のビッグイニングが発生した時に、80台を出すのが難しくなってしまいます。
アベレージ80台の技量があるゴルファーの方でも、いくつか不幸な条件が重なると、簡単に「+3」以上のホールは発生します。このため、アベレージ80台でラウンドするためには、「+3」を挽回するだけのパーの数を量産する必要があるのです。
そのためにも、全コースでパーを目指すコースマネジメントがゴルフ80台のスコアメイクの秘訣になります。
1-2. ボギーに切り替える臨機応変な対応もスコアメイクの鍵!
ただしアベレージ80台を目指す上で、全ホールをパーで上がる必要は全くありませんよね。パーを目指すがあまりハイリスクなショットを試みて大叩きしてしまっては、コースマネジメントができているとは言えません。
このため、状況に応じてボギーに切り替える臨機応変な対応も要求されます。
ティーショットを曲げてしまったり、顎の高いバンカーに捕まったりと、パーが難しい状況は多分にして起こり得ます。こうした状況から強引にパーを目指すと、却ってスコアが総崩れしてしまう可能性もあります。
80台のスコアメイクには「+17」もの余裕があります。このため臨機応変にボギーや、状況に応じてはダブルボギーを取るマネジメントに切り替えることも、ゴルフ80台のスコアメイクの大事なポイントになるのです。
2. パーオンを目指すための各ショットのマネジメントのコツ
アベレージで80台を出すためには、常に「パー」を狙いつつ、リスクが見込まれるときは「ボギー」狙いに切り替える柔軟なコースマネジメントが要求されます。
それでは各ショットにおいて、どのようなコースマネジメントが必要になるのでしょうか。ここでは、ティーショットからパターまでに落とし込んでスコアメイクのポイントを解説していきますので、ぜひご自分のマネジメントと比較してみてくださいね。
2-1. ティーショットのマネジメント
アベレージ80台を目指す上で、ティーショットの段階では常にパーを狙う積極性が必要です。ただし、これは必ずしもドライバーでナイスショットを打つという意味ではありません。
そのホールのヤーデージやコース幅を考慮し、パーを取るために最も有効的なゴルフクラブでティーショットをすることがスコアメイクの鍵です。
ヤーデージが長くフェアウェイ幅の広いホールでは、ドライバーで(フル)ショットするのがその結論になるかと思います。300yd程度の短いホールの場合なら、ドライバーの代わりにウッドやユーティリティ、アイアンを使用しても、十分にパーを取れますよね。
コースの状況やご自分の技量とも相談し、最もリスクなくパーを取れるゴルフクラブを選択するマネジメントが要求されます。まずはご自分のティーショットとスコアメイクのコツを比較してみてくださいね。
2-2. セカンドショットのマネジメント
アベレージ80台を目指すにあたり、セカンドショット以降は常に柔軟な対応が要求されます。
ティーショットが成功してフェアウェイをキープしている場合、パーオンを狙う絶好のチャンスです。ここでパーを拾わないと80台で安定することは難しいですので、積極的にパーを狙っていきましょう。
一方でティーショットを曲げ、深いラフや林に入れてしまう状況もありますよね。この際は、リスクを避けつつゴルフボールをフェアウェイに戻し、ボギーオンを目指す戦略に切り替えます。
この時点ではボギーオンにマネジメントを切り替えますが、まだボギーと諦めてしまうのは早すぎます。寄せワンも視野に入れて、少しでもアプローチのしやすい箇所へ、リスクなくショットすることがスコアメイクの鍵です。
くれぐれもタイガーウッズのようなインテンショナルショットに挑戦するのは避けてくださいね。
2-3. アプローチのマネジメント
パーオンを目指していても、現実的にはアプローチから寄せワンを狙う機会が多いかと思います。アベレージ80台を達成するためには、寄せワンの精度が非常に大切です。
ゴルフ80台を出すためのアプローチのコースマネジメントは「理想2打、最低3打」です。
上述した通り、80台でラウンドするためには、寄せワン狙いで問題ありません。但し、ご自分の技量と相談して、無理のない範囲でショットを選択するマネジメントが非常に重要です。
顎の高いバンカーにつかまり、ピンが手前にカットされている状況をイメージしてみてください。プロなら難なくパーを取れるシチュエーションですが、80台の方がこのバンカーショットをリスクなく制するのは少し難しいかと思います。
このような時に無理にベタピンを狙うと、最悪バンカーから出ない可能性もあります。ピンを狙いつつ、最低でもグリーンオンさせる柔軟な対応が、80台のスコアメイクの鍵となるのです。
2-4. パターのマネジメント
アベレージ80台を目指すためにも、パターは肝です。90切りを目指す段階では「基本2パットで3パットをしない」意識でパッティングするのがスコアメイクのコツです。
ゴルフ80台で安定させるためには「状況に応じて1パットを目指しつつ、絶対に3パットしない」マネジメントが要求されます。
この両者は似ているようで、明確に違います。1パットを目指すということは、本気でカップを狙うことです。このためミスパットした時に、3パットの危険性と隣り合わせになるのです。
ご自分のパッティングスキルを客観的に評価し、1パットの可能性と3パットの危険性を天秤にかけ、常に「最高1打、最低2打」の意識でパターに挑むことが大事なマネジメントになります。
「1パット狙いの3パット」が多いゴルファーの方は、ぜひご自分のマネジメントを振り返っていただければと思います。
3. 事前に叩きやすいホールを確認して80台のスコアメイクを考えよう!
アベレージ80台を目指すレベルになると、年間ラウンド数も軽く40は超えているのではないでしょうか。そこでぜひ、直近のスコアカードを見比べてみていただければと思います。
スコアカードを眺めていると、叩きやすいホールが自ずと浮かび上がってきます。この章では叩きやすいホールを踏まえた上での、スコアメイクのコツや練習方法をご紹介していきます。
3-1. パー5でスコアを崩している場合
パー5でスコアを崩しているゴルファーの方の場合、各ショットがまだ安定していない可能性があります。パー5は基本的にグリーンオンまで3回ショットする必要がありますので、ショットが安定していないとなかなかパーを取ることができません。
特にドライバーやアイアンに弱点を抱えているゴルファーの方は、そのゴルフクラブを重点的に練習することがスコアメイクのコツです。
但し、セカンドショットで長いゴルフクラブを使用してスコアを叩いている場合は、マネジメントが解決してくれます。セカンドショットは長いクラブを振り回さなくても、十分にパーやボギーを取ることは可能です。
3wや5wを使用してミスの多いゴルファーの方は、セカンドをアイアンでショットするように切り替えるのも大事なコースマネジメントですよ。
3-2. パー4でスコアを崩している場合
パー4でスコアを崩している場合、まずはドライバーとアイアンのどちらに問題があるか考える必要があります。
ティーショットでドライバーの飛距離が不足してしまうと、セカンドで長いゴルフクラブを選択する必要性が生じ、必然的にパーが狙えなくなってしまいます。この場合は、ドライバーの飛距離アップを意識した練習をされることがおすすめです。
アイアンのパーオン率が低い場合は、とにかくアイアンを練習してパーオン率を上げる必要があります。パーオン率の目安としては、「残り150ydで50%以上、100ydで100%」を目標に練習されると80台で安定します。
少し高い目標かもしれませんが、ぜひこの数値を目指して練習に取り組んでくださいね。
3-3. パー3でスコアを崩している場合
アベレージ80台を目指す上で、パー3に苦戦している方は多いのではないでしょうか。パー3はボギーこそ取りやすいですが、パーを取るのは難しいホールです。
パー3は、ティーショットでグリーンを外すと、たちまちにしてパーが難しくなります。他のホールと比較してグリーン周りのセッティングがタフなケースが多いですので、寄せワンも難しい状況が多いです。
パー3はとにかくティーショットが肝ですので、アイアンの苦手な方は積極的にアイアンを練習していただければと思います。
ただその一方で、パー3が苦手な方は、冒頭でご紹介した「ボギーに切り替える」マネジメントが功を奏する可能性が高いです。
ティーショットではパーを狙いつつ、グリーンを外したらボギー狙いに切り替えるという意識を持っていれば、スコアを崩すことなくパー3を回っていけますよね。
4. コースマネジメントを見直してアベレージ80台を目指そう!
いかがでしたでしょうか。ゴルフでアベレージ80台を目指すためのコースマネジメントやスコアメイクのコツはご確認いただけましたでしょうか。
アベレージ80台を目指すからには、常にパーを狙っていく積極性が必要です。その一方で、絶対に大叩きしない柔軟な対応も要求されます。この両者を天秤にかけて最適なショットを選択するのが「コースマネジメント」です。
上では80台で安定させるために必要なコースマネジメントについて詳細に解説していますので、ぜひスコアメイクのご参考にしていただければと思います。ゴルフ80台のスコアメイクを真似するだけでも、簡単にスコアアップを見込める可能性は高いです。
それでは、コースマネジメントを制覇して、アベレージ80台のゴルファーの仲間入りを果たしてくださいね!